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ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
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投稿ツリー
- ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/9 21:02)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/9 21:03)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/9 21:14)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/9 21:40)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/11 0:49)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/12 18:27)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/16 15:43)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/17 21:00)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/17 21:53)
- Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談 (ゲスト, 2015/8/17 22:25)
ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1本日、ベルサリエーレ王国領スリプトにおいて両国の利益代表部による会談が行われる
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.1Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.2【ウェールリズセ外務省/在ベルサリエーレ利益代表部代表:レオナルド・グラデニーゴ】
ベルサリエーレにおける利益代表部の代表として、レオナルド・グラデニーゴが出席いたします。
貴国の見解と概ね同意であります。特に国交締結に関しては、両国の政体、そして奉る所が大きく異なりますので、十分な議論を尽くし、良い結果となるよう望みます。
また両国で一般に広く信仰されている宗教といえばカトリックであり、ローマ教皇が地球を発ち、亡くなられてから長らくコンクラーヴェは開かれていないと聞き及んでおります。我が国は特定の宗教を擁護する事はなく、信仰の自由を認める所ではありますが、我が国も貴国も、部分的とはいえ同じイタリア系の国家でありますから、カトリック教会とのラテラノ条約をある程度は、尊重しなければならないだろう、とこのような見解であります。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.3【ベルサリエーレ王国外務省利益代表部部長:アントニーノ・トスカーニ】
貴国と同じく、王国もこの議論において良い結果を望んでおります。
宗教に関する見解についても、王国は帰国と違いはありません。貴国の仰るとおりローマ教皇が亡くなられてからコンクラーヴェは開かれず、カトリック教会は両国間で事実上の分裂状態にありラテラノ条約を尊重する以上、この状態を放置する訳には行かないでしょう。最低でも、この分裂状態の解消をする必要があると王国は考えております。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.4【ウェールリズセ外務省/在ベルサリエーレ利益代表部代表:レオナルド・グラデニーゴ】
感謝申し上げます。さて、本題と参りましょう。
さて、短刀直入に申し上げるならば、共和国は民主主義及び法の支配を重んじる国家であり、政体と申し上げるべきでしょうか、貴国とは少々異なるように感じております。両国間で国交が成立することは、大変喜ばしいことではありますが、我々政府は民衆の支持によって、民衆の代弁者としてここにおりますので、おいそれと結論を下すことは出来ません。といいますのも、貴国は民主主義よりは、どちらかといえば国王陛下の下に国家があり、国王陛下が国家の頂点に立つ、尊貴なお方でありましょう。ここまで見解に相違はありませんでしょうか。
であれば、我が国としては、貴国政府を全く信用しないわけではありませんが、民衆の権利が多少なりと、我が国の考える範囲においては侵害されている、このように考えざるを得ません。古の諺にあるように、"It two ride upon a horse one must sit behind."、つまり同規模の権力を持つ者、あるいは組織が二つ存在する場合、必然的に意見は違うものとなってしまうものです。その場合、我が国としては、民衆の権利を第一に擁護する必要がありますので、貴国政府とは真っ向から意見の相違が生じます。
しかしながら、国家間の関係とは、理念の共有も勿論ではありますが、相手に対する信頼も欠かせないものです。先ずは、相互を理解するところから,そしていずれは、理念すらも共有し得るパートナーに、あのアルドラド帝国が民主化を成し遂げたように、貴国もまた、女王陛下を戴きながらも、民衆の声が国政に反映されるような国家になるのではないかと、私どもは期待をしております。
