util

ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録

関連リンク




メインメニュー

オンライン状況

37 人のユーザが現在オンラインです。 (5 人のユーザが 各国報道機関 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 37

もっと...
Sort by Vote Ranking
2015 | 02 | 03 | 05
2014 | 05 | 06 | 07 | 09 | 10 | 11 | 12
ザイナル・エージェンシー  クシミニャール侯国の公営通信社
7月 17 (木曜日) 2014
【国内】建国10周年記念式典が開催される 式典はサプライズの嵐! 17:35   
【お詫び】ザイナル・エージェンシーの技術トラブルによって、国外への報道を長期間見合わせておりました。大変申し訳ございませんでした。

(538年12月31日、ベイオール、国内報)538年の年末、クシミニャール侯国において盛大な建国十周年記念祝典が行われた。クシミニャールは奇跡と言えるほどの急速な発展を遂げているが、それは我が国だけの力によるものではない。今回、特別に国外の立役者にも祝典にお越し頂くことが出来た。

 祝典開始時にストリーダ王国のレベッカ・エッカーマン首相が現れると、首都ベイオールのみならず中継された各都市、各市街で大きな拍手が巻き起こった。この瞬間、国内の感謝の気持ちが一つになったのである。恥ずかしながら記者である私の目にも涙が浮かんだ。

 この式典において、新都市北トラレス市がレベッカ・エッカーマン首相に由来するエッカーマン市に正式決定したことが伝えられた。エッカーマン市には既に総合研究所や、実業家によって作られたケイウンパブリックスクールなどの学術施設が多く設置されている。また、ストリーダ王国のトラーバーデン市と姉妹都市協定を締結すべきではという声が上がっているが、「もう少し、釣り合うぐらいの都市になってからでしょう」とルブト・アクシナー侍従府副長官が述べている通り、エッカーマン市の発展を待つ構えだ。

 しかしながら、祝典のサプライズはこれだけではなかった。10周年を記念し、長い歴史を誇るタヂカラオ国からの祝電、そしてかの大幹帝国の皇太子である、朴京煕殿下がいらっしゃったのである。

 エッカーマン首相のみならず、タヂカラオ国からの祝電、そして朴京煕皇太子が祝辞と国交樹立の言葉を述べられ、ザイナル人の興奮は頂点に達した。タヂカラオ国や大幹帝国はルーツを辿れば百年を超える、由緒正しい国家である。今回、発展を遂げたとはいえ、未熟さが残るために来賓の告知を行わなかったが、このような誇り高い国々の方に祝福されることは、国際社会上そうそうないことであろう。

 しかしながら、我々ザイナル人はこの祝福に浮かれるわけにはいかない。クシミニャールはまだ国際社会に貢献できているとは言い難い状況である。この先、更なる発展に邁進し、フリューゲル世界を盛り上げることに尽くしていかなくてはならない。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (1)
7月 02 (水曜日) 2014
【貿易】建材代行をしていた国が次々と休止を発表!これからの侯国のビジョンは? 01:27   
 (538年2月28日、ベイオール、ザイナル政治報)次々と建材代行を行っていた国家が休止を発表している。数年前から無期限停止を発表していた昭栄国に続き、ティユリア連合王国も代行の停止を発表した。このことにより、建材代行をする国家は事実上0となった。

 早速新設されたエッカーマン市(註:仮称です)総合研究所に向かった。研究所のカーゼル研究員は次のように分析する。「そもそも建材代行というものは、その国にとってあまりメリットの無い『サービス』です。寧ろ、侯国の発展の為に代行して頂いたことを感謝しなければなりません。」

 しかしながら、今後の侯国の発展は確実に鈍化するし、新興国の影響は計り知れないものだろう。その対策案の一つは林業とのことだ。「滅亡した日ノ本帝国の偉大なる遺産が林業です。ここ数年は林業で一定の建材確保がなされています。」カーゼル氏も林業の推進には肯定的だ。

 「ですが、これからの建材は間違いなく戦略的物資です。」ならば、この後はどのようにしていけばいいのだろうか。

 「やっぱりFENAがナンバーワン!…という考えもありますが、やはり自国に建材工場は必要になると思います。加えて、外交努力も必要でしょう。幸い、我が国は新興国としてはダントツの成長率を誇っていますし、情報分析能力は先進国に引けを取りません。我が国と友好関係にあることがメリットになると思われれば、建材輸入もあり得ない話ではないと思います。」

