【イベント】「南の風」運営役員会議

【イベント】「南の風」運営役員会議

　「南の風」はその創設以来、現存するルナ一族の最後の1人であるロニアが代表を務めてきたが、彼もフリューゲルの低重力環境のおかげで老いが遅れたとはいえ非常に高齢となり、引退を検討し始めている。これを受けて、「南の風」内部では権力をめぐる争いが表面化し始めた。これまで、「南の風」の後継者と目されていたのは副代表兼ヴェニス社派遣取締役であるダグラス・シェリダンだったが、彼自身も高齢であり、近年台頭してきた若手役員は年功序列的な制度に疑問を投げかけた。結果、副代表職の廃止と各部局の独立性の強化が決定され、シェリダンも次期代表の第一候補ではなくなった。誰がこの組織の権力を握るかはまだ分からない……。

【ルール】
以降、「南の風」の運営方針については、各部局の人物がその部局内について専権的に決定することとなります。各部局の人物がどのような決定を下すかは、この場において決定されることになります。
プレイヤーはそれぞれの担当国・地域のエージェントという扱いになり、その活動は表面には現れません。各エージェントは裏から各役員を操縦しているということになります。
※このイベントはボードゲーム「クレムリン」を参考にして作成しています。

• 影響力の割り振り
  　各参加プレイヤーは「南の風」のWikiに記載されている「主要役員」のうち、ロニア以外の人物から5人を選んで影響力を割り振ることができます。割り振れる影響力は5点～1点の5通りです。割り振った影響力は基本的には公開されることはありません。

• 影響力の表明
  　影響力を公開することでその役員のあらゆる意思決定について決定することができます。ある役員を操作することができるのは最大の影響力をその役員に対して表明したプレイヤーで、同点の場合は早い者勝ちです。なお、影響力は小出しにすることができます。5点割り振っているのに、あたかも2点しか割り振っていないようにふるまうことも可能です。影響力の表明は役員会議と役員会議の間のインターバルにのみ行うことができます。

• 役員会議
  　役員会議が5年に1度、5の倍数の年の12月下旬に行われることとなります。役員会義は次のような流れで行われます。役員を操作するのは役員会議の開始時点で最大の影響力を表明していたプレイヤーです。あるフェイズの開始時に、それまでの役員会議の動きで、そのフェイズを担当する役員が存在しなくなっていた場合はそのフェイズは飛ばされます。
  　役員の行動は予め決定してカルセドニー・プレイヤーに提示してください。

• • 1.法務部局長による捜査フェイズ
    　法務部局長は、役員1名に対して捜査を試みることが可能です。捜査が成功した場合、当該の役員は即座に失脚し引退を余儀なくされます。法務部局長は操作が成功した場合1点、失敗した場合2点の疲労値を得ます。
    　捜査の成功率は以下の通りです。

• • 2.通商保護部局長による告発フェイズ
    　通商保護部局長は嫌疑がかけられているその他主要役員以外の役員1名を告発することが可能です。告発が行われた場合、通商保護部局長及び告発された役員以外の（最大）6人の部局長以上の役員は投票を行い、無罪に投票したのが1人以下の場合その役員は失脚し引退します。そうでない場合役員は無罪となり、その役員の嫌疑は解消されます。
    　無罪となった場合、通商保護部局長は2点の疲労値を得ます。

• • 3.通商保護部局長による嫌疑フェイズ
    　通商保護部局長は何人でも主要役員（その他を含む）を選び、嫌疑をかけることができます。また、嫌疑がかかっている主要役員を何人でも選び、嫌疑を解消することができます。嫌疑がかかっている役員にさらに嫌疑をかける意味はありません。
    　通商保護部局長は各役員会議毎に2人目以降の嫌疑をかけるたびに1点の疲労値を得ます。

• • 4.新代表の選出フェイズ
    　役員会議の開始時点で代表の椅子が空席になっている場合にのみ行います。新代表の選出は人事部局長が取り仕切ります。仮に人事部局長が不在の場合、最後に人事部局長だった人物が指名していた代行者が公表され、その代行者が取り仕切ります（最後の人事部局長の操作プレイヤーに指名をお願いします）。
    　人事部局長（あるいは代行者）は、法務部局長あるいは通商保護部局長から一名を選びます。その人物が新代表にふさわしいか否かその他主要役員以外の役員は投票を行い、反対が2票以下ならその候補が新たな代表として選出されます。もし反対が多数であれば、反対者から新たな候補を人事部局長（あるいは代行者）が指名し、改めて投票を行います。これでも反対が多数の場合は、人事部局長（あるいは代行者）自身が新たな代表に選出されることになります。

