【FSI】フリューゲルインターナショナル

我々レゲロ人民労働党は加盟各党の意識、現状の差を痛感し、先日の先走った提案の一時撤回を行う。

ヴォルネスク国民運動からの意見を受け、各党の連携を深めるという我々の運動の地固めが必要だと確信した。
我々の最終目標は世界の革命による共産主義社会への到達であり、そのためにも各党の連携が不可欠である。

よって新たな提案として、まずは各党協議のもと議長政党を選出し、各党の連携と協力をうたった共同声明の発表を目指すことを提案したい。

同志ヴォルネスク国民運動の、我が党及び野党のFSI加盟歓迎の意に、ヴェールヌイの党と人民を代表し、感謝の意を表します。

さて、同志レゲロ人民労働党からの提起と、対する同志ヴォルネスク国民運動の指摘に対しまして、僭越ながら我が党としての意見を具申いたします。

同志レゲロ人民労働党が自ら仰られたように「加盟各党の意識、現状の差」は歴然と存在し、またそれは当然のことであります。
社会主義建設に向けた闘争は、否社会主義国と社会主義国は勿論、社会主義国同士であっても水準に差があり、またその方式も違うのです。

我が党は、その違いを是正すべきものだとは考えておりません。
我が党は「個人主義に基づく社会(資本主義)が集団主義に基づく社会に移行することが、人間社会発展の必然的要求であり、集団の利益・公平性・自主性を担保する柱が社会主義である」との立場に立脚しております。
しかるに、多様な民族・国家(信仰を含めても良いでしょう)の現状と特徴に合わせ、革命闘争は遂行されねばなりません。
資本主義が発展した国であれ、そうでない国であれ、人民大衆の自主性を強化し、その役割を高める活動をうまく行なえば、社会主義の勝利をなし遂げることは不可能ではないのです。(我が社会主義ヴェールヌイがそれを証明するでありましょう)

もし、共同声明なるものが策定されるのであれば、我々本位の方法論や闘争方針を示すことは避けねばならないし、違いと水準を認めることが必要です。
その上で、世界の労働者階級が、闘争に加わらねばなりません。

一方で、経済政策の共有とはいかないまでも、既存社会主義国間の連帯を模索するうえで、経済分野での緩やかな合意がなされることは大変有益であると考えます。

レゲロ人民労働党の同志の新たな提案に対し
我々ヴォルネスク国民運動は深く賛同すると共に
ヴェールヌイ労働党中央委員会の穏健路線は
全ての闘う革命的議会主義者の支援になるものと判断し
これを支持する。

また先にレゲロ人民労働党の提案と共にヴェールヌイ労働党中央委員会
の極左冒険主義に反対する姿勢、戦術、平和闘争をを無条件で支持します。

我々、石動社会主義革命統一戦線は、首都警による不当な主義者弾圧から解放され、晴れて立法会議民評院に12議席を獲得することが出来ました。
つきましては、我が党はフュリューゲルインターナショナルへの参加を表明するものであります。
各国同志のご承認を伺いたく存じます。

我々スコッチランド労働者評議会は暴君に怒れる民衆によって樹立されました。しかしながら指導党が存在しないので指導体制は極めて不安定となっております。
我々は万国の労働者の連帯を理念に設立された本機構に大いに賛同し、われらの助けとなっていただきたく思います。

(ヴェールヌイ労働党のFSI担当は、鼻先を撫でつつ沈黙を続けたが、議場が同様に静まり返っていることを目線だけで確認すると、少々怒気混じりな、しかし非常に小さな声で言った)

で、石動社会主義革命統一戦線の加盟申請と、今般のスコッチランド労働者評議会の要請について、みなさまの党からは何もないのですね？

Non vivace, con lo stato che l'entusiasmo per comunismo ha svanito
(活発でなく、共産主義に対する熱意が消えた様子で)

ガトーヴィチ共産党は、石動社会主義革命統一戦線の加盟要請について、これを歓迎し、スコッチランド労働者評議会の支援要請について、FSIとして何らかの適切な支援を行うことを支持します。

我が和寧労働党は、旧香麗労働党の崔一族による封建的独裁政治と決別し、民主体制の中で真の共産主義を目指し活動しています。

我が党は改めてFSIのメンバーとして諸兄と共に歩んでいきたいと思います。

世界的に、社会主義、共産主義を掲げる諸氏が新たに存在感を示しており、また近年の経済問題を解決するうえで、社会主義的な理念や各種政策というものが、人民大衆に受け入れられる土壌がかつてに比べ増大しております。
このような状況下において、各国勢力の連帯を掲げる本FSIが、有効にその機能を発揮せずして、一体何の存在価値がありましょう。
我々ヴェールヌイ労働党は、世界革命であるとか、プロレタリア独裁などというものは、覇権主義や独裁者の言葉遊びの産物であると考えておりますが、過去にフリュー労兵評議会がFSIへの不参加を表明した主旨、すなわち「世界革命や世界的共産主義勢力の協力は、幻想にすぎない。緩やかでも民衆の政治意識を向上させ、その結果起きる民衆による民主的な革命、ルクセンブルク主義的手法こそが民衆による革命だと言える。」について、これをFSIへの不参加と平行して唱えたことについても、これもまた間違いであり、大きな矛盾があると考えております。
我々がなおもFSIへの加盟を今日まで継続しているのは、それが体制を根本から変革させる『革命』であれ、既存体制下における民主の拡大と社会主義的政策の部分的な採用であれ、その手法はつまるところ民衆本位でありさえすれば、自決を尊重する立場からこれを歓迎しなくてはならないし、その中で必要な連絡、交流、援助が行われることについて、その枠組への参加の拒否を示すことは、すなわち自身の民主主義の向上と理想追求の努力を拒否することと同義であるからです。
現状のFSIが有効に機能していないのは、この組織そのものの位置づけが曖昧であり、その曖昧さを許容することすらも明確に定義されていないことが問題なのであって、組織の抜本的な改編及び参加各党の意識醸成が必要でありましょう。
我が国では近々指導者の交代が予定されており、FSIへの関与についても変化がもたらされるであろうことから、時期的に積極的な意見表明を行うことは難しいものですが、参加各党におかれましては、この機を逸する事無く、それぞれの国で必要な役割を果たし、社会主義の発展に一層努力されることを願います。

FSIが実質的に機能していないのは、社会主義国間の雑談場になってしまっているところに根本的な原因があると考えます。つまるところ、実質的な連帯機能を果たしていないところが問題であって、社会主義各国での軍事同盟や経済同盟に昇華することによってこの停滞を解消するべきと考えますが、代表各位は如何に思われますでしょうか？