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エルツ通信 エルツ帝国政府公認の新聞社。帝都内の帝国本局と辺境部の連邦支局がある | ||
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3月 09 (日曜日) 2014 | ||
【社会】連邦議事堂建設中止他 | 20:35 | |
この1月から2月初めにかけてはエルツにとって忘れられない日であることは間違いないであろう 1月中旬にはエルツ初の遊園地がたてられ1月下旬には神社がたてられた。 どちらも政府の大規模な支援のもと建造が行われたものだ。 国民たちは次々と完成していくエルツの近代的な施設に瞳を輝かせ、近代国家エルツの姿を脳内に思い描いていたことだろう。 しかしこの近代化計画最後の締めであった議事堂建設で問題が発生した。 政府内で議事堂建設に反対する一派がおり議事堂建設が中止されたのだ。 記者が聞いた情報によると反対派は建設予定地に集まっていた建材を盗み、建設続行を不可能にさせたようだ。 帝国警察がこの事件についての捜査を渋っていることからこの事件の犯人の背後にはかなり位の高い政府要人がいることは間違いないようだ。 国内ではこの事態に一部有識者より政府が独裁体制の本質を見せてきたと非難の声が上がり、都市部の学生などにその声が波紋しつつあり、都市部は大変危険な事態にある。 それほど国内で立憲政治を求めていたのか、と記者は疑問符をつけたくなるところであるが、宰相がこれまで国を取り仕切っていて、一番の大失態であり対応に失敗すれば国を転覆させる事態になるのではないかという心配をせざるを得ない。 何はともあれ、宰相の十カ年計画は失敗し、この後政府がどのような対応をするのか。それがこの後の焦点であろう。 ------------今日の標語------------ 政治とは足の引っ張り合い エルツ通信連邦支局 | ||
3月 07 (金曜日) 2014 | ||
【社会】国内の卵事件 他 | 17:47 | |
518年9月初旬に国内で発見された謎の卵らしき物体がエーラーン教皇国の教皇庁所属の祓魔師によって処理された。 国内で騒がれていたこの卵についてだが、 事の起こりは10月初旬に9月に起こった津波の災害支援でエルツに来ていたドクツの国防軍特別災害救助部隊にエルツ科学研究所職員がこの卵についての詳細の調査を依頼したことに始まる。その後ドクツからエーラーンに連絡が行き、エーラーンから祓魔師が派遣されたとのことだ。 処理の際には大規模な儀式が行われた。この『浄化の儀式』は周りから隔離された状況下で行われ、何が行われたかは確かではない。が、『浄化の儀式』後確かに卵は消え去り、代わりに食料がそこにはあったので儀式は成功したと思われる。 この卵が何かの詳しい説明は政府から行われておらず詳細は不明だが あの卵は怪獣の卵であったとの情報もあり、ともあれ早急な対処で最悪の事態を避けれたのは幸いである。 またこの件で国立科学研究所の能力の低さが浮き彫りとなりより一層の諸外国との技術交流が必要との意見が多々見られた。 記者としてはエーラーンの教皇庁にますます興味がわいた。記者の周りでも6月の式典の影響からかエーラーンの祓魔師を一目見ようと観衆が集まっており、国内でゾロアスター教の存在感がますます増していくと思われる。 【社会】ドクツから特別災害救助部隊到着 ドクツ第三帝国から特別災害救助部隊が到着した。 彼らはズヴォーレの空港に到着後すぐ津波の被害を受けた各地域へ出発した。 津波の被災後隔離されていた地域住民たちは空からやってくるドクツの救助部隊を「空の騎士」と呼び、一時は救助に来たドクツの部隊が住民のあまりの歓迎ぶりに救助活動に支障をきたすほどだったとのこと。 また道路などのインフレの復旧もすさまじい速さで行われドクツの技術力の高さを思い知らせた。 ドクツの救助部隊の活躍もあり津波の被災者は最低限に抑えられた。 が今回の被害者は5万人を超えるであろうと政府は発表している。 陛下はこの事態に対して 「ドクツ第三帝国にはまた借りを作ってしまった。この恩はいつか返したい。そして我が国もドクツのような素晴らしい救助部隊がいればこのような悲惨な被害を出すこともなく、救助組織の編成は急務である」 と語った。 --------今日の標語--------- 強国とは自国を他国で輝かせる者たちだ エルツ通信連邦支局 | ||
3月 06 (木曜日) 2014 | ||
【国際】エルツ帝国連邦建国一周年記念式典終了 | 18:13 | |
