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ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
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- ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/10 21:41)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/10 21:47)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/12 18:38)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/15 13:02)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/20 4:34)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/26 0:16)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/6/29 22:54)
- Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク (ゲスト, 2014/7/18 23:59)
ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1文才も構成もアレでしょうがサイドストーリーなんかを書くかもしれないですよ。
【※本スレッド内の全文章は外交に一切の影響を及ぼしません】
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.1「プリシラとシュオルドレッド」
プリシラ・アルヴィドソンという童顔の、どこからみても十代半ばに見えるその女性は、レゴリス帝国本国から傀儡国家たるヴォルネスク首長国を統治するために派遣された女性である。
少なくともそういう触れ込みとなっている。
問題は南西ヴォルネスクという統治至難なこの地域において、市民に向けた政治指導力などかけらも持ち合わせていない事だ。
プリシラの役目は看板である。少女趣味のゴシックロリータに身を包んで、舌足らずな口調で話すその少女は、自身と同じように本国から派遣された官僚が作成した文面を暗記して、記者会見にでて、議会で発言する。
それ以外に仕事などしない。膨大な行政書類にサインやスタンプをするのは首長補佐官であり、現地の軍閥勢力、民兵組織との折衝を行うのもそれらの担当官である。報告書も、新聞もニュースも彼女にとっては縁遠いもの。それを補うように、レゴリスから派遣された閣僚達は優秀だった。「鉱山労働法」「レゴリス人土地法」「産業調整法」をはじめとする各種法律によって、大多数のヴォルネスク人には低賃金所得のみがあてがわれ、利権はレゴリス人と、それに従う一握りのヴォルネスク人のみがそれらの数十倍の所得の恩恵を得た。
誰もプリシラに期待などしない。そもそも彼女は政治家である前に学者であり、秘密結社レメゲトンに属する魔術師であり、尽きない欲望に餓えた人外の存在であるのだから。
ヴォルネスクは霊的に汚染されているとゾロアスターの聖職者たちは言った。それは事実である。ヴォルネスクに漂う暗黒の瘴気は、そこに住まう人心の荒廃と腐敗に無関係ではない。
そこに長く住み、瘴気を吸い込んでいれば、いずれレゴリス人たちもヴォルネスク人のような人屑に等しい存在に堕ちるだろう。
だが、プリシラにとってはそれは心地の良いもの。夜よりもなお暗いところ。地下街のある一角を研究用の私有地として独占し、プリシラは欲望と興味の赴くままに研究と実験を繰り返している。
「地震や隕石を落とす呪術は実在するのですか?」
妖しげな液体の入ったフラスコやビーカーを傾けて調合していたプリシラに、メイド服に身を包んだ美少女が軽く話題を振る。
「もちろん実在するよ? この星の軌道には無数の岩石が浮かんでいるの。念動力でそれに干渉して落とせば、それは巨大隕石」
レメゲトンは古来より、数え切れないほどの隕石を落としてきたとプリシラは笑う。
「まあ怖い」。メイド服の少女が笑う。二人とも幼いという形容すらできる少女たち。だが笑みに浮かぶのは邪悪でかつ淫妖なもの。このメイドもまた闇の住人だった。
プリシラは前触れも無くメイド服の少女を押し倒し、キスの雨を降らせる。響き渡る嬌声。そしてゴシックロリータの中に隠していたぬめる紫色の蛇を見せつけ、鋭い牙を光らせる。
「実験に必要なの。シュオルちゃんの血、頂戴?」
「私の闇の血をご所望とは、どのような趣向…いえ実験でございましょう」
「可愛い女の子をシュオルちゃんと同じにしてあげるの。良かったね。お友達ができるよ?」
