【会談】ガトーヴィチ帝国・大幹帝国間の元首会談

503年(Ева9年、光龍20年)11月28日、大幹帝国皇帝皇后両陛下はガトーヴィチ帝国を御訪問になり、
帝都イヴァングラートは帝城の応接の間にて、ガトーヴィチ帝国君帝帝妃両陛下と会談をなさることとなった。

※関係国の方はお越しください。

ガトーヴィチ帝国からは君帝スヴャトホースト=リーソフが出席します。

朴純徳皇帝陛下、ならびに尹珠希皇后陛下、遠路はるばるこのガトーヴィチまでお越しいただきありがとうございます。

机の上のケーキは、帝国の国営畜産場が誇る高級生乳を使用しておりますので、どうぞお召し上がりください。貴国産の唐辛子を使用した七味もご用意しておりますので、お望みであれば、そちらをおかけください。

まずは、先の巨大隕石災害の折に、貴国から数多くの支援をいただいたことに、
被災者、帝国民を代表して感謝を申し上げます。
被災地における貴国の援助物資や、医療チームの奮闘ぶりは、被災地のみならず、メディアを通して広く帝国民の知る所となりました。
帝国民は、皆といってよいほどに、貴国に対して良い心情を抱いております。

陛下は昨日27日に被災地を御訪問されたとうかがっておりますが、いかがでしたでしょうか。

大幹帝国より皇帝朴純徳が出席します。

リーソフ君帝陛下、君后陛下にお会いできたことを光栄に思います。

このような美味なケーキは初めて頂きました。是非幹国に持ち帰りたいものです。

さて、貴国は庚午洋乱(オセアニカ・アースガルド戦争)後の窮乏を極める弊国およびCAME諸国に温かい支援を下さりました。
これは恩返しの一部に過ぎません。貴国の復旧復興に弊国が貢献できたことを嬉しく思います。

昨日、ドィーム県の被災地を訪問させて頂きましたが、復興も進み市民の皆様も安息を取り戻されているとお見受けしました。

お気に召したようですね。

感謝のお言葉、恐れ入ります。
先の大戦によって、貴国の国土は大変荒廃し、また分断もされましたが、
その後の工業を基盤とした復興、経済成長には目を見張るものがございます。

また、貴国産の食料は、帝国内で広く流通しております。
我が帝国のおこりにはお米が深くかかわっているため、その味にこだわる帝国民は多いのですが、
彼らの間でも貴国産のお米は「廉価で美味」と評判でございます。
やはり、復興を目指す農の方たちが手塩にかけられたものだからでしょうか。

戦後、愛国行動党が策定した工業化政策は世界有数の工業大国である貴国を模範としたものです。貴国は幹国の師と言うことができます。

幹国もまた古くから農業を大切にしてきた国であり百姓たちは自らの生業に誇りをもっております、最近では無政府状態になった石動や秋津からの移民が伝えた農業技術により品種改良なども進んでいると聞いております。
多くの技術者が努力して生み出した米が貴国で高く評価されていることは幹国の君主として最高の喜びです。

そういえば、貴国の初代君帝であらせられるイヴァン・イヴァノヴィチ・リーソフ陛下のガトーヴィチ統一は427年。そして幹国・朴王朝の太祖である朴成秀の龍鮮統一は434年と貴国と弊国はほぼ同時代に成立した国であり、その後の議会制確立などの歩みも似ており、私も含め幹国民の多くが貴国に対し親近感を抱いております。
今回を機会に官民の交流をより一層深めていきたいと考えているのですが如何でしょうか。

そうでしたか。

(微笑みながら)貴国とガトーヴィチ帝国は、兄弟国のような関係なのですね。
是非とも、二国間関係を密にしたいと存じます。

・・・私の方からは以上ですが、陛下は何かございますか。

今日は陛下と素晴らしい時間を過ごすことができ誠にありがとうございました。
幹国とガトーヴィチ帝国の友好が永久に続くことを心より願います。

こちらこそ、ありがとうございました。