 成る程、建材の確保に向けて努力は欠かせないことになりそうだ。建材を自前で入手できれば成長は約束されたものになるし、後発国の支援は侯国の義務だ。国際社会での地位向上の為のキーは間違いなく建材になるだろう。



[広告]SAProXでは更なる侯国の発展の為に、建材の輸入を希望しております。建材輸出が可能な企業様がいらっしゃいましたら、お手数をおかけしますが、ご連絡の程よろしくお願いいたします。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (62)
6月 30 (月曜日) 2014
【国際】日ノ本影武者事件の真相は如何に?献酌府(外務省)に独占取材! 21:34   
 (537年12月16日、ベイオール、国内報道)政府の毅然とした態度によってこれまで、クシミニャールは様々な国際問題を克服してきた。しかしながら、一枚の旅券を巡って我が侯国もスキャンダルに巻き込まれようとしている。

 事の発端は日ノ本帝国の滅亡と、それに伴う帝室亡命である。サクラ陛下がクシミニャール侯国に訪問する予定になっていたため、クシミニャール侯国に亡命しているのではないかという噂が流れた。しかし、サクラ帝以下日ノ本帝室はレゴリス帝国に亡命していた。

 このことに対し、「友邦の帝室も保護できなかったのか」と、中立姿勢を守った与党、特に右派政党である侯国党の支持率が下がっている。党首でもあるレモン・ペレルマン首相は「シベリア共和国連邦経由で影武者を亡命させ、帝室の保護に貢献した。」と答えた。

 この唐突な発言は他国に波及した。537年12月にシベリア共和国連邦が侯国政府がパスポート偽造に加担したのではないかと主張したのだ。このことについてジェネロジーテ献酌府長官(以下献酌官)は「何故我が国が偽造したことになるのか、証拠提出を求む」と答えた。

 ザイナル・エージェンシーは献酌府にこの詳細を聞いたところ、次の回答を得た。

・(Q.経緯を教えてください)首相が日ノ本帝国政府よりホットラインで亡命の為の影武者を出すこと、その影武者は中立第三国であるシベリア共和国連邦を経由させる旨の連絡を受けたと聞いている。この時点で、首相はシベリア共和国連邦政府の承認を得た要請だと考え、承認した。また、日ノ本帝国政府の公式な連絡だと考えたようだが、そうでない可能性が有る。

・(Q.その行動は、中立国として相応しい行動なのでしょうか)首相が我々なり献酌官なりに話を通せばこのようなことにならなかったと思います。

・(Q.偽造疑惑について教えてください)まず、献酌府はこの件に関わっておりません。ですので、言うなれば我々もその偽造旅券に騙された恐れがあります。現在シベリア共和国連邦政府同様調査中です。

・(Q.シベリア共和国連邦へのアクションは何かありますか)先方からの連絡待ちです。我が国からは「本件において我が国は不正を行っておりません」とお伝えしております。

 兎にも角にも、今回の日ノ本帝国滅亡は我が国に大きな影響を与えた。諸外国は呼ばないようであるが、来年には建国十周年記念式典が行われる。なんとしても穏やかに執り行いたいのが、政府の本心であろう。



※画像は入国審査のイメージです。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (1)
6月 29 (日曜日) 2014
【政治】クシミニャール侯国のこれからの方針について(記者会見記録) 16:43   
 民主主義国家として内閣が組織されたのにあたり、記者会見が行われた。ザイナル・エージェンシーは記者会見においていくつかの質問を行いました。(一部省略)

ジョージ・ティーゲル記者(以下記者)「この度は首相ご就任おめでとうございます。さて、早速ですが今後の侯国の展望をお教えください。」

レモン・ペレルマン首相(以下首相)「建材の輸出を主産業にいたします。具体的には、人口4500~5000万人(工業:1800万人、商 業:1800万人、その他:1000万人)の先進国を目指します。建材輸出は現在限られた国家のみで行われております。そのような中で、建材輸出国家としての地位を確立し、国際社会での存在感を産み出します。」

