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バーナマ国営通信  テークサット連合の報道機関。国営にして政府最大の敵。
1月 21 (木曜日) 2016
【政治】王族がガトーヴィチ帝国へ「脱出」 富裕層を中心に同国への流出広がる 14:36   
【623年2月25日付】



臨時首都ラーストローヘンヌの治安悪化により、ボンネー・アルマッド・ボチェイロ連合国王陛下をはじめとした王族が安全確保のためガトーヴィチ帝国に「脱出」したと臨時政府報道官が発表した。

臨時政府は連合に残り混乱収拾にあたるとしている。



【注、この記事は過去の事象についてのものです。現在王族は連合へ帰還しています。】
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【社会】一斉に混乱広がる地方 廃墟と化した首都 14:30   
【632年2月3日付】



先月30日の首都炎上をきっかけとして、これまで平穏を保ってきた地方が次々と崩壊しつつある。

スラウェクではスラウェク人民軍の後継を名乗る団体が暴動を扇動し、セーバ市、バエン市など主要都市が攻撃を受けている。北部ヤッガ伯国ペンダ市では、同じくペンヴァタック騒乱時の反乱軍を名乗る勢力が市街を荒らし、多数の死者が出ている。

「北の諸島」では農場地帯を管理する軍事都市が重武装の海賊の攻撃を受け次々と陥落している。

同様の状況は各地で報告されており、もはや国内で安全な地域は臨時政府・王宮の置かれたラーストローヘンヌ市のみといった状況である。



今月に入ってからは騒乱から逃れ亡命する人々が相次いでいる。2日、臨時政府は「祖国に帰ってくると約束するのであれば止む無し」と亡命を黙認する声明を発した。国としての責任放棄を非難する向きもあるが、もはやすべてが手遅れの状況となっている。連合防衛軍総司令部は、迅速な暴動鎮圧のために各基地の統制を停止、行動を地方師団それぞれにゆだねている。

ただ、今のところの各地の暴乱勢力らには、統一された主張がほとんど見られないという奇妙な特徴があり、事態の解決を余計に難しくしている状況だ。



首都ゾハーロバルではプーロジョン守備隊らによる治安維持が行われているが、都市機能の破壊が甚だしく、首都としての再建は極めて困難とみられている。



写真は火災と破壊によって廃墟となったゾハーロバル・ジェドラ地区
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