• • 5.主要役員の健康状態のチェックフェイズ
    　各役員ごとに、健康状態の悪化により引退を余儀なくされるか否かのチェックを行います。引退する確率はその役員の疲労値の2乗％です。例えば、疲労値が3点なら9％、7点なら49％です。
    　この後、代表は2点、代表以外の部局長以上の役員は1点の疲労値を得ます。
    ※疲労値が著しく低いのに運悪く引退することになった役員が復活する仕組みを設けるかもしれませんが、現時点ではそのようなルールはありません。

• 会議間行動
  • 昇格
    　代表は、法務部局長・通商保護部局長・人事部局長に空きがある場合はそれら以外の部局長以上の役員を選んで空いた役職を埋めます。その後、人事部局長はそれ以外の部局長以上の役員に空きがある場合はその他の役員から選んで空いた役職を埋めます。その他の役員が5人に満たない場合は、新たな人物が役員候補として登場します。この人物への影響力は、人事部局長をコントロールするプレイヤーがまず1点を得ます。

• • 各部局長の業務
    　各部局長は、以下の行動を会議間に1回だけ行うことができます。現実のぼーはこ世界に関わるのはこの部分です。

• • • 渉外部局長
      　渉外部局長は、特定の国に対して便宜を図ることができます。渉外部局長をコントロールするプレイヤーの国は、「南の風」から砲弾を輸入することが可能です。※砲弾の製造は中央政府が行っているため、中央政府と「南の風」の関係が悪化したり、それ以外に何らかの対応を中央政府が行った場合はこれは不可能となります。

• • • ヴェニス社派遣取締役
      　ヴェニス社取締役会における投票行動は、ヴェニス社派遣取締役が（＝それを操作するプレイヤーが）決定することになります。
      （会議間にヴェニス社取締役会が複数回行われる場合はその都度決定権を得ます）

• • • 製造部局長
      　製造部局は建材の輸出価格の決定権があります。但し、この価格はカルセドニー社会主義連邦共和国の定める石材レートを下限とし、建材レートを上限とします。

• • • 政府部局長
      　中央政府との関係を1点改善するか1点悪化させるか決定することができます。関係は10段階で評価され、イベント開始時点は6です。関係が7以上になると、「南の風」は石油を中央政府から調達し輸出することができます。関係が3以下になると、中央政府に対し「南の風」は建材を卸すことを中止し、中央政府が建材輸出を絞るようになります（森林地帯は中央政府が掌握しているため、完全に中止することはありません）。また、関係が極端な場合にのみ発生するイベントもあるかもしれません。

• おことわり
  　ルールについては、現在の力関係を損なわない範囲で変更する可能性があります。テストプレイも何もしていないので、ゲームバランスがぶっ壊れていた場合適宜調整したいと思います。
  　また、各プレイヤーはエージェントが「裏で策動している」ことになりますので、ここでの各プレイヤーの行動を「事実」として報道・外交に単純に結び付けることはおやめください。「南の風」の役員が完全に自由意思に基づいて行動しているということと、各プレイヤーが役員の行動を決定していることを同時に信じることは十分可能なはずです。

このイベントに参加を希望するプレイヤーは、以下の情報を819年末までにカルセドニープレイヤーに対して「SlackのDM」か「XOOPSのプライベートメッセージ」でご連絡ください。観光者通信は流れてしまう危険性があるためおやめください。

・参加を希望する組織の名称
（○○国政府、××社、△△自治政府など）

・5、4、3、2、1点を割り振る役員の名称
（同じ点数を複数の役員に割り振ることや、同じ役員に2重に割り振ることはできません、また、ロニアに割り振ることはできません（彼は高潔なのです））。

・各役員に割り振った点数のうち、何点を公開するか
（公開する点数が最大だったプレイヤーが役員の操作が可能になります。また、個別の判断を行うことのない「その他役員」に対して点数を割り振っていることを公開することは無意味です。今回に限り、同点の場合は抽選により操作プレイヤーを決定します。）

※追記‪1：‬役員についての詳細は南の風のWikiページを参照いただくようお願いします。

※追記2（重要）：役員が引退した際、その役員に割り振っていたが公開していなかった影響力点数については、「その他の主要役員」に対して再配分することができることとします。例えば、ある人物に4点を割り振っており2点を公開したが、その後別のプレイヤーに5点を公開されたためそれ以降の公開を行わなかった、という場合、その人物が引退した際に非公開のままにしていた2点を別の人物に割り振ることができます。

