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ノイエクルス通信  ノイエクルスの民間報道機関
6月 29 (火曜日) 2010
【国際】モルダバイト永世中立化へ他 23:42  ノイエクルス自由国 
==【国際】モルダバイト永世中立化へ==

(20日モルスァ)天鶴帝国とカアルハセヤ帝国によるモルダバイト共和国への宣戦布告を受けて行われた国際会議の場で、当事国両国欠席の中モルダバイト共和国の中立化が決定された。同国の中立化は本邦によって保障されることとなっており中立化保障条約の締結が完了すればモルダバイト共和国は永世中立国として承認されることとなる。
この中立化はカアルハセヤ帝国が事前に文書で提出した宣戦布告撤回条件に基づく措置でおおむね当事国の意向に沿ったものとなった。しかし天鶴帝国側は本条件に賛同していないため不在の中第三国が中心となって方針を決定したことに対して不快感を表明しており、同じ同盟に加盟しているはずの両国の間に方針の違いが存在したことも浮き彫りとなった。



==【国内】自由国軍司令部への反発強まる==

(21日ノヴィルキウス)先日国際会議によって終結を見たモルダバイト問題について、軍部が全軍大集会を開催せず司令部の独断で動員しない方針を固めたことについて国内から反発が強まっている。
特にクラウディオ政権打倒に貢献した元軍人らで作る退役市民兵協会は司令部が全軍大集会開催を拒否したことについて「民主主義に対するあからさまな挑戦」であり「国法も神も彼らにそのような権限を許してはいない」として強く反発している。全軍大集会開催の拒否権は法律上確かに司令部に与えられているものの、この権利の発動は士官のみならず兵卒の意向も組んだ上で慎重に行うことが求められている。
市民の間には司令部の行動についてエリート主義的、貴族的であるとして批判する声が強く、これらの権限は軍が民衆により構成され、軍の指導者は民衆を代表していたが故のものであるから、エリート化した司令部に与えるべきではないという論調が主流となりつつある。
自由国議会は近く司令部による全軍大集会開催拒否権の取り扱いについて法改正を行う見込みであり、今後は全軍大集会によるより民主的な議決が軍を支配するようになるだろう。
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6月 27 (日曜日) 2010
【国際】モルダバイト、代議院選挙を強行他 02:09  ノイエクルス自由国 
==【国際】モルダバイト、代議院選挙を強行==

(6日ノヴィルキウス)モルダバイト共和国は不正選挙疑惑を払拭できずやむなく解散に追い込まれた革新党政権の下、総選挙を強行した。この選挙においては我が国のIDOCを中心とした選挙監視団の受け入れを同国は表明していたが事前に外交ルートを通じて正式に選挙日程は告知されず、我が国の選挙監視団とオーレリア合衆国からFEUを代表して派遣された選挙監視団総勢900名は現地入りすることが出来なかった。連邦最高評議会はモルダバイト共和国のこの対応について「真剣に対応策を検討する必要がある」として休暇中の副担当評議員らを呼び戻し、最高評議会を緊急に開くことを決定した。
モルダバイト革新党政権は先の総選挙から僅か1年のうちに再び総選挙に踏み切ることで先の選挙結果に自信がない事を世界に知らしめた。もちろんこれは我が国の指摘どおり彼らが不正選挙を行っていたか、少なくとも重要な論点を隠して先の選挙に臨んでいた証拠である。今回一度は受け入れを表明した国際選挙監視団の到着報道を待つことなく選挙に踏み切ったことはモルダバイト政府が国際監視下での公平な選挙を嫌がっている紛れもない証拠であり、革新党政権勝利の報道も政府によるプロパガンダであることは疑いようのない事実と言えるだろう。



==【国際】FERU諸国、モルダバイト問題に無関心==

(6日ノヴィルキウス)FERU諸国は今回のモルダバイト問題に関して不自然なほど沈黙を守っている。そもそも革新党がFERU加盟という外交方針を隠して先の選挙に臨んだこと、そしてその勝利を確実にするためにFERU指揮下で不正選挙を働いた可能性が指摘されている現状を考えれば利害関係者であるFERUの沈黙は実に不自然である。
FERU内の一部国家が独自に声明を発表はしているもののFERUの代表ともいえるマグザム共和国は不自然なまでに不干渉であり、革新党政権とFERUの間で一定の合意が出来ていることを疑うには十分であろう。