記者「燃料輸出はどうなされますか。」

首相「今後の消費量にもよりますし、外交問題でもあります。ですが、当分はゆっくりとした成長になるので、消費量に大きな変化は無いかと思います。」

記者「この度の日ノ本帝国の攻撃や、行動を含めた南西ヴォルネスク問題へのコメントをください。」

首相「南西ヴォルネスク問題に関しては中立を保ちます。また、軍事力にものを言わせた示威行動や、外交方針には断固として認められるべきものではないかと考えています。ですから、私個人としては、『日ノ本帝国と五国協商どちらが正当であるかを抜きにして単純に外交問題解決の為には』鉱山への掘削ミサイル攻撃だけでも十分だったかと思います。」

記者「友邦でもある日ノ本帝国に対して、好意的にせよ敵意的にせよ何かしらの外交行動は行わないのですか。」

ジェネロジーテ献酌府長官(以下献酌官)「今回、日ノ本帝国の立場は複雑な状態になっています。加えて五国協商との戦争は回避しえないとの声もでておりますが、今回は中立を保ちます。五国協商の中に、我が国と外交関係のある国家があるためです。」

記者「エーラーン教皇国において自国攻撃の疑いがありますが、これに関しては如何でしょう。」

献酌官「当該国家とは外交関係を有しておりません。」

※以上で会見は終了しました。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (1)
6月 27 (金曜日) 2014
【政治】クシミニャール侯国は民主主義国家へ 首相はレモン・ペレルマン議員に決定 23:52   
 537年5月23日、遂にクシミニャール侯国は民主主義国家としての道を歩み始めた。2月に行われたストリーダ王国での助言をもとに、急速に進められた民主化は実現に至った。

 選挙権は(1)20歳以上の成人でかつ、(2)義務教育を受けた者に与えられた。被選挙権は残念ながらイッティハト協議会の認めた、国外留学経験者に限られたが順次拡大していく方針だ。警察国家時代に存在したイッティハト協議会は、この選挙を経てクシミニャール侯国統一議会(以下統一議会)に改組された。

 (2)の義務教育を大半の成人は受けていなかったため、数年前から夜間教育という形で多くの成人が選挙権を獲得してきた。南部都市トラレスに住むアヴドゥルさん(35)もその一人だ。

 アヴドゥルさんは二年間にわたって、昼は農作業、夜は勉学に励んできた。二年間の苦労が、アヴドゥルさんの手にする義務教育課程証明書に刻まれていた。「この日をずっと待ち望んでいました。」アヴドゥルさんの喜びもひとしおだ。

 投票日当日、アヴドゥルさんは朝早くに投票所に現れた。投票所職員の「貴方の名前はアヴドゥルですね?」という質問に、力強く「Yes, I am!」投票は問題なく終了した。

 投票結果は元侯爵主権派の侯国党50%、元国民主権派の国民党40%、元中立派の進歩党10%の結果に終わった。アヴドゥルさんは「これまで長く国を引っ張ってきたフェルガナ=パシャさんにお疲れと言いたい」と、結果について述べた。

【新内閣布陣】首相:レモン・ペレルマン侯国党党首、侍従府長官:フェルガナ=パシャ国民党党首、献酌府長官:ジェネロジーテ侯国党議員、内帑府長官:ヤナルダウ進歩党党首、旗手府長官:ド・ゴロワ侯国党議員、式部長官兼大膳職府長官:オズズィル国民党議員



クシミニャール侯国は食糧(200億t)、商品(50兆Va)、燃料(20億gal)のスポット輸出が可能です。国の発展の為に、不足している物品はすぐに埋めましょう!

