【国際】ヴァノミス連邦で地盤沈下、当局は死者1600万人と発表。

（ヴォルテリア共同＝コプレレ・タハタハ）

　659年8月中旬、ヴァノミス連邦で大規模な地盤沈下が発生し、当局は1600万人が犠牲となったと発表しました。被害は広範囲に及び、ヴォルテリア条約に基づき駐屯していたレゴリス帝国軍基地や外国人向けの観光都市にも被害が及んでいます。ヴァノミス連邦は1万5000トンをエーラーン教皇国に定期輸出しており、国際経済への影響は甚大なものになる可能性があります。特に大口の契約を結んでいるレゴリス帝国・エルツ帝国は財政の不安定化などが危惧されます。連邦はエーラーン教皇国と小規模な商品の定期貿易を結んでいますが、外務府報道官は「今のところ問題はない」としました。

　タウランギレレンガ大学で地盤沈下について研究するカエラ・タァパレパレ助教授は、原因として「海上油田の残りかす」を指摘した。「油田は、地面を埋め立てた上でプラットフォームを建設します。一般的に先進国は国土面積の関係で枯渇した後はプラットフォームを撤去した後に掘削するのが一般的です。」と同氏。今回の地盤沈下は石油採掘を担当した会社と監督する当局の怠慢ではないかとも語りました。

【社会】ノホ・へレコ報道機関協会設立。

（タウランギレレンガ）

　650年10月、国際社会に報道を協力して行うノホ・へレコ報道機関協会の設立式が行われました。この組織には新聞・ラジオ・テレビとあらゆる種類の報道機関が参加しました。

　このような報道機関が設立された理由は我が国唯一の国際報道機関である国営放送国際部という国の翼賛機関として単眼的な報道しか行わないというのは我が国の本当の内情を明らかにしていないという指摘が以前より民間報道機関の中で多くありました。

　報道機関協会はノホ・へレコ共同通信を通して、政治・経済を始めとして様々なニュースを提供してまいります。宜しくお願いします。



【解説】ノホ・へレコの民間報道機関は首都を中心に全国に展開する「サウス・テレグラフ」社、新聞においてのシェア率は今一つなもののラジオ・テレビ事業で強い影響力を持つ「ノウ・ナイラ・ネイ・マテラ」社、経済専門誌を発行する「オハンガ・ナウ」社が「ヒラ・トウ」と呼ばれる巨大メディアとして国内で君臨しています。