大幹帝国・レゴリス帝国首脳会談

ベッテンドルフ総統「そうですね。では1点だけ。

　今回の会談により、両国は事実上の国交正常化となったのですが、これに反対される方が貴国や我が国で出てくるでしょう。
それほど先の戦争の爪痕は深いという事ですが、かと言って反対される方々に従い、今回交わされた取り決め等が反故にされる事を我が国は望みません。
我が国は今回の会談が、云わば貴国と我が国の和解の最後の機会だと捉えております。和解のために交わされた取り決め等が反故にされてしまうのであれば、我が国は最早貴国との和解は不可能だと考えますわ。
ですから、我が国においても、貴国においても、反対される方の声に惑わされずに粛々と取り決め等を履行するようお願い申し上げます。」

天安君「私の亡き父君、高宗陛下と祖父君、太宗陛下は戦前、貴国との開戦を憂慮し戦中も和平の道を模索しておられました。戦後、高宗陛下は凶弾に斃れるまで常に国際平和を考えておられました。

私も貴国との和解が国際平和の大道を拓くものと考えています。」

丁純憲「貴国との和解は陛下の御意思、陛下の御稜威に副うことが臣下の使命です。命を懸けて貴国との約束を守ることを誓います。」

ベッテンドルフ総統「天安君陛下のお言葉に同意致します。私も貴国との和解が国際平和の大道を拓くものだと固く信じておりますわ。そして、丁純憲閣下のお言葉、確かにお聞きしました。私共もこれで安心できるというものです。

　私共の方からは以上ですが、これにて会談を終了とさせて頂くということで宜しいでしょうか？」

丁純憲「はい。本日は国交正常化という偉大な前進を成し遂げることが出来、心より嬉しく思います。今日が新たな友好関係の大門となることを希望してなりません。」

天安君「丁総理と同じく両国関係の発展を強く願います。素晴らしい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。」

伊勢宮「今日の会談が全レゴリス国民と全幹国民に幸せをもたらすことを祈念致します。」

ベッテンドルフ総統「では会談は終了と致しましょう。今回の会談では、両国の国交正常化という素晴らしい実りを得ることが出来ました。この実りを元に、両国の新たな友好関係は始まるでしょう。この両国の新たな友好関係が永く続くことを願うばかりですわ。」

ベレスフォード副総統「今回の会談が、両国関係の新たな一歩となったのは確実でしょう。総統閣下に同じく、この両国関係が永く続くことを強く願います。本日はお疲れ様でした。」