518年6月エルツ帝国連邦建国一周年記念式典が開催された。 式典には皇帝陛下直々に出席され直に国民にお声をかけられた。 諸外国からはドクツ第三帝国のレーティア・アドルフ総統閣下、エーラン教皇国のカンビュセス・スピターマ皇太子殿下、イタリン共和帝国のユリウス首相、レゴリス帝国のヴァルター・ディットリヒ総統、シェリー・ベレスフォード外相などが出席された。 以下は式典の詳細を伝える ○一日目 エルツ最大の都市スヴォーレから建国一周年記念式典は始まりズヴォーレの中央広場には出席された各国の代表がずらりと勢ぞろいした。 宰相とともに登壇した皇帝陛下が建国宣言を再宣言され 「エルツは今ここから始まる」 と言われた陛下の宣言の後には広場中の拍手がやまず、宰相が陛下に降壇を促すまで拍手の波は続いた。 来賓からの祝辞の後点火式が行われたが、周りにいた民衆の要望により『建国の火』の点火はレーフェン陛下とレーティア総統閣下の両名で点火された。 レーティア閣下はエルツ国民が予想していた強面の独裁者ではなく、可憐な女性であり国内の反ドクツ派の言うドクツ脅威論の信憑性を低下させた。 記者としては女性経験のない陛下がレーティア閣下との点火時にやけにもじもじしていたのが記憶に新しい。参列された各国の代表方も苦笑いをなされていたようで恥ずかしい限りである。 ○二日目 パレードに参加されたスピターマ皇太子殿下のもとに国内の女子約3000名が集まり一時混乱状態になったがおおむねパレードは成功した。 記者もうわさに聞いていたスピターマ殿下の容姿を直に見るとあまりの容姿端麗さに心を揺さぶられた。 各国の代表者は客品席で中央商店通りを通る様々な見世物を見てもらう予定だったがスピターマ殿下、レーティア閣下のもとに観衆が押し寄せてきたので急遽予定を変更、車両に登場されパレードに参加される運びとなった。 記者としてはユリウス首相も搭乗されてパレードに参加してもらいたかったが、あいにくユリウス首相はパレードには参加されなかったのが残念である。 ○三日目 国内中がお祭り騒ぎの状態にある中でレゴリスのディットリヒ閣下とベレスフォード外相が国内の農村に突如現れ、農村内を回っていた『建国の火』を走者から受け取り『建国の火』の列に参加された。この後ディットリヒ閣下とベレスフォード外相はこの村に泊まられたようだ。 スヴォーレでは陛下と宰相、ユリウス首相、レーティア閣下を交えて晩餐会が行われた。 晩餐会は盛大に行われ、記者の取材も認められた。 記者は偶然にもレーティア閣下への取材に成功した。 レーティア閣下は記者の質問に対して 「エルツは順調に成長しており、これからの発展を期待します。」 とのお言葉を返された。 お優しい方である。 ○四日目 国内最大のブレダ工業地帯で陛下が『建国の火』の列に加われた。 ズヴォーレでは各国の外交団と政府代表団による交流会も行われレーティア閣下のスピーチは参加観衆全員を虜にした。 レゴリスからはRRグループの技術代表団が技術交流を行い、技術後進国のエルツの科学者たちは大きなショックを受けたようだ。 イタリンからは世界三大料理のひとつイタリン料理のシェフがイタリン料理をふるまわれた。 エーラーンからはゾロアスター教についての説明が行われたが、エルツ国民に宗教はよく理解されなかったようだ。 記者としてはイタリンの有名な黒ビキニ隊を期待していたがイタリンから来たみんなのムッチリーニの記者から、ムッチリーニ特集をいただいたので各国交流様様である。 ○五日目 アルンヘムの中央通りで商店セールが行われた。 セールには100万人近い人が訪れアルンヘムは大混雑となった。 セールの中にはスピターマ殿下の姿も見られ王族の方がこんなところにおられてもいいものか少々不安となった。 ○六日目 六日目の午前『建国の火』がズヴォーレの中央広場に到着した。 11:00に広場中央の点火台へ『建国の火』が再点火された。 再点火を行われたのはスピターマ殿下とユリウス首相のお二人。 一周年記念式典の締めくくりに陛下が式典の閉式の辞を執り行う直前 宰相が登壇され、中央広場の大スクリーンに『新首都エルステルダム』の文字が表示され、宰相の口より首都エルステルダム建設が宣言された。 その後皆の惜しむ声を聴きながら陛下により式典の閉式が宣言され式典は終幕した。 追記 エルステルダムは7月中には完成した。 帝国政府内の有力筋によると式典開催前に政府閣僚と各国代表団は夕食会を行っており、その夕食会で有意義な成果を得たと言っている。 式典にここまで各国代表団が参加しているのは帝国政府の帝国が国際的に認可されるという目標ために各国の代表へ帝国を覚えさせるための作戦であったと記者は考える。 式典は大成功し、政府の指示は大幅に上昇し、陛下を支持する声もますます強まった。 -------今日の標語--------- 国家元首とは美男美女である エルツ通信連邦支局 | ||
3月 05 (水曜日) 2014 | ||
【社会】エルツ帝国建国一周年記念式典開催決定 | 14:19 | |
