【声明】ヴァノミス王国政府の弾圧に対する声明

ヴァノミス王国政府の弾圧に対する声明　　613年11月初旬22099期発表
ヴァノミス王国政府は、国内に出現した反乱軍について、自国軍や他国軍のミサイルを以て之を弾圧していた。
我がガトーヴィチ帝国は、一般市民が独裁政治下の政府軍によって虐殺されている可能性を危惧し、611年9月、ヴァノミス王国政府による説明を要求した。そして、同政府からは後に説明するという回答を得た。
しかし、あれから2年余りが経過した現時点においても、ヴァノミス王国政府は説明責任を果たしていない。一方で613年5月下旬(22083期)には大規模な暴動を政府軍が鎮圧し、加えて同年10月初旬(22096期)には新しく蜂起した反乱軍について他国の民間軍事会社のミサイルを以て之を撃破するなどの軍事行動を取っている。
ゆえに、我が国は、ヴァノミス王国政府は自らの独裁政権を維持するために無辜な市民を弾圧していると判断し、我が国は盟邦である成蘭連邦王国と共同して次の要求を行うに至った。

１．ヴァノミス王国政府は自らが支配する領域において、虐殺など深刻な人道危機が発生していることを認める。また、これらが長期的に有効な対策を取られず、また他国に軍事掃討を安易に依頼するなど、もはや自国単独による根本的な解決は不可能であるという現状を認める。
２．以上のような現状を憂慮し、ガトーヴィチ帝国・成蘭連邦王国は共同してこれらの問題対処を支援するため政策立案や各分野の専門家で構成される政府顧問団を派遣する。これらの顧問団は国民による政府樹立に向けた取り組みを支援するために派遣されるもので、国民投票による承認なくして政府を樹立する権限を有さない。また、政府顧問団の安全保護及びヴァノミス国内における治安を維持するために両国は両国軍部隊からなる治安維持部隊を派遣するとともに、ヴァノミス王国政府はこれを受諾することを認める。
３．もはや同国の内情が切迫していることを踏まえ、ヴァノミス王国政府が8期以内(614年1月下旬22107期まで)に前向きな回答を行わない場合、強制的にこれらの措置を実行する可能性があることをあわせて警告する。

要求は到底受け入れられるものではなく、我が国の軍が何の罪の無い一般市民を虐殺しているというのは事実ではない

貴国の説明に一定の理解を示します。他方、これらの内情が報道機関などを通じて公表されなかったことに不信感を抱いております。報道の自由が不当に制限されているのであれば、報道の自由を保障しうる法整備を要請します。もっとも、貴国の説明が一定の程度なされたことを考慮し、先般、発出した通告、声明を撤回することをここに声明します。
また、我々ガトーヴィチ帝国・成蘭連邦王国は、我々が非難声明を発しているにもかかわらず、ASU社による砲撃を容認したアルドラド帝国政府に遺憾の意を表します。

非難声明以前にASU社とヴァノミス王国間では反乱軍鎮圧の契約が結ばれ、作戦が開始されていた。非難声明後の攻勢についても続く作戦の一部でしかない。ヴァノミスの治安維持にASUが加わった状態からの不完全な撤退は更なる混乱と治安の悪化をまねくとし作戦行動を続けたとASUからの報告を受けている。