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アルビオンタイムズ アルビオン最大の報道機関 | ||
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3月 30 (木曜日) 2017 | ||
【政治】首都陥落 | 07:34 | |
705年11月1日 5年前から続いた内戦はついに王都ペンドラゴン陥落で終結した。 メアリー三世女王による降伏宣言がラジオで放送されると首都防衛にあたっていた王党軍10万は直ちに降伏し、首都全域はすぐさま革命軍による統治が実行された。 女王は降伏と同時に退位を宣言し、王位をヴァノミス国に輿入れしたクローディア大公殿下に譲渡する旨を発表した。 | ||
2月 17 (金曜日) 2017 | ||
【週刊サーズデー】699年3月22日 カルタ首相就任 他 | 23:36 | |
【政治】 15日、王国第一主義を掲げて総選挙で大勝した保守党のマグナ・カルタ党首が王国議会首班指名選挙で王国政府首相となった。 20年ぶりに開会された議会では女王親政によって歪んだ経済体系の見直しと硬直した官僚機構の再編が議論された。 カルタ内閣は公約通り以下の内閣令を実施した。 ・在留外国人の審査の厳格化 ・外国人入国(特に移民)制限の強化 ・「レゴリス帝国」の国家承認取り消しと民主共和国を唯一の正統レゴリス政府に認定 ・名誉アルビオン民族を除く外国人への法的保護の除外 その他女王親政時代の諸政策の見直しなどを検討しているとのこと。 【政治】首相、就任式 20日、カルタ首相は女王陛下への宣誓と王国臣民への就任演説を行い、正式に首相となった。 就任式には100万人の聴衆が訪れ、ペンドラゴン市内は交通規制が入った。 以下演説全文 「我が国開闢以来、これほどまでに輝かしい歴史を歩みだしたことはありません。今落ち目にあると言われている我が国は今偉大なる歴史への第一歩を踏み出したわけであります。私は皆さんに約束をします。再び偉大なアルビオンを作ります(Make Albion Great Again)。そのためには臣民の皆様には多少の傷みを伴っていただかねばなりません。かつてアルトリウス1世は、国家の繁栄にとっては個人の幸福など些細なことと発言しました。私は言葉足らずだったとしながらもこの発言を支持するものであります。皆さんは国家の繁栄こそ個人の繁栄だということは周知のとおりであると思います。私は皆さんの期待通りの働きをしたいと思う所存であります。ところが我が国の繁栄を快く思わない不届きな輩が世界には数多おります。とくにいわゆる『レゴリス帝国』なる武装集団は我が国に対する侮辱的発言が目立つ外交的儀礼も弁えない野蛮極まりない部族であります。このような野蛮な部族の「文明化」を主張する人士も若干見受けられますが、文明化とは人類にのみ認められた特権であり、腕力だけが取り柄、知能が低く脳の容量が小さいヒトモドキのフェノゴ人(レゴリス人)は人類の、とくに一等民族である我が民族の統制下に置くのが最善であると信じます。王国臣民の皆さん!偉大なる我が国への絶対的忠誠を誓いましょう!All Heil Albion!」 | ||
10月 25 (火曜日) 2016 | ||
680年4月1日 | 22:10 | |