[SAProXからの広告]
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
6月 14 (土曜日) 2014
【国際】イッティハト協議会、炭鉱転換の実施と外資導入を発表 00:54   
 2/26にイッティハト協議会はクシミニャール候国炭鉱の転換を行うことを発表した。

 発表の背景には候国の財政状況によるものと、外交政策によるものがある。現在、インフラ整備などによる支出が増大しつつあり、既存のウラン鉱山では賄えず、自国のみの新規開発も厳しい状態である。また、この外資導入によってストリーダ王国、日ノ本帝国のような連携国を探したいのも事実だ。

 フェルガナ=パシャ協議会議長は「我が国は政情が安定しており、官僚制度も整っている。今回投資して頂ける国にはハイリターンが約束されている。」と述べた。

 前回は入札にあたり、希望条件が明らかにされていなかったが、今回は以下が公開されている。

- 優先度は燃料>>鉄鋼>>銀の順である。

- 取引保証期間は短い方が好ましい。

- 取引量は少ない方が好ましい。

- 例えば燃料ならば、取引レートは1:1、もしくは侯国側好レートが好ましい。

- 初期投入資金、建材は多い方が好ましい。

- 同等ないし、多少劣った条件でも前回入札された国家を優遇する。但し、前回非入札国の提示が明らかに好条件である場合は、その限りではない。

※共同入札の中に前回入札国が含まれる場合は、今回の入札優遇対象となる。

前回入札国家:ファイアリヒ連邦共和国、ガトーヴィチ帝国、ストリーダ王国、成蘭連邦共和国、日ノ本帝国、レゴリス帝国

 イッティハト協議会は、実時間の6/15(日)の夜までに決定したい意向を示している。

name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (4)
【国内】内戦勃発?農協と開発局の「野球代理戦争」 00:10   
 統制政策のとられるクシミニャール侯国において、スポーツ観戦は数少ない娯楽の一つだ。国民はどのような基準で応援チームを決めているんだろうか。実は、どのような仕事に従事しているかによってチームが決まる。例えば野球を例に見てみよう。

 侯国南部の都市、トラレス。ここにはザイナル農業組合が作ったスタジアム、UFXトラレススタジアムが存在する。

 本拠地にする野球チームはUFXトラレスレイブンズだ。農業従事者の有志が選手をしていたこのチームも、近年の経済成長に伴い野球専業の選手――即ちプロが活躍している。

 現在5チームが所属する「ザイナルプロフェッショナルリーグ」が侯国における最も大きな野球リーグだ。その中でもレイブンズは優勝候補の一角である。記者に取材を行った6月は丁度中盤戦の季節。リーグも大盛り上がりだ。

 取材当日(6/14)の試合は、同じく優勝候補の「SAProXベイオールティターンズ」とのマッチである。当然ながら両チームのサポーターはヒートアップしていた。

 ティターンズファンのルブト協議会議員が「優勝するのは明らかだ」と発言したことは有名だが、対する熱狂的なレイブンズファンのアヴドゥルさんは「農作業で鍛えている我々に野球で戦おうなどとは10年は早いんじゃあないかな」と余裕の面持。こちらも勝ちを信じた発言をしている。

  さて、当日の試合だが前半は投手戦となり、六回から動いた。レイブンズがホームランを打つと、裏の攻撃でティターンズが二点を返して逆転した。その後七回表にレイブンズは一死満塁とするが、三振、ゴロに倒れ、裏に一点を追加したティターンズが守り切った。

 これらの試合はただのスポーツ応援ではなく、侯国内の勢力闘争を示しているとする識者もいる。有望な選手を取り合い、各スポンサーが財力をつぎ込んでいるのだ。

 個人的には試合自体を楽しみたい。もう少し仲良くしてもらいたいものだ。



 【広告】

クシミニャール侯国では、炭鉱転換による鉱山開発のパートナー国を探す予定でございます。近日中に募集詳細をご連絡させて頂きますので宜しくお願い致します。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (2)
5月 30 (金曜日) 2014
【政治】近いようで遠いクシミニャール民主化 01:05   
 順調に行くかと思われたクシミニャール民主化計画は、思わぬところで壁に当たった。憲法上の「主権」を「侯爵主権」にするのか、それとも「国民主権」にするのか。これまで議員たちは一致団結して侯国の発展に尽くしてきたが、反応は二つに分かれた。

 「そんな馬鹿な!」8月9日夕、ベイオールにある協議会控室。侯爵主権派議員はフェルガナ=パシャ議長の声明を伝えるニュースを見て驚きの声をあげた。

 「侯国の父とも言えるストリーダ王国の意向は、真の意味での民主化である。この言葉を汲み取るならば、侯爵主権などという、逡巡を思わせる国政の有り方は選択されるべきではないのだ」国民主権派を表明した議長に対し、ある国民主権派中堅議員は「そもそも君主主権では民主化とは違う。議長の主張は最もだ」と話した。