==【国内】スピリタリア連邦特別自治区行政長官退任==

(4日スピリタリア首都州)ピエトロ氏が10年以上に及んだスピリタリア連邦特別自治区行政長官職を退き、近く本国に帰還する予定であることが発表された。自由国政府はピエトロ氏に国民議会終身議員身分を提供する見通しであり、またピエトロ氏は自由国国民議会終身議員資格に基づいて連邦最高評議会の一員に選ばれる公算が高まっている。
かの高名な行政長官の下スピリタリアの経済は大きく成長を遂げ、社会不安を掻き立てる一部反乱分子の排除も滞りなく進んだことからピエトロ氏はスピリタリア市民の間でも人気が高い。ピエトロ氏の後任にはエルナンデス・カストロ自由国内務省次官が就任することになっており、ピエトロ氏の帰国と併せてスピリタリアに到着することになっている。



==【社説】二転三転する主張、モルダバイト革新党政権の欺瞞==

(政治部ディオヘネス編集主幹)今フリューゲルに浮かぶ小国、モルダバイトが政治紛争でゆれている。同国は人口1400万人、近年急速な商業化、都市化が進んでいるが依然として国民の半数は農村地域に暮らす貧困層だ。道路や水道は整備されておらず、首都モルスァでさえ断水や停電が断続的に続く遅れた国である。建材と燃料の輸出以外取り立てて産業は無く、マグザムへの燃料輸出で経済を支えるこのバナナ共和国で昨年総選挙が行われた。
この総選挙をめぐって今世界を揺るがす大騒動が巻き起こっている。選挙では主に経済面を中心とした政策が争点となり、外交政策は殆ど争われなかった。事実各党が発行した政策集を見ても外交政策に触れたものは1つもない。その結果貧困層に支持された国家主義的な革新党が議席を伸ばし、かくしてこの小国は愛国主義と貧困の幸福な結婚式を実現したはずであった。
政権を獲得した革新党は早速政策公約に従いある重要課題に着手した。すなわちFERUへの加盟打診である。ところでこの重要課題は同党の公約の何処に記されていたのだろうか。外交政策を大きく転換するような重要政策である以上、この政策は総選挙時に国民に対して提示されてしかるべきであったし、またごく初期の民主主義国であってもそうしたであろう。
この点に関連して、以前には非常に勢力があるように思われた保守党が凋落した理由について疑念が発生した。もちろん政党勢力が変わることは往々にしてあることだ。外部から大きな圧力を加える団体があればなおさらだろう。誤解のないようあえて(注:と言うのも善良で常識を備えた一般的なノイエクルス市民のみならず、この記事は海外に向けても配信されているため)付け加えておくと本紙はFERUによる選挙干渉や不正選挙幇助がなされたと主張するわけではない。ただそういった大きな団体は色々な手段で圧力をかけたり結果を有利に操作することが一般的に可能であると言っているに過ぎない。
しかしモルダバイト政権にポーカーの名手は居なかったようだ。彼らは我々の優秀なる研究機関、IDOCが調査結果を突きつけ慎重な調査を要求すると一度ははねつけながらも、ほぼ即決で再度総選挙を行うことを決定した。これこそ先の選挙結果に自信がない事の現れであり、心の底では革新党政権は民意に基づいていないことを理解しているものたちの行動と言うしかないだろう。
かくして再度の選挙と相成りノイエクルスからの監視団も派遣され、一応の公平が守られる結果が出ればこの問題は幕を閉じるはずだった。しかし結論から言うと読者もご存知、そうはならなかった。モルダバイトは土壇場で選挙監視団の受け入れが怖くなったのか、連邦側に選挙日程を告げないまま選挙を強行したのだ。考えてみればモルダバイトには連邦による選挙監視団受け入れを最優先事項とした上で選挙日程を組むくらいの知恵が必要だったのだろう。その上でその日程でいいかどうか、連邦に伺いを立てて承認を頂いてから公示するくらいの慎重さが必要だった。全く軽率としか言いようが無いが、おかげでモルダバイトはついに馬脚を現すこととなった。
もはや一刻の猶予もならない。選挙監視団を派遣するという連邦の好意に足で泥を引っ掛けるようなマネをされてまで、連邦市民がおとなしくしている道理はない。今すぐ最高評議会議長はノイエクルス自由国軍全軍緊急大集会を召集し、戦時動員体制、並びにモルダバイト平和維持活動を議案として扱い承認するよう求めるべきである。
それこそが、大いなる神と科学技術に祝福された文明の旗手たるノイエクルスとして、かつての南瓜のごとき連邦化以前国家(注:連邦化=インフラ整備などによる飛躍的な経済発展、連邦化以前国家=最後進国)を貧困と抑圧から救い出すための唯一の方策なのだと私は確信している。
今こそ行動のときである。