プリシラの蛇が大口を開け、シュオルと呼ばれた少女の首筋に牙を立てる。恍惚とした表情で迎える少女。傷口から溢れるのは赤い血ではなく、男達から奪い取った白濁した何か。この闇のメイドの体内では、それが循環して動いているのだ。
「シュオルちゃん、エーラーンに虐められて随分数が減っちゃったよね。でも安心して。レゴリスから可愛い子たちを喚んでくるから。一緒に楽しもうね?」
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.2「ゾロアスターの神官と水泥棒」
ゴルゴダのムラは貧しくとも平和な農村だった。
そのムラはゾロアスターの宣教師たる私を受け容れ、農民たちは太陽が昇るより早く起き出して祈りを捧げ、農作業に出かける。ラジオから聴こえる情勢は不穏の一途を辿り、ついにはエーラーン本国ですら撤退したが、私は結局ムラに残り、子供たちに文字と計算を教え、農作業の指導を続けている。
…いや、続けていた。
その慎ましい心安らかなる日々は、ある夜現れたシュオルドレッドと名乗る少女により、全てがひっくり返ってしまった。
その夜のうちにムラ人たちは誘惑され、神聖なるゾロアスターの聖堂は、夜通しで行われる白濁と背徳の宴の舞台となった。
そのメイド服に身を包んだ少女、シュオルドレッドが、教団上層部の言うヴォルネスクに巣食う悪霊、淫魔人形であることは明らかだった。
ムラ人たちが信仰を捨て、暴力を崇拝し、農作業を放置して酒と暴力と姦淫に溺れるのに一週間もかからなかった。悪党、匪賊の群れと化した彼らが、隣のムラを襲う算段をしていたのを見て、私はムラからの逃亡を決意した。
私は逃亡を前にして、聖堂の地下へと降り立つ。
昨日、ムラの外からやって来て、井戸水を勝手に飲もうとしたところを取り押さえた水泥棒を解放するのだ。このムラにいても待っているのは死か堕落しかない。牢の鍵を外す音に、部屋の隅にうずくまっていた男がこちらを見やる。
「…処置が決まったのか」
「いや、私はこの村から逃げる。君も付いてくるのだ」
「渇きに苛まれていたとはいえ水を盗んだことは事実。その報いから逃げるつもりは無い」
「水泥棒にしては殊勝な態度だ。だがこれは脱獄ではなく避難といって差し支えない。マズダー神もご理解くださるよ」
水泥棒を立たせ、手を引いて地上へと赴く。近くで見た水泥棒はみすぼらしい襤褸を着ていたが、筋骨隆々の、しかし静かで知性的な雰囲気を漂わせた男だった。
地上から女の悲鳴が聞こえた。淫魔人形は夜にしか現れない。昼間、悪党どもの劣情と暴力の犠牲になるのは村の女子供達だ。
「…あれは」
「見るな。隠れろ。無視してバイクを奪うんだ。マズダー神もご理解くださるよ」
「マズダー神は不正義を放置することはない」
悪党どもの群れに歩みよる水泥棒に、私は驚愕した。あれらは人間ではない。人を人とも思わぬ獣。人屑。ヴォルネスク人。銃や大砲もなしにその凶行を阻もうなど、自殺行為だ。
制止と拒否。短い問答ののち、悪党がヌンチャカを振りかざして水泥棒に襲いかかった。「やられた!」と目を瞑った瞬間に、水泥棒ではなく悪党の悲鳴が響き渡った。恐る恐る目を開けると、水泥棒はそこに何事も無く立っていた。足下で首と胴体が離ればなれになっているのはヌンチャカの男。
何が起こっているのか解らなかった。水泥棒は徒手空拳で、十数人のモヒカンの大男たちの暴勇をいなし、刃を避け、鎖を引きちぎり、逆に手刀、蹴業、石礫にて倒して、瞬く間に暴力集団を壊滅させた。
「この戦いはマズダー神のものだ。マズダー神はお前たちを我々の手に渡される」
…まさか。彼はまさか。そんなはずは無い。彼は死んだはず。
「南東聖拳はミスラの拳。闇を打ち払う戦士・軍神の拳なり」
エーラーンが認めた救世主。ダヴィット。
虚像ではない。実在している。
過去に暴拳の君主ジャックに討伐されたと記録されているのに、彼は、そこに在る。
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.3「ルティーナと治家」
セーランの王妃にして、ルーシェベルギアス公爵。イニストラードの君主。美しく清楚で淫蕩なるルティーナ・エルツ・ルーシェベルギアスは、その住処をセーランの王宮に移していた。
あらゆる陰謀と策謀の糸を手繰り操り、ルティーナは片田舎の葡萄荘園の領主から、今や超大国セーランの王妃へと登り詰めた。王位継承権を持っているわけでもなく、ましてやセーランは君主が絶対権力を持っているわけでも無いが、歴史とは夜にルティーナが作るもの。そもそも何もせずとも、あらゆる周囲がルティーナによきように取りはからう状態に達している。
セーランやルーシェベルギアスの市民たちにとって幸いだったのは、ルティーナは富と権力に執着しても、統治にはまったくの無関心であったこと。様々な人間の運命を弄び、数多の絶望を吸い上げ、今や魔界の魔王と呼んでも差し支えない存在ではあるが、レメゲトンの魔術師たちも、ゾロアスターの祓魔師たちも、今のところ彼女を警戒するだけに留まっている。
「南西ヴォルネスクには君のお仲間がいるのかい」