【国際】石動第三帝国において大規模暴動 679年12月1日午後1時ごろ、石動第三帝国首都・山岡府において食糧不足をもとにした大規模暴動が発生。 以前より同国では市民への食糧供給が滞っており、連日デモや反政府系集会などが各地で開催されていた。 今回の暴動は国内における食料が完全に底をつき、市民に餓死者が出始めたことに対する抗議集会がきっかけであった。 抗議集会の内容が徐々に将軍家批判になったことで治安当局が集会の中止を命令したことに市民が反発。警備にあたっていた警察官を含む当局側の人間と衝突したことで当局側が市民の一人を公務執行妨害で逮捕したことで騒動は拡大した。 市民グループ内で軍隊には飯があるといううわさが飛び交ったことで軍の施設が主に襲撃され、防衛基地及びミサイル基地に市民が多数乱入した。騒動の中で軍事施設は炎上し、関係者ら13人が重軽傷、5人が死亡するという大惨事になった。(写真) 事態を聞きつけた連盟王国を含む各国の大使館は、市民に炊き出しを行いつつ、本国に食糧支援を要請し、翌2日早朝、連盟王国政府は航空便において当面の食糧をピストン輸送した。 現地では現在争乱は収まってはいるものの、その傷跡は思った以上に深くなると思われる。 (山岡府支局 ジョージ・アイアンサイド) 【国内】ペンドラゴン市長選挙、保守派のロドニー・ペレス氏が当選 3月18日に行われたペンドラゴン市長選挙は保守派のロドニー・ぺレス元宮廷省大膳長官が現職のロバート・アインツ氏を3倍の得票差で破り当選を果たした。 ペレス氏はペンドラゴン市出身のチャキチャキのペンドラゴンっ子を自称しており、地元出身を生かし市民の圧倒的支持を得て当選した。 宮廷省時代から政治関連の本をいくつも出版しており、保守派の論客として言論界でも一定の地位を築いていた。 --記者会見の様子-- ペレス「え~、今回当選したのはまさしく市民のみなさまに私の政策と理念が受け入れられたということ、ということでしょう。皆様の信託にこたえ、よりよい姿勢を目指してまいります。」 -市長として実行したい政策は ペレス「まずは市民人頭税撤廃です。伝統とは言えこれほど不平等な税制はない。直ちに廃止されるべきでしょう。それと公約に掲げておりましたが近郊農業で商品作物をつくり、重税から解放された自主財政を目指していきたいと思っております。」 -大膳長官時代にいろいろ本を出し物議をかもしたこともあったが ペレス「私の本が間違っていたという認識はありません。この場でも何度でも言いますがヴェールヌイとかウェールズリゼなんてのは三等国ですよ。これを見てください。我が国に対する誹謗中傷本。いわゆる「ヘイトスピーチ」っていうんですか?こんな馬鹿本をありがたがって読んでるんですよ連中は。政治的な成熟度においては我が国が45歳くらいならやつらはせいぜい3歳児です。」 -市長として節度ある発言をという声も ペレス「節度って?私はいつでも節度を持って発言してますよ。私の発言を節度がないなどぬかす連中こそ節度がないんじゃないんですかね(笑)ところで声ってのは誰の声なんですかね。あなた方マスコミの声?市民の声じゃないでしょそれは。」 | ||
10月 15 (土曜日) 2016 | ||
678年 7月13日朝刊 | 22:05 | |
【論評】サン・ピエル共和国との貿易協定成立について 今月1日に、政府はサン・ピエル共和国との間に新貿易協定の締結が合意されたことを発表した。 この貿易協定は暫定的に行われてきた定期取引の正式な取り決めとなり、また、正式に協議において一方の締約国の通告により交易が廃止できる旨を盛り込んだ。しかるに、対等な取引とは、一方的に契約を打ち切ることができることによって成立するものであり、武力によって脅迫する取引は無論台頭とは言い難く、また、「両国の同意が必要とする」など取引中止の条件が厳しく設定されるものもまた対等ではない。 その点においてソサエティ声明で言及されている「不当な搾取」には名実ともに一切当たらなくなったことは明白である。 ところで昨今「先進国」により盛んに貿易協定が締結されているが、その内容を見ると詐欺的なものであることがよくわかる。両国による同意などというが、もし取引中止が提案されたら速やかに同意するのだろうか。フリューの状況を見れば「需要側」はあらゆる手を使ってでも取引中断を妨害しようとするだろう。資源国各位はこのような詐欺師と絶対に手を結んではならない。そしてヴァノミスが締結しているヴォルデリア条約はヴァノミス側に一切の決定権がない不平等条約であるのだからこれは早急に破棄されるべきである。 