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龍鮮王朝秘史

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/6/28 12:08
ゲスト    投稿数: 0

第三章「天理教と親友との出会い」

456年、東方に新たな国が出現した。
旧惑星の日本国で幕末に成立した宗教「天理教」の現当主「中山薫子」が打ち立てた「天理教国」である。

彼らは旧オストマルクの兵器で武装し旧大石動帝国の菜良島を占拠しカルト政治を敷いていた。しかし、後に石動三代皇帝になる近江宮と新興政党「国家社会主義石動労働者党」によって天理教徒の野望は打ち砕かれたのだった。

信徒A「石動皇軍の前に教庁自衛隊は為す術なく突破されています!」
信徒B「真柱様(教祖)、如何なされましょうか?」
中山薫子「こうなれば、脱出するより仕方ありません。海外で再起を図りましょう。」

石動を無事に脱出した中山薫子教主他23名は秋津列島・蔡洲島を経て、龍鮮まで辿り着いた。
龍鮮労働党に庇護を求めるためであった。
つい最近(456年2月20日)まで、龍鮮人民共和国をオストマルクで組織していた労働党は資金獲得のため、オストマルク兵器をマフィアや海賊に横流ししていた。
信者から巻き上げた「お布施」で資金力のある天理教と兵器はあるが資金の無い労働党の利害は一致し、労働党と天理教は蜜月関係にあった。

天理教幹部「龍鮮労働党に援助してもらい、天理教国を復興する。」

しかし、彼らの目論みは潰えた。
三国統一に合意し、武闘路線を放棄し、合法路線に転向した労働党は接触を図ってきた天理教を無視した。

途方に暮れた天理教徒たちは京城特別市の仁河港から逃亡を図った。
しかし、この怪しい集団を目撃した市民に通報され出動した機動隊によって身柄を拘束されてしまった。

取り調べの結果に驚いた龍鮮政府は、新生「石動第二帝国」へ直ちに連絡をとり、彼らを送還した。

これが、後の最大の友好国、大親友の石動との出会いであった。

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/6/28 12:28
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第四章「オストマルクショック」

458年、共産主義の大国オストマルク民主連邦が謎の滅亡を遂げた。
理由には諸説あるが旧帝政のミュールハウゼン朝一派によるクーデターが有力な説とされている。(オストマルク帝国のWikiより)

京城・龍鮮労働党本部
黄鵬「あのオストマルクが倒れるとは予想もつきませんんでした。」
李策明「人民共和国を解体し、合法路線に切り替えた選択は正解であったということか・・・」

このオストマルク崩壊は世界に大きな衝撃を与えた。
461年1月、フリュー・ソビエトが崩壊し帝政フリューが復古する。

そして
462年4月上旬、中夏人民共和国西部の上慶で国民党軍と共産党軍が衝突。第2次国共内戦勃発した。

京城・首相官邸
官吏「中夏で旧国民党派が蜂起し、華夏人民共和国政府との内戦に突入しました。」
尹首相「鮮夏国境の警備を固めよ。難民は手厚く保護するのだ。」
尹首相(東方はどうなるのか・・・)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/7/26 13:45
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第五章「荒れる中夏大陸」
4月2日、国民党軍はその日のうちに上慶市街地をほぼ占拠し、国民政府復活と王賢之総理の国民政府主席就任を宣言。また、東北・天海・五川でも国民党やそのシンパ、共産党に不満を持つ民衆が地元軍部隊と衝突を開始した。

4月4日には華夏のゾロアスター教徒を率いる華夏祆教協会が分離独立と広州祆教国の建国を宣言した。

更に、6月9日には鮮夏国境を越えた萬州では、萬州族・中夏族・檬古族・龍鮮族・祆教徒により萬州国が建国される。

寄せ集めの萬州国政府は龍鮮王国に保護を求めたが、尹首相は中夏大陸への介入を避けるため、これを拒否した。(後の聖マズダー教国中夏民国の対立の経緯を見るに、尹首相の決断は正しいものであった。)

462年8月、聖マズダー教国は広州に建国された華夏祆教国を保護領化することを宣言した。

これに対して、国民党は広州に進駐し華夏祆教国を併合し、北伐を開始、遂に紅京を占領した。
萬州国政府は自治を条件に国民党政府に合流。
10月、国民政府は中夏民国の復活を紅京で宣言。臨時大総統に王賢之国民政府主席が就任した。

激動の内乱で死者は1千万人以上とも言われ、龍鮮には100万人もの難民が押し寄せていた。

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/11/3 10:57 | 最終変更
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第六章「東方に昇る青天白日」
https://www.youtube.com/watch?v=mo5jOYzk4ws&feature=player_detailpage

国民党軍兵士たち「♪三民主義實行 中夏民國復興 中夏復興 民國萬歳 中夏民國萬萬歳!」

少数民族の独立運動や共産党軍に敗れ、泰湾島に亡命した中夏国民党は遂に大陸反攻に成功した。

共産党政権の崩壊は龍鮮を安堵させたが、かつて龍鮮省を設置し圧政を敷いた国民党もまた龍鮮の脅威となった。

程無くして戦中の聖マズダー教国による広州併合宣言を国民党は問題視し、広州祆教国建国を主導した宣教師、マルセン・フンクを処刑した。

同氏の処刑は中祆対立(http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/bluesbb/thread.php?thr=453&sty=2&num=32)を生み戦争前夜を思わせるまで発展した。

龍鮮で増えつつあった祆教徒は政府に聖マズダー支持を訴えたが、尹明策首相は最後まで厳正中立を貫いた。
一方、世界中で絶えず続く戦乱は龍鮮政界における平和主義者、左派の進歩会と龍鮮民衆党の支持拡大に繫がったのである。

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