 一方、侯爵に忠誠を誓う古老議員は「フェルガナ氏の言う『ストリーダ王国の意向』とやらには付いていけない。政体というものは民族自決すべきものなのだから理解が出来ない」と語った。だが、別の侯爵主権派議員は「議長とは離れることになる訳だが、我々には議長に相対するオピニオンリーダーはいない」など不安を漏らした。

 中立派議員の一人は「他国に『喧嘩中』とアピールするわけにもいかない。せっかく経済成長しているのに、憲法論で揉めるのは宜しいことではない」と不満そう。

 ただ、平行線を辿りそうな議論に対し、冷静な受け止め方をする議員も少なくない。新進気鋭の若手であるルブト議員は「当のザイナル候が『侯爵主権』に興味を示していないとも聞く。それならば、順当に国民主権でいいのではないか」と語った。

 8月18日に、今回の争点でもあるザイナル候は久方ぶりに我々の前に姿を見せた。ベイオールの宮殿において、国民らに笑顔で手を振っていたが、報道陣が質問しようとすると旗手府警察に強く制止された。国民に主権を与えるべきか否か、その目で見定めようとしていたのだろうか。

(画像:活気にあふれるベイオール。果たして我々の成長は約束されたものなのだろうか。)
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
5月 26 (月曜日) 2014
【国際】特集:軍閥政府の下っ端でも分かる南西ヴォルネスク問題 01:01   
※イッティハト協議会内の特集記事をお知らせ致します。

(ベイオール、1月29日、協議会有志会報)協議会の議員の中で、南西ヴォルネスク問題について関心を持つ者が増えてきた。国内の問題も旗手府が処理している上、ストリーダ王国と日ノ本帝国の支援も有る。関心の高まりは即ち、我々に余裕が出てきたことの証左とも言える。

 しかしながら、今から時系列を追うには骨が折れる上、外務担当の議員以外にとっては意味不明だろう。そこで、献酌府の若手議員で、分かる限りにおいて関係を整理してみた。

 図を見てほしい。青は友好、赤は対立、緑は支援、黒はその他である。図だけでは寂しいので、特筆すべき国家について考察を加えてみた。(ヴォルネスク統一政府:統一政府、南ヴォルネスク王国:南王国、サザンベルク公国:サザン公国、ヴォルネスク首長国:首長国と略す)

・ここ最近で最も新しい動きはレゴリス帝国の首長国承認だ。首長国は突然発生した詳細不明の国家で、今のところレゴリス以外の支援については不明である。南王国とは対立するようだが、統一政府やサザン公国との関係は不明だ。

・最も多く支援を受けているのは統一政府である。燃料取引を行っているミッドガルド帝国を中心に、どうやらドクツ第三帝国、ティユリア連合王国、成蘭連邦王国によって統一政府防衛のための連帯が取られている。ファイアリヒ連邦も統一政府と燃料取引を行っているようだが、表向きには連帯していない。

・唯一のPTO所属であるドクツ第三帝国は、連帯の中で明らかに浮いた存在である。当然だが、PTO所属国であるストリーダ王国から質問を受けている。

・さて、統一政府側国家と対立しているのがエーラーン教皇国で、これは禁教措置問題とも絡んでいる。ミッドガルド帝国とは国交断絶、神聖同盟二国とも実質上の国交断絶状態にある。エーラーンと友好状態であったレゴリス帝国との関係も怪しい状態になってきた。

・従って、エーラーンに支援を受けている南王国は統一政府と対立することになる。日ノ本帝国も南王国を支援する旨の表明をしているが、首長国にも承認を行っている。

・謎の平穏を保っているのがサザン公国である。エデレス・フリュー連合が支援している国家であるが、最近エーラーン教皇国と日ノ本帝国が承認を行った。

・オセアニカ条約機構側も、「ヴォルネスク社会主義共和国の主権下に南西ヴォルネスクがある」との声明を出している。しかしながら、これは一種の野次のようなものであろう。