これらの行為を行っているのがかのソサエティ諸国だというのだからまったくご都合主義にもほどがあるというものだ。見識ある諸国はこれらの諸国を見倣ってはならないことを強く主張したい。 アルビオンタイムズ主筆 マックス・フレーバー 【国際】ウェールズリゼ議が問題発言 ウェールズリゼ連邦共和国下院にて「言葉で言ってもわからない連中には躾が要る。ペットと同じだ」という発言が議員からなされたことに波紋が広がっている。 動物愛護団体「TIGER & BUNNY」代表バーナビー・ブルックス氏は「ウェールズリゼでは動物虐待を是としているということだろうか。断固抗議する。」という声明を出し同国議会あてに抗議文を送付した。 貴族院王城派代表ハルモニア伯ジョージ・パールトン卿は「人間を動物扱いするなどという奴隷制是認思想と同類の野蛮な発言がいやしくも『民主主義』を名乗る連中から出るとは驚きだ。やはり『民主主義』は人間の品性を著しく貶める。品性の塊である我が国には到底理解できない。」と記者の質問に発言し、昨年の庶民院無期停会の正当性を改めて主張した。 | ||
10月 12 (水曜日) 2016 | ||
678年 2月1日 朝刊 | 21:35 | |
【国際】サンピエル問題に関する政府声明 外務尚書グレン・ダウアー子爵は1月11日正午、サン・ピエル共和国に対する問題に関して記者会見中に言及し以下の声明を公表した。 ---- 連盟王国外務省は674年6月1日に公表されたFuCoSTO防衛委員長の声明を全面的に支持する旨を以て謝罪声明に代えることを表明する。ただし、あくまで行動選択が誤っていたのであって、穏健な手続きを踏んでいれば、摩擦は一切起きなかっであろうことは言うまでもないことである。以後平和的な行動に腐心すべく鋭意努力することを表明する。また、この声明は3年前に公表された第7回ソサエティ声明とは一切関係なく我が国の良心に基づいてサン・ピエル共和国政府に対して発せられるものであることも加えて表明する。 ---- 【政治】庶民院を無期限解散 677年12月31日、貴族院は午前中の単独会議において、庶民院の解散と総選挙の無期限延期を女王陛下に上奏することを決議し正午に女王陛下が庶民院の無期限停会を宣言した。 貴族院決議の内容は以下の通り ---- 本邦において庶民院の役割は、もはや民意を表現するために全く不要となった。臣民は皆進んで女王陛下に跪き、それを費用をかけて宣伝するかのごとき行為はもはや無用の長物となったのである。 さらに庶民院議員は、その特権を利用して制度を悪用し私腹を肥やし、下らぬ論語に時間を費やし太と思えば、女王陛下に対する美辞麗句をこねくりまわし、王国の発展に何ら寄与しようとしない輩であふれかえっている。このような輩が跋扈することはまさしく衆愚政治が偉大なる王国の一角に存在することであり、断じて許すことはできない。神聖なる社稷を守るべく、ご聖慮を賜りたく、以上の事案を奏する。 677年12月31日 第1145141919810号 貴族院非常決議 ---- 【国際】石亜首脳会談開催 677年12月19日、石動第三帝国大御所(同国の最高実力者)である足利滿子殿下がペンドラゴンを訪れ、13時からキャメロット王宮にて女王陛下と3時間半に及ぶ会談を行った。会談は終始和やかなムードで進み、両国の連携の強化が確認、合意された。 夕方の議会両院臨時集会で上下院議員2000名が貴族院議場にて大御所殿下の演説に耳を傾けた。 殿下の力強い演説に、議員たちが涙する場面もあり、ある議員は「歴史に残る名演説だ」と絶賛した。 議会演説後は歓迎の宮中晩餐会が開かれ、王配殿下をはじめ貴族諸侯、政財界の重鎮たちなどと歓談を楽しまれた。 2日目は各地の産業施設の視察を為され、同国に輸出される製品の生産に強く興味を示された。 3日目にはキャメロット宮にて女王陛下に貴国の挨拶をされ黒ワイン最高級銘柄「ラザール・ド・ソワレ」が大御所殿下に贈呈された。 --王国議会における大御所殿下演説全文-- 親愛なる我が同盟国アルビオン連盟王国に於いて、日々重大なる国政に関する議論を重ねておられる、崇高な責務を持つ王国議会貴族院・庶民院議員の皆様、初めまして。石動第三帝国大御所、法名道満、足利滿子で御座います。本日はメアリー3世陛下の特別の御計らいによって、この様な場をご用意いただいたこと、厚く御礼申し上げます。 さて、ご存じの通り、我が石動と大亜帝国は、スコッチランド時代からの長きにわたり、その友好関係を同盟関係へと昇華させていき、今や大亜帝国は石動にとりて欠くことのできない全天候型同盟国家と相成りました。両国がかように稀代の蜜月関係を構築することができたのは、偏に両国の気風と志が類似していたことに縁があったのでございましょう。この前武衛は本日の陛下との会談で、このことをより一層深く確信いたしました。 その気風とは、拙速な行動で国際社会における平和を著しく乱すようなことのない、遵法を旨とし理に適った行動を厳とする、平和を希求する国家としてのあるべき外交方針であり、その志とは、意に沿わない国家・勢力を武力で屈服させるような覇道の集団を退け、真に平和的手段を以てフリューゲルに於ける国際機関の設立と、これによる恒久的な平和の設立と言う長大な目標でございます。 勿論、この二者は容易に成し得るものではございません。特に昨今は、我ら石亜、そして我らの所属するFuCoSTOの前に、暗雲がたちこめている現状です。ご存じの通り我ら石亜二国は、国際社会から何ら信任を得ていない列強クラブの横暴な主張により、彼らから集団国交断絶という野蛮なる外交的敵対行動を被り、更には彼らから事実上の武力的恫喝と受け止める事のできる脅迫を受けるに至りました。これは言うまでもなく我々の安全保障を脅かす脅威であり、更にはこれが国家群と国家群の戦いに発展する危険性を孕む、フリューゲル全体にとっての危機とも言える状況で御座います。ここに於いて、我らはこの脅威に立ち向かうためにも、FuCoSTO加盟国と連携してより一層、相互防衛能力の強化を図り、これが為域内経済の強い結束力を活かして、防衛能力の向上と加盟国の持続可能な発展を両立させなければなりません。これは決して容易なことではありません。しかし、石亜二国の力強い経済力と、FuCoSTO加盟国四国の強い結束を以てすれば、決して不可能なことでは無いと、私は信じております。一部国家の集まりが、自分たちに都合のいいように世界を作り替え支配するという、あってはならない未来は、私たちのすぐ足元にまで迫りよっています。我々はその様な絶望的な未来を拒絶し、フリューゲルに真の平和を齎すためにも、倒れることなく邁進していかなければなりません。幸い、彼らの経済封鎖もむなしく、我ら石亜二国は順調に経済を回しております。これも偏に、かつて彼らがブロック経済と罵った、FuCoSTOの強固な域内経済圏の恩寵と言えましょう。 我々石亜二国は、FuCoSTOの中核を成す存在として、FuCoSTO加盟国の発展を約束し、国際社会の安寧に貢献する義務がございます。喩え我々を一方的に敵視してきた国家群がそうした理想とは真逆の行動を取ったとしても、我々のこの崇高な責務が揺るぐ事は無いのです。親愛なる大亜帝国王国議会議員の皆さん!前武衛は大亜帝国の国政を司る崇高な責務を持つ皆様が、大亜帝国の王侯貴族と臣民の代表者たる皆様が、これからも我らの理想と責務の為にご尽力いただけますことを、切に願うものでございます。 ---- | ||
10月 06 (木曜日) 2016 | ||
677年1月31日 朝刊 | 19:53 | |
