クイーンズ連邦資源開発プログラム

公開期間
1年間（628年5月下旬～629年5月下旬

案件
１）ノースクイーンズ州　ニューカンブリア山　鉱区開発計画（座標13,12）
採掘予定：鉄鉱
コスト：資金20兆Va（内訳：人件費4兆Va/鉱脈調査費10兆Va/開発資材費5兆Va/環境対策費1兆Va）及び建材1.5億t

２）同　ケインズ山　鉱区開発計画（座標10,10）
採掘予定：ウラン
コスト：資金30兆Va（内訳：人件費5兆Va/鉱脈調査費15兆Va/開発資材費8兆Va/環境対策費2兆Va）及び建材3億t

開発及び運営主体はドジソン社がいずれも担います。

ここに開発資金を公募致します。支払いは一括にて希望致します。

貴国が民政移管を志向されている事を鑑み、これを円滑に遂行するにおいて、経済的な懸念を出来る限り排除する助けとして、鉱山開発予定の双方に対し全量一括拠出が可能であることを通知します。
我が国が拠出する場合、採掘される資源購入の優先等、特別な処置は求めないものといたします。ただし、拠出される資金及び資材は贈与とせず、両国政府の同意に基づいて償還期限無期限の借款として処理することを付帯条件とします。（本件の場合、資金60兆Va相当の借款ということになりましょう。開発運営主体が企業であることについては何ら問題ありません）

エルツBM社、わが社からは資金を提供する前に貴国における資源外交のあり方を聞きたく思います。資源とは外国へ輸出してナンボ。わが社が鉱山を開発した暁には、ぜひその流通にもわが社の力を使ってもらいたい。とくにエルツ本国では今、燃料市場が一番アツイ。わが社が資金を提供するならば、ぜひとも本国との流通網も整備させてもらいたいですね。それをもって貴国産業の発展が出来ましたら、わが社としても貴国の発展と、わが社の躍進と会いまして双方に利益がありまする。

以上の条件が受け入れられますならば、出資としては、ケインズ山に、資金30兆vaと建材3億トンをわが社は出資いたします。帝国のマニワホールディングス製の建材です。質は保障したします。

反応頂き感謝致します。それだけ資源が国際的な関心ごとであると理解します。

透明性を確保し、信頼性のある投資環境を整えることこそ持続的な経済発展につながると考えます。
したがって連邦としても開発プログラムへの参入契約としてヴェールヌイ政府の提案された有償借款方式を採りたい。

エルツBM社の提案ですが流通及び開発について外国企業に任せることは致しません。ドジソン社主導の資源の開発及び輸出を行うものであり、その前提でなければなりません。
資源外交のあり方については、資源は外交の一つのネタにすぎないのであり、貿易関係に留まらない関係の深化を希望致します。

ヴェールヌイ政府に対し覚書としてこの開発プログラムへの参入契約を結ぶことの了解を得たい。その上で今年度中の開始を目指したい。
借款の返済について法的拘束力を盛り込むものとします。
連邦としては建材の出所及び品質保証について明記されることを希望します。

公開期間が629年5月までと言っておられるにも関わらず、わずか2ヶ月で選考が終了したり、企業主体を望みますのに、他国の国家の助力を願うという貴国の矛盾に、運営姿勢に強い遺憾を抱きます。わが企業は世界中に支社を持つ企業として貴国と他国の架け橋になることを希望し、この案件を支持いたしましたが。我々のプレゼンでは貴国へうまく趣旨を伝えられなかった事も事実であります。ただ、人の人生は一期一会とも言いますし、この話も何かの縁、ということで、もし困ったことがあられましたら、いつでもわが社にお伝えください。できうる限りの協力をいたしましょう。では貴国の鉱山開発が無事に成功することを祈ります。

あらかじめ応募の最低限条件として開発コスト及び開発運営主体を明記しており、あくまで要旨として資金及び資材提供のみを求めている連邦の意図を貴社がくみ取ることができなかったことが非常に残念であります。

またこれは入札や選考ではありません。あくまで資金・資材提供の応募の公開時期を定めたにすぎず、ヴェールヌイ政府の提案は我が国の条件に合致しており、エルツBM社の提案は合致していませんでした。
よってヴェールヌイ政府の提案が現時点で最良であります。
全量一括で借款を行っていただく以上、既に他に入る余地はないのです。

加えてヴェールヌイ政府の提案は単に鉱山開発に対する有償借款金の契約であって、資源取引を契約するものではありません。
したがって他国に聊かの不利益を与えるものでもなく、なお且つ至急に開発へ動けるというメリットが存在するのであります。ならばここでヴェールヌイ政府との合意を優先し、募集を打ち切るのが妥当でしょう。

