レゴリス帝国及びヘルトジブリール社会主義共和国によるヴェニス株式会社に対する要請並びに助言

　レゴリス帝国政府及びヘルトジブリール社会主義共和国政府は、ヴェニス株式会社の発行済株式それぞれ40%と29.8%を保有する国家として、下記の如くヴェニス株式会社に対し要請及び助言致します。

１，国家規模の急激な拡大について
　現在のヴェニス株式会社統治領は規模が急速に発展しています。767年5月下旬（27627期）を例に上げるならば、たった1期で人口は54万8千人増え、国家規模を示すポイントも2161P上がっています。こうした急激な発展は非常に危険です。また顧客の待遇に対する評価を示す幸福値もまた、34ととても低い水準を示しています。
　現状のまま人口が1000万人を超えた場合、ヴェニス島の顧客は自らの待遇に我慢できずその怒りをヴェニス株式会社にぶつけ、大規模な暴動となることは確実です。大規模な経済的損失も発生し、我が国を始めとした複数の株主もまた大きな損失に頭を抱えることとなりましょう。

　そういった事態をいかに回避するのか。それは急激な人口増加の抑制、並びに立法サービスの早急な開始以外の選択肢はありません。
　まずは人口の急速な拡大を防ぐべく、人口を有する施設に隣接する空き地HEXを連続掘削にて浅瀬にすると共に、村・村落という比較的人口が少ない施設の人々を農村に移住させた上で整地し、人口の急速な拡大を抑止します。
　次に幸福度を上げるための様々な処置をすべきです。立法サービスの早急な開始の為に必要な議事堂を始め、国立公園、発電所、一部の記念碑等といった幸福度に資する様々な施設すると共に、インフラ及び教育に対する投資をある程度進めるべきです。
　上記の方策を実施すれば、幸福度もある程度の水準まで上昇すると共に、国家規模の拡大を行える下地が出来上がりましょう。

　であるからして、ヴェニス株式会社に対しては、先ず急激な人口増加の即時抑止を要請すると共に、上記助言を参考にしつつ、統治領運営を行うようお願い致します。

２，怪獣の卵の放置について
　現在、ヴェニス株式会社統治領には3つもの怪獣の卵がありますが、ヴェニス株式会社はそれを放置したままにしています。しかも貴社には現状怪獣に対抗する術を持っていないにも関わらず、です。
　これは愚策としかいえません。卵から孵化した怪獣は、他の国が善意で怪獣退治を行うまで統治領を荒らし回り、様々な被害を齎すでしょう。
　であるからして、ヴェニス株式会社に対しては整地や地ならし等による早急な怪獣の卵の撤去を要請します。
　また、将来的な怪獣の出現に対する迅速な対処を目的として、複数の国家との怪獣退治の為の協定ないし条約を結ぶべきでしょう。事前に怪獣退治を複数の国家に委託していれば、善意で怪獣退治する国家が現れるのを待たずとも、怪獣は迅速に排除されるでしょう。

３，ヴェニス株式会社への顧問の配置について
　現状のヴェニス株式会社の統治を鑑みるに、改善すべき事柄は多数に及ぶと考えます。改善をヴェニス株式会社のみでやり抜くのは非常に難しいでしょう。然るに、ヴェニス株式会社は国家運営等の経験が豊富な顧問を迎えるべきと助言致します。
　そういった顧問を迎え入れれば、経験豊富な顧問の助言の元、より効率よくかつ安定的な発展が望めましょう。
　無論、出資の公平性もありますから、出資した国全てに顧問派遣を要請すべきです。なお、レゴリス帝国政府、並びにヘルトジブリール社会主義共和国政府は顧問派遣の用意がある旨、予めお伝えします。

当国は本提案に同意することを正式に表明します。

Vorsitzender des Sozialistischen Republik von Held Jibril nationalen Rats Stéphanie dor
ヘルトジブリール社会主義共和国国家評議会議長　ステファニー・ドール

レゴリス帝国はヘルトジブリール社会主義共和国と共同で本提案を発出した事を表明致します。

Fuhrer Das Regolith Reich Koori Ashigara
レゴリス帝国総統 足柄小織

複数の株主様からの要請を受け、取締役会は新設された顧客自治会との共同調査と協議を行いました。

新代表取締役、フリードリヒ・ヴェーバー及び、新取締役会の協議結果、改定部分が発生しましたので、ご報告いたします。