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6月 18 (金曜日) 2010
==【特集】世界各国訪問記== 03:38  ノイエクルス自由国 
==【特集】世界各国首都訪問記==

この訪問記は月刊ノイエクルスファクト誌に連載されたものを転載したものである。



本紙記者の勝手に諸国歴訪 

11月グランネクサス
グランネクサスは陰鬱な都市だ。空港に着いた時点からそう思えて仕方なかった。
連邦なら何処であれ、都市の玄関たる空港はガラスで飾られた現代文明の宝石として尊重されているはずである。例えばノイエクルス本国のどんな地方都市であれ、駅や空港があれば明るい光が差し込むエメラルドグリーンのガラスが使われていてしかるべきである。玄関を綺麗に飾り立てることこそが国家の威光を示すにたる行為であり、また万難を排してでも近代国家が達成せねばならない課題である。
なお本紙記者はそのままノヴィルキウス行きの便に乗り同市を後にした。



12月プハントン
この企画を立てたとき、ブリュノールの地を踏むことになるとは思っても居なかった。
かの国に首都があるとはついぞ知らなかったし、本紙の支社が置かれていたかどうか誰も確認しなかったためである。
ともあれ空港に行ってみればプハントン便が運行されており、できればそのまま引き返したかった私の心情とは裏腹に飛行機に乗せられうるわしき祖国を後にする羽目になってしまった。
なおプハントンを訪れたい市民のために忠告しておくが、プハントン便とはいうものの、サン・マティアまでジェット機に乗りそこからブリュノールへはプロペラ機でブリュノール南部へとび、そこからバスと鉄道を乗り継ぐと到達するのがプハントンである。この時代にあっては貴重なプロペラ機に乗せてもらえるあたり、ブリュノールは実に懐が深い国だといえるだろう。
我が国の旅行代理店と空港は親切にもバスと鉄道のチケットも確保してくれるため、空港でプハントン行きを買えばブリュノール国鉄の堅い寝台車も同時に約束されるようになっている。またこの堅い寝台車はどうやら1等であり、かの国に特1等はないようなので寝袋を持参されるとより快適である。
さて、気を取り直してプハントン市である。意外なことにこの都市には近代都市に必要なものは全部そろっている。能率の悪い警察から頻繁に断水する水道、マナーの悪いタクシーまでそろっているとは思いもしなかった。
またブリュノールは物価が安いため、フィッシュアンドチップショップ(我が国最高の食べ物)の店員であっても、この国であれば王侯貴族が泊まるホテルに宿泊できる。
とはいえ水の悪い国や食べ物のまずい国もこの世界には多々あるが、ブリュノールのレストランはまずまずといったところだ。小麦や魚介類は新鮮なものがそろっており価格も安く、さすが連邦に食料を卸しているだけのことはあると感心させられる。
マーケットの活気もこの国の魅力に数えることができるだろう。ただしトマトは投げるためにあり、食べるためではないので注意が必要である。
全体としてみれば思っていたほど悪くもないし、直行便がない事を不思議に思う都市だが考えてみれば穀物は船でやってくるのであって、プハントンに空港便があっても需要は無いだろう。
秘境好きにはお勧めできないがこの夏安く、人が少ない土地でのバカンスを希望している市民にはなかなかお勧めの都市だ。ホテルが小さく予約は取りづらいがチップを惜しまなければ恐らく手のひらを返してくれることは私が請合おう。なお本紙取材時のチップは自腹である。

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6月 06 (日曜日) 2010
【国内】大規模な行政改革を敢行他 19:33  ノイエクルス自由国 
==【国内】大規模な行政改革を敢行==