518年6月23日 エルツ帝国建国一周年を記念する式典が開催されることが決定したと帝国政府から発表があった。 式典は一週間続き各国からの代表を集めて盛大に祝いようだ 1日目にはエルツ帝国連邦建国一周年式典を中央広場にて 1日目の式典中に『建国の火』が着火される 2日目は国内最大のエルツ通りで大規模パレードが行われる そのパレード中に『建国の火』が点火台から離れ国中を回ることになる 4日目から陛下自ら『建国の火』の列に入られ6日目にまた中央広場へお戻りになさる 6日目にはエルツのこれからを語る皇帝による大規模講演会 中央広場の収容人数には限界があり整理のため現在入場チケットを販売中 ただしチケットには限りがあるのでお早目の購入を すでに帝国と国交を結んでいる各国へは招待状が届いており帝国政府は各国からの返事を待っている状態である。 国内でもすでに外国からの観光客などを期待した声が高まっており、商店などでも建国一周年セールなどの情報が飛び交っている。この影響で建国から長く続いていた国内の経済の低成長が一変し一気に高成長と変わった。 この式典は各先進国家からの帝国の国家としての承認と国内経済の回復というエルツ帝国の抱えている二つの問題を解決するための重大なキーであり、帝国政府は一段と力を入れているようだ。 建国一周年記念式典はエルツ帝国連邦建国以来の一大事業であるのでこの式典の成功の可否でこれからの帝国の行く末が決まりそうである エルツ通信帝国本局 | ||
3月 02 (日曜日) 2014 | ||
祝 ドクツ第三帝国との協定締結 | 08:29 | |
517年10月○日 帝国政府がドクツ第三帝国(以下第三帝国)との貿易、開発協定に署名したことを発表した。 第三帝国は協定履行前から我が国の惨状を確認し、支援を行うことが決定されており、条約締結前から膨大な支援物資が帝国内に運ばれていた。 エルツ帝国は現在強国となるために大規模な事業を行っており、それに伴う食糧の大規模消費に国内でも不安が高まっていたところ。 国内の大規模工場では食糧危機に際していくつかの稼働停止処分となり、国民から不満が漏れだしそうなところだった。 この第三帝国からの援助で食料の心配がいらなくなった帝国内の各工場はこれで大幅稼働の再開が可能となる。 これで帝国ではまた重工業化、商業国家となるための開発が再開される見通し 西部の資本家では 「これでエルツ帝国はさらに躍進する」 「工業なくして国家は成り立たない。これ(この条約の締結)は当たり前のこと」 等の賛成する声が多数である。 しかし東部の農民たちは生活が不安定になるのではと根拠のない不満を募らせている ◆エルツ帝国連邦とドクツ第三帝国との間の鉄鉱山開発投資及び鉄鋼貿易に関する協定 第三帝国と帝国政府の間で進められた開発及び貿易協定 国内ではその魅力的な内容に、帝国の更なる発展を期待し、条約の早期締結をもとめる声が高まっていた。 9月初旬からエルツの代表外交団は第三帝国の帝都ヴェルリンを訪れ協定の交渉を行っていた 代表団の一人は 「このヴェルリンという都市は、芸術性にあふれ、とても素晴らしい都市だ。我が国もこのような都市が作れるように努力していかなければならない。我が国はこの協定のおかげで、大規模な事業が行えるようになった。これから国内では更なる発展のために様々な困難があるかもしれないが、それを乗り越えれば素晴らしい未来が待ち受けることになるだろう」 と語った。その瞳はまるで少年のように輝いており、帝国のこれからの、ますますの発展を期待させるものだった。 エルツ通信帝国本局 | ||
ドクツ第三帝国と貿易協定締結 | 08:14 | |
517年10月○日 帝国政府がドクツ第三帝国(以下ドクツ)との貿易協定の大幅合意に至ったとの発表を行った。 発表以前からドクツからの支援はすでに届いており、両国政府は早い段階で合意に至ったのではと推測されている。 エルツ連邦とドクツとの貿易協定はエルツへの膨大な援助と引き換えにドクツとの貿易をしようというもの。 エルツ連邦は慢性的な食糧不足であり、食料の消滅を危惧した一部資本家の後押しもあり政府は早期の協定締結に踏み切った。 一方で国内では政府の無計画な拡大思想がこのような食糧危機を呼びドクツとの協定締結を急がせたのではとの懸念が広がっている。このような政府の強引なやり方に連邦内の諸国家では不安の声が多数聞こえている。 東部の農家では「このように安い農作物が入っては売れない」など悲観する声が多数である。 ◆エルツ帝国連邦とドクツ第三帝国との間の鉄鉱山開発投資及び鉄鋼貿易に関する協定 ドクツ主導で進められた開発及び貿易協定 国内ではその強引すぎる手腕で政府に対する反感が高まっていた。 9月初旬からエルツの代表外交団はドクツの首都ヴェルリンに行き協定の交渉を行っていた。 代表団の一人は 「我が国はこの協定のおかげでこれから更なる困難が待ち受けることになるだろう」 と語った。 ----------今日の標語------------- 非暴力 非服従 反独裁政府 エルツ通信連邦支局 | ||
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