【国際】フリュー経済危機、「先進国」で枯渇する資源 昨年末からフリュー帝国において深刻な経済危機が迫っていることが予測されていたが、ついに同国政府は財政破綻を迎えた。 同国の情報筋によると財政の破綻により同国では公務員への給料遅配、インフラも整備されず、大都市の道路ですら傷んだ舗装のひび割れが修繕されずに地肌がむき出しになりつつあるという。 国債格付け会社「ザ・ワールド」は同国国債ランクをAからBBBへと三段階格下げした。 同国は「レゴリスの工場」と呼ばれるほど同国の経済に依存していると言われており、収入のほとんどを商品輸出による貿易収入に頼っていた。それが673年ごろから突如として商品輸出を停止しており、同国の肥大化したインフラを維持する資金が突如途絶えた。 これに関してペンドラゴン大学マイケル・ジョーク名誉教授(スポーツ医学部)は 「これはセビーリャの無計画な肥大化政策と非常によく酷似しており、将来の展望のない無計画な拡大政策がいかに民衆を苦しめるのかをよく示すものとして歴史に名を残すだろう。 同じくレゴリス帝国においても昨年末から燃料が枯渇しつつあるが、やはり同じことが言えるのではないだろうか。 いきすぎた人口爆発によってもはや国家を維持する方法がより弱い国家からの収奪の外になくなればいずれそれは破綻し凄惨な戦争に発展することになるだろう。 これからの時代はやはり抑制の時代ではないか。産めよ増やせよといったふうに、より人口が多いほうが豊かな国という考えは正直古い。まるで中世のようだ。そのような野蛮な考えに則ってはならない。文明国たるものやはり理性を重視し、全世界の利益を考えていくべきなのではないだろうか。それとなんで私に毎回聞きに来るのか。私の専門はスポーツ医学だからね。」とコメントしている。 【国際】クローディア殿下、ヴァノミスへ 1月20日、クローディア王女殿下は結婚式の為ヴァノミス国へと旅立った。 同日早朝からアルトリウス空港には多くの市民が押し寄せていた。 ヴァノミス政府からは世界各国から戴冠式及び結婚式の招待状が発送され、世界中から多くの国が参列することが表明されている。しかし、一部の国は「国際関係を考慮し」これに参加しないことを明確に表明しており、世界中から多くの批判が寄せられている。 宮廷省幹部は「我が国は先の経済制裁以降もレゴリス帝国総統閣下の訃報などに弔辞を寄せるなど一定の儀礼は維持してきた。しかし一部の国家にはそれが理解できないようだ。非常に遺憾である。」とコメントしつつも「しかしこれによって我が国がそれと同程度の品格に落ちることはない」という姿勢を示した。 | ||
10月 04 (火曜日) 2016 | ||
676年10月1日 朝刊 | 23:05 | |
【国際】ヨーク大公クローディア王女殿下、ヴァノミス国王子と婚約 宮廷省は9月30日夕刻の記者会見で女王陛下の実妹にしてヨーク大公クローディア王女殿下を近日中にヴァノミス国王の王孫であられるアブラハム王子殿下(19)の元へ輿入れする旨を発表した。 クローディア殿下は現時点で王位継承順位第一位であり、現行法では実子の無い女王陛下が何らかの形で退位することになった場合、自動的にクローディア殿下が王位を継承することになっている。またその場合、その子息がヴァノミス及びアルビオンの両王位の継承権を保持することになるため、この婚約によりクローディア殿下が王位継承権を維持し続けるのかは現在も政府内で論議がなされている。 アブラハム王子殿下はヴァノミス国次期国王マテウス殿下の第一王子であり、近日中に同国王位継承権最上位となる。 【政治】摂政リチャード殿下辞職 摂政ハイランド公リチャード殿下が29日正午、辞任を発表した。 辞任の理由は明らかではないが、大貴族であるソールズベリー侯らとの軋轢が原因とみられる。 これにより女王陛下が親政を行うこととなるが、実質的には大貴族による集団指導体制に移行するものとみられている。 【社会】石動第三帝国より先王アルトリウス陛下への弔辞を公表 アルトリウス先王陛下の葬儀において石動第三帝国より寄せられた弔辞を全文掲載する。 ----- [石動第三帝国皇帝陛下] 此の度大亜帝国女王陛下悲しくも崩るは普土の太陰にして万邦の悲哀なり。