(15日ノヴィルキウス)国民行動党と自由市民同盟の連立政権はフェルディナンド行政改革法(行政機関および各公社の運営正常化に向けた組織体系改革法案)を賛成多数で可決した。社会主義者同盟は社会民主党の一部が法案に賛成した他は共産党、農民同盟共に反対に回っている。
この法案では中央省庁15省のうち連邦政府と業務がかぶる2省は業務を全面的に連邦政府へ移管し、もう1省は地方自治体へ一部を移管した上で廃止することが決定している。また公社については公益性が高い郵便事業のみ存続され、残りの11公社は全面的に民営化されることとなった。
民営化対象となったのはノイエクルス市民観光公社、ノイエクルス電信電話公社、首都圏高速鉄道公社、国有鉄道公社、長距離電話公社、塩専売公社、貿易特許公社、住宅整備公社、都市基盤整備公社、ノイエクルス郵便公社(宅配便事業部門のみ)、ノイエクルス郵便金融公社の11公社120万人。
行政改革案全体では公務員、公社職員併せて200万人近くが削減される見通し。



==【政治】国民行動党大勝、右派政権発足=

(30日ノヴィルキウス)社会主義者同盟による連立政権崩壊を受けて行われた総選挙で歴史的大勝を収めた国民行動党は自由市民同盟と連立政権発足に向けた協議に入ったことを発表した。両政党は社会主義者同盟政権下で実施された社会改革について行政コストを膨らませるばかりで実効性に乏しいと批判しており、近く大規模な人員整理を伴う省庁や公社の改革についての法案が議会に提出される見通し。
自由国は連邦内でもまれにみる強力な中央集権体制を建国以来維持し続けてきたが、近年官僚組織の非効率性や相次ぐ公社の赤字、贈収賄などの不祥事が問題視されている。社会主義者同盟の大敗は行政組織に対して国民から厳しい目線が注がれていることの証左であり、今後国民行動党ら右派政権下で行政に対し大幅な改革のメスが入ることは避けられないだろう。



==【経済】天鶴帝国と観光開発計画で合意==

(20日アラハバキ)ノイエクルス観光開発(旧ノイエクルス市民観光公社)は連邦商務省の仲介で天鶴帝国と観光開発計画契約を締結したことを発表した。この計画は天鶴帝国側から連邦に対し依頼されていたもので、商務省主催の競争入札の結果ノイエクルス観光開発が落札した。
計画では5年近くの間観光開発側が2000平方キロメートルにわたる広大な地域を借り上げリゾート建設を行う予定。土地の賃貸契約終了後はリゾート施設含めて天鶴帝国側に譲り渡す方針で両方にとって高い収益が見込める事業となりそうだ。
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4月 11 (日曜日) 2010
【国際】シュタルファスト問題長期化の様相他 20:32  ノイエクルス自由国 
==【国際】シュタルファスト問題長期化の様相==

(4日 ノヴィルキウス)
ソラドツレゲーレン公国(以下ソラド公国)がシュタルファストを占領、併合した問題でシュタルファストの地位が国際問題となっている。連邦政府がソラド公国に対し、シュタルファストが独立国であるのか従属するのかはっきりさせるよう求めているためだ。
今のところ連邦政府としてはこの問題について「おおむね呼称に関する問題」であると考えており、話し合いで解決できるものと見ている。連邦政府としては連邦に従属する特別行政区を抱える立場から”特別自治区”が独立国であるとするソラド公国の見解について容易には合意できない事情を抱えている。一方で一部メディアが主張するようなソラド公国による植民地化という見方に対しては「そんな事は問題視していない」と一蹴もしており、軍の出動についても否定的だ。
しかしソラド公国に対し公式に提示した要求について公国側からの返答は来ておらず、外務省内では苛立ちも高まっている。公国側がこの問題について何らかの前向きな姿勢を見せないようであれば連邦政府としては早期解決を要求する一部の声にも配慮していかざるを得なくなる日がやってくるだろう。



