セビーリャ自由共和国に対する通告

　638年2月14日のデルタ・ベルンでの講和以降、我々セビーリャ統治委員会構成国は、セビーリャ政府が国際社会の一員としての自覚を持ち、その統治に努めるものと期待し、その監察/監視に努めてきた。
　しかしセビーリャ政府は、自らの統治能力を明らかに超える無謀な開発計画と、セビーリャ人民にとって有害としかなり得ない政策の数々により、国家そのものの基幹を破壊し、セビーリャ人民の信託を裏切った。
　それだけではなく、デルタ・ベルンにおける我々の信頼をも裏切り、統治に対する責任を示すことなく、災厄を振りまくだけの存在、国際社会にとって有害な病巣となりつつある。
　これは、セビーリャ政府が自ら講和条約の精神を踏み躙ったということに他ならない。我々の信頼を、我々の期待を、蔑ろにしたのである。その倨傲を、我々は許すことが出来ないし、許してはならない。

　我々統治委員会構成国は、前述のセビーリャの振る舞いに基づき、また、我々に固有の権利と義務に従い、フリューゲル暦23969期665年10月中旬時点で、デルタ・ベルンの講和はその効力が失われたことを確認し、同時に、セビーリャの解放を目指すことを宣言する。
　ただし、この解放のための戦闘行為に際しては、セビーリャが主権国家である以上は、国際法の規定に則らなければならないものであるから、統治委員会の各国がそれぞれにセビーリャ自由共和国に宣戦布告した時点より、もしくはセビーリャ自由共和国政府が無謀にも統治委員会に牙を剥き、統治委員会構成諸国に宣戦布告した時点より、8期経過した時点から、戦闘は開始される。

●セビーリャ統治委員会
エルツ帝国
コーデクス共和国
ウェールリズセ連邦共和国

他、各国の個別の作戦支援要請に応じた諸国連名