彼女の夫にしてセーランの国王たる黒石治家が、混迷と争乱の地の惨状に溜息をついた。セーランもまたこの泥沼に片足を突っ込んだところ。
「あそこにいるのはね」
夫妻は夫妻以外にだれもいないダンスホールで、身体を密着させあうチークダンスをゆっくりと踊る。
「ちょっと上等なゾンビよ。レチェリードールというの。激しい快楽と恍惚の中で死んだ女の子を、誰かがよこしまな業で蘇らせたもの。腐敗を防ぐために日々大量の白濁液がいるの。陽光を浴びれば滅びるし、男がいなくても餓えて滅びるし、銃で撃たれても滅びるの。取るにたらない存在よ」
「……君は銃で撃たれても滅びないのかい」
「それは秘密」
口に人差し指を当てて笑う。
「今ヴォルネスクにはセーランの艦隊がいたんだっけ。……まあ、襲われても吸い殺されたりすることはまれだから、たっぷりと可愛がってあげればいいんじゃないかしら。この世は人のもの。実際に政治を動かすのは人間よ。肝心な所を見誤ってはだめ。闇で何か蠢いていても気にしないの」
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.4「Purgatorio Onlineの一般的なプレイ風景」(本人承認済)
>ナターシャがログインしました。
ナターシャ「こんばんはー^^ まった?」
ウルスラ「あ、ナターシャインしたお」
アリーセ「遅い…」
ナターシャ「ごめんね。レゴリスの監査官がうるさくて。帳簿の隅をつついて使途不明金がどうとかこうとか…」
アリーセ「援助国家への説明責任は貴方の仕事。文句、良くない」
ウルスラ「まあまあ。それより今日は新ダンジョンいくんでしょ。速く行かないとボス狩られちゃわない?」
ナターシャ「それは大丈夫だよ。限られたギルドしか入れないし、リューンベリもウジェーヌも動けないよ? だから一番乗りはラグランジュが頂き」
アリーセ「動けない? …何かあったの」
ナターシャ「うん。あの子達にはレゴリスの監査官の相手をさせてる。だからログイン自体できないよ☆ミ」
アリーセ「鬼…」
ウルスラ「発想からして違うわね…」
ナターシャ「じゃあ準備いい? 昨日ポータル地点セーブしておいたからすぐいけるよ?」
ウルスラ「待って。預かり所行ってくる。敵の属性何?」
ナターシャ「よくわかんない。いつも通りで良くない?」
アリーセ「…まあ、ナターシャは痛い目にあって身体で覚えればいいか」
>【ホロウヘンジ/Hollowhenge:セレン内海に面した地域。潮の干満に合わせて霊魂の霧が押し寄せ、生者を脅かす。死霊の支配地域であり、無数の悪霊が声なき声を上げているされる。霧の中に美しき尖塔群が建っており、死霊の他夢魔も存在するといわれる。】
ウルスラ「このエリア、ルポワールが外部スタッフを招いて実装したと聞くけど<Crusader!> フィズリリーナの故郷の設定だっけ」
ナターシャ「<Merchant+Crusader!> うんうん:) ゴシック調の尖塔。中もまた不気味…だね。書き込みすごい」
アリーセ「<Soldier+Healer!><Thief +Soldier!> …敵、多い。動きが速いし。スキルも見たことが無い…危険。」
ウルスラ「まって。上から何か来るわ! 気を付けて!」
Doomsday Specter「……<ICE Mega Cluster>」
ナターシャ「なにあれ!? 見たこと無いスキルだよ!?」
アリーセ「…半分削られた。敵全体に氷結系の超攻撃、みたい」
ウルスラ「<Warlock!> 次の攻撃の後、硬直ができるわ。全員でNothingぶつけて!」
アリーセ「だめ、次を喰らったら全滅しちゃう。回復しないと」
Doomsday Specter「……<Prorema+ICE Mega …>」
ナターシャ「<Exorcist!>」
ウルスラ「無茶よ! 敵の方が格上! リバウンドが!」
ナターシャ「…あいたたた…あれ、いない…やっつけた?」
アリーセ「…うん。多分。あれボス?」
???「…はい。あれこそが死霊の騎士のひとり、終末のアーデルハイト。不滅の存在ですが、復活するまでしばしの猶予があるでしょう」
ナターシャ「…フィズリリーナ?」
フィズリリーナ「ラグランジュの勇者たちよ。霧の虚ろの塔へようこそ。私は夢魔。夢と幻と運命を操るもの。フリューゲルを覆う百八の悪夢のひとつ。貴方方が守護を担うユースウェリアの人々の夢と魂をかけて、取引を致しましょう」
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.5そこそこ書いてる小説家が陥りがちなこと(めも
・表現が脳内で完結してる(何の前触れもなく謎の表現を用いる。比喩表現の失敗)
・三点リーダーを使うけど三点リーダーのルールは無視(別に細かいからどうでもいいし自分もそう)
・一部の文章では問題がない接続詞でも全体としてみた時に明らかにおかしい接続詞(ブーメラン二度目)
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.6削除
Re: ヴォルネスク・イン・ザ・ダーク
msg# 1.7削除。