8名のプレイヤーより、ご参加の登録を頂きました。ありがとうございます。

既に点数を公開しているプレイヤーと、それぞれの略号（カルセドニーが勝手に決めました）は以下の通りです。

次に、公開された影響点は次の通りです。

よって、各役員の行動を決定するプレイヤーは以下の通りとなります。最多影響点公開が同値であったジョザイア・ハインドマンについては厳正なる抽選を行いました。

これより、各プレイヤーにつきましては、次回役員会議における各役員の行動の提出をお願いします。具体的な内容については各役員ごとに異なるため（今回は法務部局長・通商保護部局長以外の行動は行われません）、それぞれのプレイヤーに対して直接連絡させていただきます。

※今後の参加申請について

今後も参加申請を受け付けますが、その際に点数を割り振ることができるのは「部局長以上の役職を持たない役員」のみです。現時点では「その他主要役員」の5名にのみ点数の割り振りが可能です。

820年12月下旬、副代表職廃止などの重要な決定が行われてから初めての役員会議が行われた。

• 1.法務部局長による捜査フェイズ

プレイヤー[BST]（ブリンスト商事）の操作する(P)パトリック・ニコル法務部局長は、(H)ヒラリー・バッシュ渉外部局長に対して捜査を試みた。成功率は50％だったが、ダイス目は08であり捜査は成功、(H)ヒラリー・バッシュ渉外部局長は失脚した。また、(P)パトリック・ニコル法務部局長は1点の疲労値を得た。（合計7点）

• 2.通商保護部局長による告発フェイズ

プレイヤー[GSG]（ガーネット州政治経済研究会）の操作する(O)オリヴァー・フォード通商保護部局長は、この役員会議で告発を行わなかった。
（補足：すでに嫌疑がかかっている役員にのみ告発が可能であり、現時点でそのような役員は存在しないため告発は今回の役員会議では不可能です。）

• 3.通商保護部局長による嫌疑フェイズ

プレイヤー[GSG]（ガーネット州政治経済研究会）の操作する(O)オリヴァー・フォード通商保護部局長は、(A)アントニー・ワイアット製造部局長に対して嫌疑をかけた。

• 4.新代表の選出フェイズ

既に代表が存在するため、今回の役員会議では代表の選出フェイズは行われなかった。

• 5.主要役員の健康状態のチェックフェイズ

結果、ロニアは引退し、それ以外の全ての部局長以上の役員は1点の疲労値を得た。

会議間行動に入ります。

• 昇格
  人事部局長を操作するプレイヤー[GGT]（ギルガルド共産党中央委員会戦略情報部））は、その他主要役員の5名から渉外部局長に昇格させる役員を選択してください。

• 各部局長の業務
  • 渉外部局長
    存在しないので省略されます。後任の部局長がアクションを行えるのは次回役員会議後となります。

• • ヴェニス社派遣取締役
    ヴェニス社において取締役会が行われていない際に行うことが可能なアクションはありません。
    ※もしなにか取締役を操作するプレイヤー自身から提案がある場合はご連絡ください。ヴェニス・プレイヤーと協議の上判断します。

• • 製造部局長
    製造部局長を操作するプレイヤー[HSU]（冰州連合政府）は、「南の風」からの建材輸出の価格を設定してください。現時点での上限は1億トン＝4.5兆Va、下限は1億トン＝3兆Vaとなります。
    ※資金での取引が定められたレートで自由に可能となることを示すわけではありません（実際に貿易が行われるかは提示される対価次第である）のでご注意ください。

• • 政府部局長
    政府部局長を操作するプレイヤー[GSG]（ガーネット州政治経済研究会）は、「南の風」と中央政府の関係を改善するか悪化させるか決定してください。

以上の処理がすべて終了し次第影響点追加表明に移ります。

会議間行動の処理を行います。

• 昇格
  プレイヤー[GGT]（ギルガルド共産党中央委員会戦略情報部）の操作する(J)ジョザイア・ハインドマン人事部局長は、空席となっている渉外部局長の後任として(C)チャド・リーヴズ氏を指名した。
  その他主要役員が5人に満たなくなったため、人事部局長は人材を発掘し、新たなその他主要役員として(F)フェリペ・エスカミジャ・トレントが出現した。プレイヤー[GGT]は1点の影響点を(F)フェリペ・エスカミジャ・トレントに対して獲得した。

• 各部局長の業務
  • 製造部局長
    プレイヤー[HSU]（冰州連合政府）の操作する(A)アントニー・ワイアット製造部局長は「南の風」からの建材輸出価格を1億トン＝3兆Vaと決定した。

