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ノイエクルス通信  ノイエクルスの民間報道機関
7月 11 (月曜日) 2011
【国際】中夏民国成立他 01:07  ノイエクルス自由国 
===【国際】中夏民国成立===

(3日 臨時首都発)政情不安から革命軍との間で激しい内戦が続いていた秋津皇国で新政府の樹立が宣言された。新政府は中夏民国と自称しており首班は郭逸仙大元帥と報じられている。秋津皇国と我国は秋津皇国の成立経緯から国交樹立が見送られていた。

連邦政府は中夏民国の成立を好意的に見ておりコロール連邦の正統な継承政府として承認する予定だ。また承認と併せて中夏民国と特別に平和友好条約を結ぶことも検討しており連邦と中夏民国の関係改善に期待が寄せられている。



===【政治】スピリタリア特別行政区改革進展===

(10日 ノヴィルキウス発)特別行政区経済改革庁はスピリタリア経済月報の中でスピリタリア経済が安定した回復軌道に乗り始めたことを公表した。経済月報に依ればスピリタリアの月間商業売上高は2兆7000億Vaに達し、安定して増加し続けている。食糧供給は農業生産の増加により安定しつつあり今月の余剰穀物生産高は15億トンに達した。

スピリタリア特別行政区では現在ブレソール行政長官指揮下のスピリタリア行政庁と連邦特別行政区経済改革庁が協力して内政改革を進め治安維持の任にはノイエクルス自由国第23陸軍歩兵師団が当たっている。特別行政区自治議会は無期限停止状態であり、連邦政府は近く行政長官を輔弼する恒久的な専門家委員会を設置し自治議会を廃止する方針だ。

特別行政区経済改革庁首席長官補佐官「スピリタリア人に自治は早すぎた。永久に早すぎるだろう。」



===【経済】貿易額割当制度を実施、CAME諸国を優遇===

(15日 ノヴィルキウス発)連邦政府はCAME加盟国を増やすため貿易額割当制度を実施すると発表した。この制度は各国ごとに輸入額の上限を設け貿易国の分散とCAME諸国の優遇を図るための制度だ。

現在連邦では燃料をブリュノールから15億ガロン、ユーフォリアから5億ガロン購入しているが割当輸入高はCAME諸国から20億ガロン、その他からは2億ガロン程度となっている。またCAME諸国からの輸入に対しては10%程度の割り増し金を払う予定。燃料以外にも輸入拡大の方針が決定している銀や商品について、輸入先を全量CAME諸国とすることが定められている。

連邦政府が主導するCAMEは経済同盟の中ではまだ新しく世界的に見て存在感が薄い。あらゆる手を駆使して連邦経済圏の拡大を目指す連邦政府の思惑が垣間見える制度となりそうだ。もちろん政府だけでなく連邦議会からも経済同盟拡大を後押しする声が強い。

特徴的なのはノイエクルス自由国系の政党のみならず南瓜共和国系の政党からもCAME拡大を後押しする声が強い事だ。近年南瓜共和国では慢性的な銀資源不足が問題となりつつある。南瓜共和国系諸政党はこの問題の解決策としてCAME諸国からの輸入を求めており、CAME拡大を必要としている。そのため商品輸入拡大や燃料、食料輸入の分散化を求める自由国と利害が一致する形での貿易額割当制度実施となった。
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