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The Weekly Telegraph | ||
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10月 13 (火曜日) 2015 | ||
【特報】レゴリス帝国海軍顧問招致,内政顧問退任,共和国最大の損失 | 21:19 | |
【国防省、レゴリス帝国より海軍顧問招致へ=テレグラフ・ウィークリー アゼロティータ総局】 写真=共和国海軍総旗艦「アルベルティーニ」 共和国国防省は616年12月付で参謀総長ユリウス・インクヴァルト上級大将、海軍参謀長エルネスト・グラツィアーニ大将以下数名の幹部を更迭し、予備役に編入した。後任の参謀総長にはシェロジア戦役において指揮を執る予定だった陸軍参謀長ヴィルジニア・ベルリンゲル大将を据え、陸軍参謀長にはエドアルド・アランジ大将、海軍参謀長にはティサ・ラスロー中将が就任する。この更迭の背景には、他国軍との合同軍事演習において海軍艦艇が演習開始前に三隻、謎の大爆発により沈没という前代未聞の大失態を侵したことにある。海軍は死傷者多数の上、その殆どを他国軍艦艇により救助されるという醜態を見せた。アンネリーゼ・ザイツ総督は同日中にエスプガルーデ国防委員に軍組織の抜本的改革を指示、外務省には他国軍顧問の招致を検討するよう指示した。 外務省は数日後、レゴリス帝国外務省との実務者協議に入り、レゴリス帝国海軍より帝国海軍作戦副部長兼第3艦隊司令官の足柄真瑠璃上級大将を海軍顧問として招致する事で一致。足柄上級大将は第一次エルツ内戦、エデレス・フリュー内戦、第二次エルツ内戦に参戦、特にエデレス・フリュー内戦・第二次エルツ内戦では第3艦隊の指揮にあたり、名将としての盛名に事欠かない。実質レゴリス帝国海軍TOP2を軍事顧問に据えた共和国海軍の命運たるや如何なるものか。尚、この海軍顧問招致にあたり、レゴリス帝国よりミサイル駆逐艦を12隻購入する事、また海軍関係者、及びサンジュブレ海軍工廠から技術者をレゴリス帝国の海軍施設見学に派遣する事も明らかにされた。 【フランツ・フォン・ビツィンガー枢機卿退任、三十年間もの内政指導】 長らく内政顧問を務めてきたエーラーン教皇国のフランツ・フォン・ブティンガー枢機卿が617年1月に退任した。同氏はエーラーン教皇国経済界に強い影響力を持つ重鎮で、586年以来内政諮詢官(内政顧問)としてウェールリズセ共和国政界においてもその影響力は多大なものであった。歴代内閣の経済政策は殆どが同氏の発案によるものとされ、政権交代後も指導力を発揮してきたが、共和国経済が安定してきた事や、ご高齢も鑑み、616年の人事令で退任が決定していた。共和国政府はすでに同氏に共和国最高勲章たる国家功労勲章を外国人としては初めて授与した他、共和国行政委員会名誉委員職を贈呈している。 【ベルドルト・アルベルティーニ氏死去、国葬へ】 フリューゲル暦617年2月27日、ベルドルト・アルベルティーニ初代総督が逝去。享年96歳。アルベルティーニ氏は移民船団の提督に30歳の時に就任、以来航海を続け、66歳の時にフリューゲルに到達した。初代総督として目覚しい手腕を発揮し、国民からは英雄として声望のある氏であった。訃報を受け、共和国政府は国葬として厚く弔う事を決定した。戦艦アルベルティーニは主の死に、弔砲を初めて撃つこととなった。なお、諸外国からの弔問については政府は歓迎する意向。 | ||
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