 という訳で、首長国・統一政府と対立する南王国は、SLCN諸国に見切られ、消滅するだろうと予測する…ところ、たった今、南王国が消滅し、SLCN諸国は公国指示に切り替えたとの情報が入った。

 南王国喪失以後、国際社会の立場上苦戦するSLCN諸国は、首長国(レゴリス帝国)と統一政府(ミッドガルド帝国他)の対立を煽って時間稼ぎを目指すのかもしれない。

 しかしながら、レゴリス帝国とミッドガルド帝国は友好国であり、SLCN諸国内部でも、エーラーンに対するエデレス・フリュー連合の不信感が高まっている。

 侯国にとって関係するところは日ノ本帝国と神聖同盟二国の動きであろう。日ノ本帝国は侯国開発における重要なパートナーであると同時に、SLCNの重要なプレイヤーである。神聖同盟二国も、ODAや建材製造でお世話になる友好関係を保ちたい国家だ。

 第三者から見て、今回の南西ヴォルネスク問題は、国家間の関係を壊すだけの案件である。当事者間での、感情的でなく建設的な話し合いが望まれる。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
Referer  (1)
5月 25 (日曜日) 2014
【国際】新興国の夜明、全世界の斜陽【1】ユダヤ民族差別論争に見る先進国家群 00:31   
 多くの希望ある新興国が活発にアクションを行う中、先進国は虎視眈々と自国の利益を貪ろうとする。複雑怪奇な国際情勢の中、ある事件が起きた。

 先進国の一つであるエルツ帝国連邦(以下エルツ)と、後発国であるアプゾルート連邦共和国(アプゾルート)間で一つの論争が巻き起こったのである。ユダヤ民族差別論争と呼ばれるものだ。クシミニャール侯国内で把握している限りにおいて、概略を説明する。

 エルツもアプゾルートも十字教国家であるが、エルツ側がアプゾルートに対し、国内ユダヤ人の名票を求めた。アプゾルート騒擾がユダヤ人の策謀であるとエルツ政府は疑ったのである。エルツ政府は、エルツ内での聖書の解釈を根拠に、アプゾルート内のユダヤ人の扱いを明確化するように求めたのに対し、アプゾルート政府はそのような必要はなく、当該指摘は民族差別的であると主張したのである。

 一時はアプゾルート側がエルツを「民族差別主義国家」と認定したのに呼応、エルツ側が「驚きを隠」せないとして、緊張状態へ移行したが、アプゾルートの認定解除と双方の歩み寄りにより、一定の解決を見せた。

 しかしながら、エルツ側は国内十字教の布教許可をアプゾルートに求めている。第三者視点からすれば、エルツ国内で苦戦するエルツ学派の拡大を、半ば国威を背景に、他国へ進めているようにも推測される。

 今回の差別論争は、単なる聖書の解釈に留まるようには思えない。即ち、先進国と後発国の上下関係が加速していることの、一種のモチーフとも取れるのだ。

 各国家のあるべき目的は、フリューゲル世界の活性化にあると記者は考えている。それならば即ち、先進国による後発国への介入や、それが助長した形である内政干渉は許されるべきではない。各国家が国家ごとに自治を行うことが、国家発展のモチベーションに繋がり、活性化に繋がるのである。

 今、一部の国家が半機能停止状態に陥っている。稼働している国家は如何程なのだろうか。稼働国家が減少すれば、高次にある国の、フリューゲル世界からの脱出も考えられる。

 先進国家群は、議題として当該論争に限らず、フリューゲル社会の活性化についてのソフトロー制定会議開催を率先すべきではないだろうか。一定の行動規範が無ければ、今回のような先進国と後発国の間におけるギャップが加速する恐れがある。

 クシミニャール侯国も後発国として、今回の事件の衝撃はあまりにも大きかった。しかしながら、論争後の行方も、同様に重大なものになるだろう。

 果たして、先進国家群はフリューゲル世界の理想について語ることが出来るのだろうか。それとも、議論を恐れてブロックに閉じこもる愚昧な国家に成り下がるのであろうか。全世界の識者がその帰結を見守っている。(ティーグル記者)



※今回の記事は連載記事です。次回(最終回)掲載をお待ち下さい。
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
1 (2) 3 » 
PopnupBlog V3 Denali created by Bluemoon inc.