• • 政府部局長
    プレイヤー[GSG]（ガーネット州政治経済研究会）の操作する(S)サトゥルニノ・アソリン・アコンチャ政府部局長は中央政府との関係改善工作を行った。「南の風」と中央政府の関係はこれで1ポイント改善し7となった。

現時点での「南の風」主要役員は以下の通りとなった。

続いて、次回役員会議に向けた影響点の公開に移ります。各プレイヤーは、先に割り振った影響点のうち、未だ公開していない分を追加で公開することができます。但し、新たに影響点を公開するときは、現時点でその役員を操作しているプレイヤーが公開している影響点を上回る点数を公開する必要があります。例えば、現在プレイヤー[BST]（ブリンスト商事）が3点の公開により操作権を得ている(P)パトリック・ニコルの操作権を奪取するためには4点以上の影響点を公開する必要があります。

また、先の役員会議で引退した(H)ヒラリー・バッシュに対して影響点を有していたプレイヤーは、彼に対する未公開の影響点を現時点におけるその他主要役員に対して再配分することができます。未公開の影響点が複数ある場合は複数の役員に分けて割り振ることもできます。但し、ある役員に対する影響点が5点を超えることはできません。すでに4点を割り振っている役員に対して再配分できるのは1点のみとなります。

【イベント】825年次「南の風」運営役員会議

825年12月下旬に「南の風」運営役員会議が行われます。影響点の追加公開期間は824年末時点で締め切りますが、追加公開の参考資料として、また、一部のルール変更やイベントの発生を発表するために次回役員会議の議題について公開します。

さらに2名のプレイヤーより、ご参加の登録を頂きました。現在参加しているプレイヤーは10名となりました。

既に点数を公開しているプレイヤーと、それぞれの略号（カルセドニーが勝手に決めました）は以下の通りです。

次に、公開された影響点は次の通りです。前回終了時より変化した点は赤字で表示されています。

これより、各プレイヤーにつきましては、次回役員会議における各役員の行動の提出をお願いします。具体的な内容については各役員ごとに異なるため、それぞれのプレイヤーに対して直接連絡させていただきます。

※今後の参加申請について

今後も参加申請を受け付けますが、その際に点数を割り振ることができるのは「部局長以上の役職を持たない役員」のみです。現時点では「その他主要役員」の5名にのみ点数の割り振りが可能です。

825年12月下旬、冰州連合への経済投資の可否などを含む複数の重大な議題を抱えた定例役員会議が行われた。

会議間行動の処理を行います。

• 昇格
  プレイヤー[GSG]（ガーネット州政治経済研究会）の操作する(O)オリヴァー・フォード代表は、空席となっている法務部局長の後任として(D)ダグラス・シェリダンヴェニス社派遣取締役を、通商保護部局長の後任として(C)チャド・リーヴズ渉外部局長を指名した。
  プレイヤー[BST]（ブリンスト商事）の操作する(J)ジョザイア・ハインドマン人事部局長は、空席となっているヴェニス社派遣取締役の後任として(B)ブラッド・シズリー氏を、渉外部局長の後任として(N)ニコラス・マーキュリー氏を指名した。
  その他主要役員が5人に満たなくなったため、人事部局長は人材を発掘し、新たなその他主要役員として(E)エリオット・プールと(G)グレッグ・エルマンが出現した。プレイヤー[BST]は1点の影響点を(E)エリオット・プールと(G)グレッグ・エルマンに対して獲得した。

• 各部局長の業務
  • 製造部局長
    プレイヤー[HSU]（冰州連合政府）の操作する(A)アントニー・ワイアット製造部局長は「南の風」からの建材輸出価格を1億トン＝3兆Vaと決定した。

• • 政府部局長
    プレイヤー[ZXG]（中夏共産党中央委員会）の操作する(S)サトゥルニノ・アソリン・アコンチャ政府部局長は中央政府との関係改善工作を行った。「南の風」と中央政府の関係はこれで1ポイント改善し9となった。

現時点での「南の風」主要役員は以下の通りとなった。

続いて、次回役員会議に向けた影響点の公開に移ります。各プレイヤーは、先に割り振った影響点のうち、未だ公開していない分を追加で公開することができます。但し、新たに影響点を公開するときは、現時点でその役員を操作しているプレイヤーが公開している影響点を上回る点数を公開する必要があります。

また、先の役員会議で引退した(P)パトリック・ニコルに対して影響点を有していたプレイヤーは、彼に対する未公開の影響点を現時点におけるその他主要役員に対して再配分することができます。未公開の影響点が複数ある場合は複数の役員に分けて割り振ることもできます。但し、ある役員に対する影響点が5点を超えることはできません。