==【国内】スピリタリア行政長官、カゼッリ氏に決定==

(10日 スピリタリア)
調整が難航していたスピリタリア初代行政長官にノイエクルス産業開発省事務次官のピエトロ・カゼッリ氏が就任することとなった。カゼッリ次官はルキウス・ノヴィレン大学経済学部を卒業後、ブルクハルト国立公共政策学院に入学、首席で卒業し経済官僚としてのキャリアを歩み始め、ノイエクルス官界の中でもトップエリートが集まる産業開発省において最年少の41歳で事務次官に就任したことで注目を集めた人物。特にイスパニア系が政界の中心を占める我が国においては珍しいペニンスラ系の名前を持つ家系の出であり、カゼッリ氏の祖父はサンタアグネスのホテル経営で財を成したことで有名である。
今回スピリタリア長官としてカゼッリ次官が選ばれたと言うことは連邦政府がスピリタリア政策を重視していることの現れであり、スピリタリア自治議会は喜んでかの高名な事務次官に従うことになるだろう。
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4月 05 (月曜日) 2010
【文化】『73年戦争の栄光―英雄ブルクハルトの世紀―』封切他 01:55  ノイエクルス自由国 
==【文化】映画『73年戦争の栄光―英雄ブルクハルトの世紀―』封切==

(25日 フリータウン)
フェルディナンド監督の最新作である『73年戦争の栄光』が今日公開日を迎えた。この映画は我が国とシュトゥルム公国の間で30年に渡って繰り広げられた伝説的な戦争である73年戦争について「うそ偽り無く英雄を描き出した」(監督談)ノンフィクションの超大作だ。
物語はシュトゥルム公国にインベーダーが襲来しフリューゲル世界史上類を見ない災厄が同国を襲うところから始まる。当時民主化クーデターにより我が国の大統領としての地位にあったブルクハルト大統領は、政権発足後間もない不安定な国内情勢を抱えながらもシュトゥルムを救うため援軍を差し向け見事軍は怪獣を撃退。しかしシュトゥルムが経費を出し惜しみ我が国に敵意を抱いたところから物語は急展開を迎え、あっという間に73年戦争に突入していく。
ここまでの史実はノイエクルス人なら誰しもが学校で学ぶところだ。フェルディナンド監督はこの歴史に対して、英雄ブルクハルトという視点を取りいれ大統領の知られざる苦悩、決断を描き出していく。そこには信じていた友邦から裏切られ国内の反体制派に苦慮しながらも最高司令官としての職責を全うし家族を暗殺の危機から守り抜くまさに国家の父としての大統領がいたのだ。
物語のラストでブルクハルト大統領がシュトゥルム国民に対し全ての過ちを赦し、再び国家を再建するよう力強く演説するシーンなどは必見であり、まさに一点の曇りもなく史実を再現した超大作であるといえるだろう。
『73年戦争の栄光―英雄ブルクハルトの世紀―』は映画作品としては初めてノイエクルス連邦全域で封切されることになっており興行収入は過去最高を記録するのではないかと注目が集まっている。本紙としてはこの作品が『開拓者たち―フリューゲル世界の誕生―』と同様、連邦における教育課程に取り入れられるよう連邦政府に提言したい。



==【政治】スピリタリア特別行政区誕生==

(15日 スピリア特別市)
スピリタリアに設置されていたスピリタリア民政府は連邦評議会の決定に基づいて発展的解消をとげ、新たにスピリタリア特別行政区が設置された。スピリタリア特別行政区は連邦政府直属地域として扱われ連邦議会や連邦評議会に代表を送る権利は有さない。
スピリタリアでは特別行政区設置を祝う市民により祝賀イベントが行われており、スピリタリアにおける民主主義と経済情勢はノイエクルス連邦の庇護を受けて安定していくことが見込まれる。
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3月 23 (火曜日) 2010
【国際】ウルバーノ外務担当評議員、マグザムの姿勢に苦言他 16:05  ノイエクルス自由国 
==【国際】ウルバーノ外務担当評議員、マグザムの姿勢に苦言==

(10日 ノヴィルキウス)ウルバーノ連邦最高評議会外務担当評議員は一連のFERU関連の問題について少なくとも条約加盟の話を民間企業が持ち出したり、開発の条件に加えるべきでないとマグザムHDの姿勢に苦言を呈した。ウルバーノ評議員は会見の中で「資源開発と抱き合わせで共同体への加盟を要求するマグザム金融資本主義者達の新帝国主義」と述べておりマグザムHDがFERU加盟を条件とした商取引を繰り返していることを特に問題視している模様。



