東方共同体第二回首脳会談

　東方共同体第二回首脳会談を大石動帝国首都兵城京にて開催します。大石動帝国からは内閣総統高野直が出席します。

　議題は今後の東方諸国共同体の方針と、旧中夏民国の一方的な解体宣言に関してです。

龍鮮王国より議政府総理大臣姜英哲が出席します。

まず、東方共同体の方針は今までと変わらず東方諸国の平和と繁栄を追求することで問題ないでしょう。

そして、中夏共産政権の一方的な宣言は国際法的にも常識的にも無効であると考えます。

我が国も龍鮮王国と同意見です。

中夏共産政権の一方的な宣言を我が国は中夏民国の当方共同体脱退宣言であると見なすべきであると考えます。

神桜皇国より、神桜皇が出席いたします。

中夏人民共和国については、我が国も脱退宣言であるとみなすことに賛成であります。
なお、東方共同体は加盟諸国および世界の平和を追求すべきであると考えます。

お二方のご同意感謝します。

そもそも我が東方共同体が東方の平和と安寧を維持する機関足り得なかったのは単に旧中夏民国の傍若無人な振る舞いにあったと考えます。また、昨今のスオミ王国政府との衝突を見ても、中夏共産政権に移行したところでその体質はまったく変わっていない様に見えます。

以上のことから、我が国は今後中夏に対するEC加盟国からの一切の輸出入の禁止による経済制裁の発動を提案します。

龍鮮王国は賛成致します。

中夏に対する禁輸措置については反対いたします。
理由としては、我が国の対中夏貿易は全貿易の20%を占めており、制裁を行うことによる我が国の経済への影響は大きいものになると考えているからです。
全面禁輸ではなく、鉄・石油・砲弾などの軍事物資についてのみ禁輸にすることを提案いたします。

貴国の事情はお察し申し上げます。
では、全面禁輸が我が国と龍鮮、軍需物資禁輸が貴国による処置とする非統一での経済制裁を提案します。