殊に女王陛下崩ります時、暗雲天を覆い、鯨波地を揺るがす。万国の諸侯良民・牛馬畜生・山川草木偏に是を嘆かぬは莫し。万国の君主宰相・文武百官・聖人君子偏に是に能うるは莫し。朕当に斯くの如き名君女傑の古例を挙ぐる事能わず、斯くの如き名君女傑の崩御に立つる能わず。抑々女王陛下は蘇朝王家の正嫡にして、民の為に起てる君の鑑なり。蘇同盟凋落の折、干戈を用いず其の大政の奉還されたる様は、王道楽土の規範にして、君臣豊楽ここに成りたり。女王陛下蘇朝の民草を率い、産業を興し国土を潤す。今大亜帝国海内は真金打つ白煙絶えるを知らず、品を求む諸国の大船途切れるを知らず。良民の成果は市邑に溢れ、精緻なる技巧は今や普土に二つと無し。斯かる万年王国の栄華を齎せしは、実に女王陛下の君臨されたる事による偉大なる威光の成すものにして、朕実に普土が大人を失したる事を悔やむ。嗚呼、悲しいかな。 ----- [石動第三帝国大御所足利滿子殿下] このほど、我が盟邦アルビオン連盟王国のアルトリウス女王陛下御崩御の急報を受け、この前武衛足利滿子は、深くその無念と悔恨の思いに首を垂れると共に、前武衛として深く哀悼の意を表する所存です。女王陛下はその徳と慈愛と大義を以て、一滴の血も流すことなく大政奉還を成し遂げ、スコッチランド王家の再興を成されました。これはまさに我ら石動人の美徳とする王道楽土の理想と道義の精神に適った偉業であり、女王陛下の十善たる証左と言えるものでした。女王陛下はスコッチランド時代からの我が国との同盟関係を継承してくださり、国際社会に於けるアルビオンの友人として、我が国を選んでくださいました。これは実に喜ばしい事であり、まさにこの瞬間から我ら石亜二国の新たなる同盟関係が始まったと言えます。そして遂に我ら石亜二国は、一部の強国が結束し国際情勢を専横しようとする暗雲うずまくフリューゲルに於いて、その生存圏と安全保障の確立を求める国家の為に、大明・ラシニアの諸友邦と協力し、FuCoSTOを結成いたしました。我々FuCoSTOにはまだまだ多くの課題が残されています。しかし我々には、国際社会から何ら信任を得ていない一部の列強クラブが、その国力に任せて国際社会を自らの庭の如く差配しようとする危険極まりない状況に対して、国際社会の一員として断固として否を突きつける義務がございます。この度志を同じくして我らと共にFuCoSTOの旗揚げを果たした女王陛下が御崩御された事は、まことに悲痛な事でございます。しかし我々は、女王陛下の遺訓を顕彰せんがためにも、そして国際社会に於いて一部列強の横暴に抵抗するためにも、より一層、FuCoSTOとしての理想と責務を再認識し、その理想を実現せんがために求められるあらゆる努力を惜しまぬ事でしょう。最後に、石動第三帝国大御所として、心よりアルトリウス女王陛下のご冥福をお祈り申し上げます。 | ||
9月 26 (月曜日) 2016 | ||
675年6月11日 朝刊 | 23:56 | |
【社会】女王陛下の成婚式挙行さる! 6月10日、女王陛下の御成婚の儀が厳かに行われた。 女王陛下は玉座にて王配となるフランシス殿下に王配の印章である金十字ブローチを授与、一連の儀式の末、新たな王配が誕生した。 儀式の後、宮殿のバルコニーから臣民に姿を見せたお二方はにこやかに手を振って歓声に応えられた。 (画像は後日アップロードします) 【投稿】女王陛下に諫言申し上げる 畏れ多くも此度の御成婚に関しては臣民一同女王陛下には格別の祝言を述べさせていただきたく思う。 しかし、陛下のお相手たるハイランド公家は栄光ある連盟王国の外交実績に傷をつけ、かつ先王アルトリウス陛下の墓参りも未だ行わないなど実に国家にたいする忠誠心が薄いのではないかという疑念を持たざるを得ない。 今回結婚相手を自らお定めになられたとのことだが、本来であれば我々門閥貴族の男子もしくは外交をより有利に進めるべく諸国の王侯貴族から迎えるのが筋というもの。 私情で国政にかかわる一大事を急に進めては、政治に要らぬ混乱をもたらすものではないのかと臣下一同心配の極みである。 我々臣下一同は女王陛下を心からお慕い申し上げ、かつ絶大なる信頼を寄せている。 であればこそ、我々は女王陛下に対して諫言申し上げるが、王冠の威光は王一人のものに非ず。 その威厳は玉座に輝いてこそ価値があるものとご自覚されたい。 タンカベリー大主教ベルナドット | ||