==【政治】ノイエクルス系議員、域内取引促進法を提出==

(15日 ノヴィルキウス)ノイエクルス最大の政党連合であるノイエクルス社会改革連合系のカステッラーナ・エルネスト連邦議員は連邦議会にエルネスト貿易改革法(連邦域内交易促進のための連邦外交易条件適正化に関する諸法案)を提出した。エルネスト議員はステファノ大統領政権下で農地解放委員会議長と国家改革省長官を務めたブロッジーニ・エルネスト氏の甥にあたり、ルキウス記念大学の法学部を卒業後自由国議員を務め、連邦議員に選出された。
エルネスト貿易改革法は提出された素案によると「連邦内の資源不足を解消し以って社会の安寧秩序を守り市民諸氏の生活を保護する」ことを目的として「連邦政府が定める特定物資について外国との交易について取引条件を見直す」ことを求めている。
具体的には各種商品、銀、燃料、食糧について連邦域外へ輸出する取引を行う場合、連邦域内への輸送と比べて最高で25%の関税を求めている。この関税は必ずしも現金で払われる必要はなく、域内用レートと域外用レートで2重レート制が敷かれる様になるとの見方が一般的だ。
ノイエクルス系議員は社会主義者、資本家共に自国へ優先的に商品が輸出されることを望んでおり連邦議会がこの法案を通す公算は大きくなっている。注目すべきは連邦評議会がこの法案にどのような態度を示すかであり、発足間もない連邦は早くも重大な決断を迫られているといえるだろう。



==【経済】南瓜共和国の工業生産が月15兆Vaに達する==

(10日 ファーファルード)南瓜共和国は今期の3分の1ヶ月工業生産高が4兆8000億Vaに達し、月産15兆Vaの工業生産を達成したことを発表した。この数値は10カ年計画の目標に定められた数値を大幅に超過しており、南瓜共和国と連邦の優秀な官僚の卓越した指導により南瓜共和国は10カ年計画を7ヵ年前倒しして達成するという歴史的快挙を成し遂げた。
南瓜共和国には今後ノイエクルスとスピリタリアから工業に必要な原料が輸送される見通し。

一方で南瓜共和国の工業化達成に伴って一部では資源生産が不足するとの見方が出始めている。連邦内に存在する銀鉱山はノイエクルスとスピリタリアの2箇所だが1つの銀鉱山が賄える工業人口は700万人前後と推定されており、今後スピリタリアの復興と工業振興に伴って需給が逼迫する恐れがある。
しかし連邦政府では南瓜共和国の鉄鉱山を閉山し資源生産を安定化させることも検討されておりいずれ資源不足の問題は解決されるとの見方が支配的だ。
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3月 17 (水曜日) 2010
【政治】ドミンゴ最高評議会議長、不快感を表明他 17:07  ノイエクルス自由国 
==【政治】ドミンゴ最高評議会議長、不快感を表明==

(5日ノヴィルキウス)ドミンゴ連邦最高評議会議長は今日、4日間にわたる連邦諸国歴訪を終えルキウス記念国際空港に到着した。ドミンゴ議長は連邦加盟国である南瓜共和国において共和国議員らと会談し、最近民政府が設置され政情が安定し始めたスピリタリアを訪問し軍幹部らを激励した。
記者団からはカアルハセヤなどが中心となって計画を進めている自由経済連合についての質問も飛び出したが議長は「現時点では外務委員の言うとおり検討していない」と一蹴。また一部の国家からノイエ連邦へ加盟しないという宣言が出ていることについても「連邦は経済共同体でも軍事同盟でもない。軽々しく加盟という考え方が出ること自体が不愉快」と不快感を表明した。
連邦内ではスピリタリアの今後の地位について議席の割り当てや評議会の割り当てを求められるのではないかという懸念から民政府設置後早期に独立させるのが好ましいとの見方も根強い。ドミンゴ議長が不快感を表明した背景には連邦内における主導権争いの様相も垣間見えるようだ。

