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Re: ザイナルhttp://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=255#・エージェンシーのゴミ箱

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なし Re: ザイナルhttp://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=255#・エージェンシーのゴミ箱

msg# 1.2
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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/10/31 1:49
ゲスト    投稿数: 0

~交渉後~

ムーノリシュ「何とか無事に終わったな…」

ガータ・ベルンダとの交渉直後、侯国全権であるムノーリシュはクシミニャールに帰る空港で煙草をふかせていた。
この交渉内容ならば本国の利益になりえるだろう、そう思った時であった。

フェルガナ=パシャ「随分と余裕だな。」

聞き覚えのある声。一瞬で体が委縮する。

ムノーリシュ「フェルガナ=パシャ閣下!?何故ここに?」
フェルガナ=パシャ「お目付け役だ。万が一の時の決定権をジェネロジーテから委任されている。」

フェルガナ=パシャは私に近寄ると、手にしていたタルペを一本抜き取って、タバコを吸い始めた。

フェルガナ=パシャ「ジェネロジーテから依頼されたのだよ。複雑な外交事案が発生したら、私が解決するようにとな」
ムノーリシュ「幸いにそのような事態にはなりませんでした。」
フェルガナ=パシャ「本国はなかなか大変だぞ。レオヴィルは銀をろくに輸送してくれないし、シベリアが鎖国して食糧自給を考えなければならなくなった。」

フェルガナ=パシャは紫煙をふかせると、話を続けた。

フェルガナ=パシャ「いずれにせよ、君のドクツで学んだ発電などのインフラ知識は役に立つ。頑張ってくれ給えよ。」

フェルガナ=パシャは吸殻を携帯灰皿にしまうと、空港の奥へと消え入った。

ガータ・ベルンダは我が国のように高度経済を遂げるのだろうか。発展と繁栄に浮かれて退廃の翳を見せる我が国のようにならなければいいのだが…ムノーリシュはふとそう思うと、ゆっくりと空港の待機室へと向かった。

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