僅か2か月の選考で最善の結果が出るとは思えませんが、我が社は別に貴国のけなす気はありません。ただ、我が社は資源開発においては、非常に多くの国の関心が多く、かつて、公募制にしていたのに時期を満たさず決定した国家が大きく非難されたことを踏まえて、貴国に警告したまでです。わが社は貴国がヴェールヌイ政府を選択したのは最良の選択だと考えています。信頼性では国家と企業では大きく違う。ヴェールヌイ政府はその実績とともに、今までの国家運営においても堅実であり、聡明誠実であります。貴国はよい選択をなさりました。しかし完璧ではなかった。ゆえに大英帝国の末裔として我らは貴国には失望をいたしました。

警告はあり難く頂きますが、我々の観点ではスピードも一つの要素であり、支援開始が速いだけでも相当なものであります。
いつまでも資源の山を眠れるままにしては国益に叶いません。
また我々の事業遂行の上で考える「最良」とは「完璧」ではございません。
そもそもこの手の事業において完璧と言うものは存在しないと考えておりますから。
繰り返しますがスピード及び内容の観点から、ヴェールヌイ政府の提案は最良であるのです。
貴社の提案がそれに匹敵する提案であったなら公開時間の限りを尽くして検討したでありましょうが、及第点に届かなかった以上、それはあり得ないのであります。
このように連邦政府が結論しており、エルツBM社の指摘は全く当らないと反論致します。
これより以降はヴェールヌイ政府との二国間協議及び覚書の作成作業に移りますのでご容赦ください。

我々は自らの成立ちから、国際の市場経済の観念について音痴であろうことを自覚しますが、互いに心象を悪くする言葉選びというものは、資本主義社会における企業活動においても最善とされないのではないかと想像します。同時に、販路の紹介ないし購入について、クイーンズ連邦の資源運用主体とエルツBM社は、将来ビジネスパートナーとなりうる事が確認されたわけで、双方にとり有益な情報交換だったと解釈されるであろうことを信じ、喜びを捧げます。

さて、借款形態の支援について、クイーンズ連邦の当局から正式に要請を受けましたため、開示を希望された事項および覚書の内容について提起します。

まず建材の出所及び品質保証です。(鉄鋼も"建材"利用される物質ですが混乱をきたすので本件においては除外し説明します)
本借款の提案及び管理は、ヴェールヌイ社会主義共和国の国際の貧困改善や安定化を目的とした途上・新興国支援政策の理念に基づき、共和国政府の決定によりなされたものであり、交渉・運用等の実務については工商計画省があたっています。
共和国が現在保有する備蓄建材は、現状その8割が国産林によって精製されたものです。我が国は、あらゆる産業が国家と人民、時代の要求する水準の統一的な年次計画に基づいて統制されています。この為、例えば木材を例にあげるならば、立ち木からの伐採、荒製材、乾燥、含水率強度検査に至るまで、その実施はそれぞれ独立した工場、企業体により行われるものの、個別の営利関係が存在しない中で担当行政が一元管理します。各段階を横断しての品質改善活動は普段に推進されており、労働者の品質管理能力の向上意識を高めることは、製品安全の確保のみならず、延いては人民福祉に直結する事項であると定義されており、日々改善を図っているわけです。一方これらが、なにかしらの"指標となる国際評価"にさらされたことはございません。我々の品質保障は、我が国が我が国の人民に対して保障している水準を準拠するものであって、またそれが最高位のものです。

覚書の主要な内容については
・資金50兆Va、建材4.5億tを、ヴェールヌイがクイーンズ連邦に貸与すること。
・これらは一期のうちに輸送されること。
・これらは主にニューカンブリア山（座標13,12)/ケインズ山（座標10,10）の鉱山整備に係る事業に用いられること。
・クイーンズ連邦は国債(*60兆Va相当固定)を発行し、ヴェールヌイ政府に譲渡すること。
　*情勢や個別の都合による価値変動の影響を受けることを避け、貸与関係を明確化するため
　 我が国の基準に照らし、現在時点における貸与資産の凡その資金換算価値として提示
・国債は償還期限を設けないものとし、双方の合意によらない譲渡を禁止する。
・上記一切の事項について、ヴェールヌイ政府とクイーンズ連邦政府の双方が確認、保障する。

この程度になるのではないかと考えます。修正ないしほか希望はありますでしょうか?
(大筋で問題がないようであれば、以降回答を確認しだい資金建材を送付するようにします)