==【経済】南瓜共和国、工業生産高7000億Va達成==

(3日ファーファルード)連邦商務省は南瓜共和国における3分の1ヶ月工業生産高が7000億Vaに達したことを発表した。前年12月の1ヶ月工業生産高は2兆1000億Vaに達しておりこのままのペースで生産が拡大していけば5カ年計画を1ヵ年前倒しして実現することも可能であると商務省経済開発委員会は見ている。
南瓜共和国における工業生産は依然として軽工業が中心だが商務省では今後重工業化や先端工業の確立を目指すことを決定しており更なる生産増加に期待が寄せられている。
一方で連邦全体での資源生産はスピリタリアの復興を受けて逼迫しつつあり近い将来資源獲得について何らかの方策が必要となる可能性も示唆されている。
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Referer  (3)
3月 04 (木曜日) 2010
【政治】ノイエクルス連邦評議員名簿発表他 00:51  ノイエクルス自由国 
==【政治】ノイエクルス連邦評議員名簿発表==

ノイエクルス連邦政府は調整が難航していた連邦評議員について全役職が決定したとして名簿を発表した。

評議会議長|ドミンゴ・デル・カンポ|ノイエクルス自由国
議長補佐|アンテロ・ハンヌス|南瓜共和国
議長補佐|エウスタシオ・ブランコ|ノイエクルス自由国
外務担当|ウルバーノ・クレスポ|ノイエクルス自由国
外務担当補佐|エスコ・リカハルド|南瓜共和国
国防担当|エドガー・パウリ|南瓜共和国
国防担当補佐|アルバロ・エルナンデス|ノイエクルス自由国
商務担当|ラウノ・ユハナ|南瓜共和国
商務担当補佐|アメデーオ・サンタンジェロ|ノイエクルス自由国
財務担当|ヴィットリオ・スコット|ノイエクルス自由国
財務担当補佐|チーロ・ペトラッシ|ノイエクルス自由国

全役職のうち7名がノイエクルス自由国、4名が南瓜共和国からの選出となった。
これにより先に選挙が完了した連邦議会とあわせてノイエクルス連邦の政府機構がおおよそ固まり連邦として新たな歩みを始めることとなった。



==【経済】南瓜共和国において大規模なインフラ投資計画==

経済開発が遅れてきた南瓜共和国において工業化を強力に推進していくためのインフラ投資計画が実施された。第1次連邦経済開発計画によれば南瓜共和国におけるインフラ投資は総額12兆Vaになる見込みで主に南部工業地帯と港湾を繋ぐ高速道路建設に充てられる。
ノイエクルス連邦では自由国の商業力に見合うだけの工業生産が行われておらず南瓜における工業生産拡大は経済開発上の課題となっていた。
今後政府は南瓜における工業生産額を10年以内に現在の10倍近い2兆5000億Vaまで引き上げることを目指している。



==【国際】ノイエクルス連邦スピリタリア民政府設置を検討==

ドミンゴ連邦評議会議長は現在イシュトバーン師団が展開しているスピリタリアについて革命政府を支援し安定した統治を行うために民政府設置を検討していることを定例記者会見で発表した。

現在スピリタリアでは軍事面を担うイシュトバーン師団と併せてBRDS(Bureau for Reconstruction and Development in Spiritaria:スピリタリア復興開発局)とBCSS(Bureau of Civil Security in Spiritaria:スピリタリア市民安全局)が復興支援のために設置されている。
ドミンゴ議長が出した民政府案(Federation of Noiecrus Civil Administration of the Spiritaria:FONCAS)はこれらの組織を統合し革命政府を支援する統治体制を確立する狙いがあると見られる。
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1月 15 (金曜日) 2010
==【海外・緊急電】イシュトバーン師団、スピリアに降下== 03:31  ノイエクルス自由国 
==【海外】イシュトバーン師団、スピリアに降下==

(10日 スピリア従軍記者)イシュトバーン師団第2、第3大隊はスピリアの要請と全軍大集会の決議を以ってスピリア旧首都である革命特別市近郊への降下作戦、ヴァランスロード作戦を実施した。革命特別市近郊は既に自由政府が支配しており旧政府残党による妨害にあうことなく降下作戦は成功した。第2、第3大隊は先遣隊としてイシュトバーン師団の輸送に向けた準備に取りかかる。スピリアでは慢性的なインフラ投資不足により空港施設がほぼ利用不可能であるため第2、第3大隊には滑走路の補修と簡易誘導設備の設置による師団空輸の条件を整えることが任務として与えられている。そのため革命特別市近郊にある国際空港は両大隊により本日中に接収された。

今後イシュトバーン師団が本格的に展開を開始しスピリアの民主主義を防衛する予定だ。
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