9月 20 (火曜日) 2016 | ||
674年6月1日 朝刊 | 23:33 | |
【政治】アン摂政殿下解任 外交問題の責任を負い、女王陛下はアン摂政殿下の任を解き、無期限の謹慎を命じた。 謹慎先のスコッチランドでアン殿下はハイランド公爵家当主の座を長男リチャード卿(20)に譲り隠居することを表明した。 定例記者会見で女王陛下は親政の可能性について否定し、新たな摂政としてリチャード卿を任命する旨を検討しているとご発言なされた。 【王室】女王陛下御婚約を発表 女王陛下は定例記者会見でご自身の御婚約を発表された。 お相手はハイランド公爵家の三男フランシス卿(16)。 フランシス卿は陛下と幼馴染とのこと。 一部ではハイランド公爵家との関係維持のための政略結婚とも言われている。 【国際】サン・ピエル問題に関する声明 FuCoSTO防衛委員長をつとめるジョン・パルダー氏は以下の声明をFuCoSTO会館にて発表した。 私ジョン・パルダーはサン・ピエル共和国に対し、加盟国である石亜両国が同国を強圧的に体制変換を迫ったことに関して深く陳謝するとともに、今後このような事態が起こらないことを切に願うものである。 また、同国に対して適正な価格によらずその力関係によって不適正な取引を強要したこと、国家元首引き渡し要求など、あってはならないことがあったことを認めここに陳謝するものである。 しかしながら同国が今回の件において大きく成長し、国際社会における儀礼などを身につけたことは大きな前進だということはあまねく国際社会に認知されることを希望する。 武力や国力差による恫喝、これは決してあってはならぬことであり、いかなる理由においても否定されるべきことである。一部の国からそのようなことが指摘されたことは至極全うなことであることは言うまでもない。これらの原則は全ての国が遵守することであって、われらがこれに関して総括したように、過去にさかのぼって総括することこそが平和にとって最も重要なことだと認識している。 いかなる理由があろうとも平和に勝るものはない、それは人類普遍の心理であり、今後も守られるべきことだと自覚し、すべての国家に平和についてもう一度強く認識し、実に将来にわたって戦争の種をまくことのないように努力していく所存である。 ジョン・パルダー 【国際】ノームラー・ギーン外務省渉外局長会見 ですから、……諸国のご指摘を真摯に受け止めて、人道的支援という大きな、ク、カテゴリーに比べたらア、貿易収支、ボォッエッキシューシの、報告ノォォー、ウェエ、折り合いをつけるっていうー、ことで、もう一生懸命ほんとに、少子化問題、失業者ッハアアアァアーー!! 失業者問題はー! 我が国のみウワッハッハーーン!! 我が国のッハアーーーー! 我が国ノミナラズ! サン・ピエールも含めた、世界中の問題じゃないですか!! そういう問題ッヒョオッホーーー!! 解決ジダイガダメニ! 俺ハネェ! ブフッフンハアァア!! 誰がね゛え! 誰が誰に要請ジデモ゛オンナジヤ、オンナジヤ思っでえ! ウーハッフッハーン!! ッウーン! ずっと要請してきたんですわ! せやけど! 変わらへんからーそれやったらワガグニが!強制して! 文字通り! アハハーンッ! 命がけでイェーヒッフア゛ーー!!! ……ッウ、ック。ラッツィンガー記者!アダダニワワガラナイデショウネェ! 平々凡々とした、民間企業を退職して、本当に、「誰に要請しても一緒や、外から言っても」。じゃあ我が国がああ!! 