さて、我が国には現在プラエトリア州南部の小さな街に大聖堂が築かれています。現在、大司教はお一人いるのみであり、コンクラーヴェを開会するには枢機卿の存在が不可欠ではありますが、そもそも枢機卿とは教皇によって指名されるものであり、教皇不在の今では枢機卿とは自称に他ならないものとなってしまいます。
従って、両国の大司教によるコンクラーヴェを開会し、初代の教皇に選ばれた者が属する国家に教皇庁を設置する案を、我が国の大司教から提案を頂いています。しかしながらこれは我が国政府の見解ではないことにご留意下さい。しかしながら、我が国は、教皇が選出され、仮にウェールリズセに教皇庁が設置されるのであれば、ラテラノ条約に準じた上で、バチカン市国のような政治的に独立した区域がウェールリズセ国内において成立する事に異論は御座いません。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.5【ベルサリエーレ王国外務省利益代表部部長:アントニーノ・トスカーニ】
一つだけ見解に大きな相違がございます。女王陛下に与えられた権力は宰相の任命権のみであり決して強権的なものではございません。
そして、王国政府により民衆の権利が侵害されていること等、全くもって無いことを利益代表部部長としてお伝えします。王国には常に二頭の馬が用意されているのです。貴国政府の懸念することは、理解できますが、その懸念事項は最初から王国政府には存在いたしません。
王国内に大聖堂と呼べる建築物は存在いたしませんが民衆がそれを支持するのならば建造することは、可能であるとの見解をザラ大司教区から頂いております。
基本的にウェールリズゼ大司教区からの提案に異論は、ございません。王国内の各大司教にお伝えしましょう。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.6【ウェールリズセ外務省/在ベルサリエーレ利益代表部代表:レオナルド・グラデニーゴ】
貴国公安当局の方針について異を唱えるつもりはございませんが、貴国が議会を置いていないばかりか、非常に強い権限を持った秘密警察を設置している事は我が国のみならず、世界各国の知る所であります。情報公開においても、貴国は不透明な箇所が多い状態です。我が国は貴国の施政方針に異を唱えるつもりは御座いませんが、事実は事実として頂く事が出来なければ、両国の関係は仮初の、欺瞞に満ちたものとなりましょう。
では、両国の大司教によるコンクラーヴェを開会すること,またその過程にあたっては、両国政府の干渉なきことを、確認したいと考えますがいかがでしょうか。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.7【ベルサリエーレ王国外務省利益代表部部長:アントニーノ・トスカーニ】
この会談の場に置いて冗談は、お控えをお願いします。王国に議会が存在しないという事実はありません。情報公開に感じては、不足している事実を認めましょう。できれば、どのあたりの情報が不足しているか教えていただけないでしょうか?教えていただければ今後、公開する情報のリスト作成に必ずお役立ちになります。
はい、そのことに関しては、確認いたしましょう。王国政府により干渉は一切いたしません。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.8【ウェールリズセ外務省/在ベルサリエーレ利益代表部代表:レオナルド・グラデニーゴ】
私は何も外交の席で冗談を申し上げているのではありません。至って真剣です。トスカーニ閣下には私が冗談を言いにこの場に来ているとお考えですか?
繰り返しになりますが、貴国に現在正常に機能している、国民の意思が国政に反映され得る民主的な議会が存在していないことは紛れも無い事実です。この大前提が共有出来ないのであれば、我が国として語るべきことは御座いません。貴国の発言の信用性が問われる部分であります。信用とは国家間の関係が成り立つにあたって、大前提として存在するものです。そうではありませんか、トスカーニ閣下?
では声明として織り込むことにいたしましょう。
【ベルサリエーレ・ウェールリズセ共同声明原案】
ベルサリエーレ王国、ウェールリズセ共和国は、高貴なるイタリアの継承者として、1929年及び1984年に確認された、宗教と制度間の調整を目的としたラテラノ条約、そして両国民の伝統的文化の尊重を目的とし、カトリック教会が国家の在り方、政治体制に介入せず、他宗教との間との共存が為される限りにおいて、国民の文化的かつ健康的な生活の向上に資すると認め、条約から逸脱しない範囲においてカトリック教会の立場を再確認し、政治は宗教に関与せず、宗教もまた政治に関与しない事を宣言する。
Re: ウェールリズゼ・ベルサリエーレ間の会談
msg# 1.9【ベルサリエーレ王国外務省利益代表部部長:アントニーノ・トスカーニ】
先ほどの発言は、冗談と受け取られても仕方ない物と私は考えております。
それは全くの間違いというものであり王国に正常かつ民主的な議会は存在いたします。これは、王国政府の公式表明であり偽りは一切無いことを利益代表部部長としてお伝えします。
貴国の王国政府に対する不信は全て杞憂であり、最初からそのような大前提は存在しないというのが王国政府の主張であります。よってそのような大前提は決して共有することは不可能です。存在しないのですから。
また、王国の公開情報について、どのあたりの情報が不足しているか教えていただけないでしょうか?
声明原案確認いたしました。問題はございません。