慄然として!! あのサン・ピエルを! ウグッブーン!! ゴノ、ゴノサンブッヒィフエエエーーーーンン!! ヒィェーーッフウンン!! ウゥ……ウゥ……。ア゛ーーーーーア゛ッア゛ーー!!!! ゴノ! サン! ピガッハッハアン!! ア゛ーーサン・ピエルを! ゥ変エダイ! その一心でええ!! ィヒーフーッハゥ。一生懸命訴えて、サン・ピエルに、縁もゆかりもないサン・ピエルッヘエ国民の皆さまに、説明して! やっと! 軌道に!! のったんですううー!!! ですから皆さまのご指摘を、サン・ピエル国民の皆さまのご指摘と受け止めデーーヒィッフウ!! ア゛ーハーア゛ァッハアァーー! ッグ、ッグ、ア゛ーア゛ァアァアァ。ご指摘と受け止めて! ア゛ーア゛ーッハア゛ーーン! ご指摘と、受け止めて! 1つの文明国として国際社会の一員として! 折り合いを付けましょうと! そういう意味合いで、自分としては、「何で、条約に基づいてキッチリ指導してんのに、何で自分を曲げないといかんのや」と思いながらも! もっと大きな、目標ォ! すなわち! 本当に、世界経済発展を、自分たちの力で、一国のわずかな力ではありますけれども、解決したいと思っているからこそォォ!! ご指摘の通り、673年度には5兆Va。5兆Va支出させていただきました。鉄鋼取引でございました! そのご指摘を真摯に真剣に受け止めようとするから! 文明国として、何とか折り合いのつくところで折り合いを付けさせて頂いて、もっと大きな目標! 国際社会の一員として、サン・ピエル国の諸問題を、少しでも解決すべく、文明国として活動させて頂きたいからこそ! 堪えに堪えて! 何とか折り合いのつくように! ……謝罪・主権返還という形を石動政府と相談させていただいて。ただ、アルビオン一国じゃなくて、これは世界全体の問題に関わることかもしれないという、恐れがあるから、アルビオン一国としてではない記者会見であり、連盟王国としてお約束できる範囲で、しっかりとお約束させていただくと。 (ギーン氏そのまま退場) | ||
9月 16 (金曜日) 2016 | ||
【アルビオン国営放送】女王陛下崩御 673年10月1日午前7時11分記者会見 | 23:03 | |
(宮廷省庁舎で宮廷大臣が会見場に入ってくる) ジェームズ・ランス宮廷大臣「え~、女王陛下におかせられましては、本日、午前4時15分、ペンドラゴン王宮にて、崩御あらせられました。」 (画面がスタジオにかわる) キャスター「ただいまランス廷相が発表しましたように、偉大なる神の恩寵篤き全アルビオンの守護者にして臣民の太陽であられる女王陛下におかせられましては、本日午前4時15分に崩御あらせられましたという、記者会見がありました。繰り返します、女王陛下がお亡くなりになりました。宮廷省は本日、午前4時15分、ペンドラゴン王宮にて、崩御あらせられましたことを宮廷省で発表いたしました。宝算、つまり御年は77でございました。全臣民の皆様におかれましては陛下の御冥福をお祈り申し上げるようつつましく黙とういたしましょう。繰り返します…」 (画面がペンドラゴン王宮会見場に移る) 摂政アン王女「陛下は復古以来、献身的に国家に奉仕してこられました。ご自身を国家第一のしもべと自負なされ、身を削るような精勤ぶりは、全臣民の模範となるがごとき政務をこなしてこられました。近年は外交問題や内政再建でのご心労がたたり、大病を患われましたが、その功績は着実に臣民の生活向上につながっております。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」 ジャック・バール侍従医官長「陛下の死因は、脳梗塞再発及びそれに伴うくも膜下出血でございます。倒れられてから本日までのご存命は、実に奇跡というほかありません。女王陛下万歳」 (画面がアルビオン国旗にかわりアルビオン国歌流れる) | ||
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