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ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談
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投稿ツリー
- ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ヴェールヌイ社会主義共和国, 2015/6/18 21:35)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ヴェールヌイ社会主義共和国, 2015/6/18 21:53)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ゲスト, 2015/6/21 20:03)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ヴェールヌイ社会主義共和国, 2015/6/22 21:37)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ゲスト, 2015/6/23 21:56)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ヴェールヌイ社会主義共和国, 2015/6/25 22:31)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ゲスト, 2015/7/7 23:56)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ヴェールヌイ社会主義共和国, 2015/7/11 0:04)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ゲスト, 2015/7/12 21:01)
- Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談 (ヴェールヌイ社会主義共和国, 2015/7/12 23:30)
ヴェールヌイ社会主義共和国では、大質量隕石災害からの復興にようやく目処がつき、一応の平穏を取り戻し始めていた。しかし、ウラン鉱喪失の補填事業による経済負荷と重なって、一度に900万人以上を失ったショックは、国民に大きな心の傷を残し、重苦しい空気の中、長い停滞期へ突入しようとしていた。
597年9月、ウェールリズセ共和国のベルドルト・アルベルティーニ総督がヴェールヌイを訪問した。これは以前より予定されていたもので、隕石災害の発生によって延期を重ねていたが、ウェールリズセ側の申し入れに加え、ヴェールヌイ側の受け入れ体制が整ったことをうけて実施された。
アルベルティーニ総督は、共和国宮殿での歓迎式典に参加し、その後首脳会談が行われた。ヴェールヌイからはオベルタス・スヴィトラーナ議長に加え、次期議長就任が決まっているヴァシリー・サロート外務大臣が会談に臨んだ。
スヴィトラーナ「あらためまして、政府と党を代表し、ベルドルト・アルベルティーニ総督閣下を歓迎いたします。ようこそお越しくださいました。また我が国の都合によりまして、長くお待ちせしてしまいましたことを申し訳なく思います。ウェールリズセからは先の燃料危機と、続く隕石災害において多大なご支援をいただきましたし、災害後、こうしていち早く総督閣下がお越しくださったことは、共和国の全人民を大いに元気づけることにもなりましょう」
Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談
msg# 1.2【ベルドルト・アルベルティーニ】
本会談に先立って、先の隕石災害の犠牲者に対し、共和国を代表しまして、改めて哀悼の意を表します。
さて、スヴィトラーナ議長閣下からこうして歓迎の言葉を頂き、亢奮の極みであります。共和国建国以来、ヴェールヌイには多大な支援を頂いてきた我が国が、燃料危機、そして隕石災害において、貴国の支えの一端を担うことができましたのは、我が国としても栄誉に思う所であります。
本会談を通じて、両国の繁栄と、そしてこれからの国際社会の平和に資する有益な議論が出来ればと思っております。
スヴィトラーナ「栄誉だなんてとんでもありません。人は皆、助け合って生きている。遠く故郷の星を離れた人類が、共存共栄の道を歩まざるとすれば、これほど愚かなことはないのですから。総督閣下がおっしゃられましたように、両国の友好と繁栄に資する会談ができることを私達としても希望するところですし、屈託無い意見交換ができればと思っています。
とはいえ、不測の事態が続いたため、私の任期も予定より延び延びになり、599年7月には退任しなくては憲法違反になってしまうところまで来てしまいました(笑)もう2年と残されておりませんから、あとは次期議長が決定しておりますサロート同志におまかせしますね。既に彼のほうが党序列も私より上ですから代表としての発言責任を負うにも立場的に問題ないかと思います。そうですねサロート同志?(笑)」
サロート「いやはや、議長同志にそう言われてしまうと途端に肩が重くなりますね(汗)
遅れまして、閣僚評議会外務大臣のヴァシリー・サロートです。ようこそお越しいただきましたアルベルティーニ閣下。お会いでき本当に光栄です。私はウェールリズセとの治安維持協定の署名代表でしたが、協定の推進責任者として、貴国担当者とも実際に協議を行うなどさせていただきまして、党や政府内では"ウェールリズセ通"と呼ばれております(笑)実際には"通"といえるほどではございませんが、私個人としても、少なからず縁を感じるところでして、こうして初の両国会談に参席できることを嬉しく思います。
共和国政府といたしましては、本会談で燃料危機時の『貴国支援に対する補填について』並びに、これは補填策とも連動するところになりますが『共和国によるウェールリズセ支援について』後ほど説明を行わせていただきたく思います。
共和国とウェールリズセは、民主主義と相互対等の精神において、価値観を共有する、あえて申し上げるなら"世界でも数少ない"友邦たりえると確信しているところであります。この点について閣下のお考えを是非お聞かせ願いたいと思います。」
Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談
msg# 1.4【ベルドルト・アルベルティーニ】
まさに、まさに仰る通りです。共存共栄こそ、人類の歴史にこれ以上の血を塗らずに済む方策でしょう。とはいえ、その理念は必ずしも現実に反映されていません。しかしながら、こと我がウェールリズセと貴国との間であれば、あらゆる困難の中で、最も容易でありましょう。
スヴィトラーナ議長の退任は我が国としても惜しむべきところではありますが、致し方のないことなのでありましょう。私から、そして共和国からの謝意は、議長のご尽力により、発展したウェールリズセの姿。その姿を目にして頂くことこそが、唯一、そして何よりも価値のある表明となりましょう(丁重に礼)
そして、次期議長候補といわれるサロート大臣とお会い出来たことは、私としても栄誉とするところであり、今訪問の大成果といえましょう。貴国との治安維持協定には私は別の公務で出席は叶いませんでしたが、当時の首席交渉官、チェルソ・ベルトロット氏は先日更迭された外務次官の後任としてウェールリズセの外交実務を取り仕切っております。
国家と国家の関係は何よりも相互理解が基本であり、その点、ウェールリズセ通のサロート閣下と、ヴェールヌイ通のベルトロット外務次官が両国の外交を担っているのですから、両国関係の永世友好は疑いようもありません。願わくば何百年、私達の子孫代々までこの関係は受け継ぎたいものです。
さて、議案について、我が国としましては、補填は無償で行ったものであり、見返りを求めるものではありませんが、今後の両国関係の在り方について確認する意味では、避けて通れない議案となりそうです。これについては、貴国からの説明をまずお聞きすることになるでしょう。
民主主義と相互対等の精神について、その価値観を共有する事に疑いようもありません。国交樹立以来、大使館の設置などでつぶさに国情をご存知かとは思いますが、我が国においては政治権力が不正義を行うことは認められておりません。
いうなればラウド・マジョリティ――こういうといいすぎかもしれませんが、国民は政治に対して多大な関心を抱いております。現に総督府の前や議会の前で連日デモが行われているというのは、世界の知るところでありましょう。私としては自らの力量の不甲斐なさを嘆くばかりではありますが…。これはヴェールヌイにおいても同様のことと存じます。
相互対等の精神についても、我が国の対アルドラド外交についてご存知であれば、その精神の堅持に揺るぎはないと認めて頂けるものと考えております。我が国はソフトなアプローチ、つまり民主化において必要とされる支援について、アルドラド側に確認することはしておりますが、ハードなアプローチ、貿易を停止する、国交断絶を行う、圧力をかけるなどの行為はしておりません。先日の声明において、アルドラドに対する非難を表明しましたが、すると説明しながら全くの進展が見られなかったことに対する誠意の欠如を非難したものであります。アルドラド政府が民主化を行う気がなく、独裁政治を行うことを是とするのであれば、我が国はそれに対し関与するつもりはありません。ただ座し、而して黙すだけであります。現在においては、アルドラド政府にも一定の前進が見られ、推移を見守っている最中であります。
サロート「国民国家たるもの、民衆が政治に関心を強めるのは歓迎すべきことでしょう。何事の不足にも一般大衆というのは敏感に反応するもので、貴国は若い国家であり、全てにおいて伸びしろがある状態ですから致し方のないところなのでしょう」
スヴィトラーナ「(サロートの言葉が終わらないうちに)ただしね、相互批判的な政治勢力が同居する中で、未熟な民主国家では、正当な手続きを経て成立した政治権力を、他方が非合法な手段で打ち崩そうすることも少なくありませんわ。建国間もない国家でデモや反乱軍が多発するのは、制度としての民主制を全ての人民が本当の意味で理解しておらず、承認していない為だと私は考えています。ようは法による手続きに従うことに"慣れさせる"ことと、力による権力の奪取や保持に"慣れさせない"こと。共和国が、途上国や新興国の治安に多大な関心を寄せ、またその対策を支援しているのは、このためです」
サロート「はは・・・そうですね、つまり―」
スヴィトラーナ「(サロートの言葉が終わらないうちに)つまりは、アルドラドが真に民主制を打ち立てることを支援したいのであれば、それは現体制の誠意に期待する類のことではないということです。共和国は、今や胸を張って人民の国家であると言えます。しかし、私が時の党員の同志達から信託を受け、与えられた権力をフルに活用しなかったなら、共和国の民主化は20年は遅れていたはずで、時に愚かな共和国人民は、温厚で静かであるがゆえに、党の腐敗を許したでしょう。少し自賛に過ぎますか?
いずれにせよ、私達は稀なケースであり、それを自覚しています。自覚しているからこそ、共和国はアルドラドの政府に対して、単に国交がないという理由ではなく、彼らに期待し、かける言葉を持ち合わせていないのです。独裁政治を是とするのか、民主化を行うのか、といった選択は、既存体制が決議するにしても、アルドラド人民が決することでしか成り立つはずがありません。
アルベルティーニ閣下、貴国の正義と理性ある働きかけを、私達は称賛いたします。理由はどうあれ、共和国はアルドラドについて何ら行動をとっていないのですから、意見を述べさせていただく資格はないかもしれません。しかしこれだけはお耳に入れておきたい。アルドラドの現体制を非難する貴国の熱意と関心のいくばくかを、民主化という言葉を自ら口にせざるを得ない状況にしたアルドラドの民衆と一握りの勇気ある政治家への声援に割かれるべきではなかったでしょうか。
アルドラドを非難する国が、真にアルドラド人民の幸福を望んで、今般の国際世論を形成しているとは、私にはとても思えない。人間は自らの利によって物事を判断し行動する生き物でしょうし、国家ともなればそれが義務です。無論、私達も自らの国益が最優先であることに変わりありません。しかし、他者の不幸を許容して得られる利を享受しようとするばかりなのでは、進歩を拒絶するに等しい。これは、私が社会主義者だからそう考えているわけではないと、そう信じてますわ。」
サロート「・・・(ハンカチで汗を拭いながら)アルベルティーニ閣下、議長同志が今のような考えを述べさせていただきましたのは、ウェールリズセが、申し上げたような権益のみによってアルドラド批判をしたものではないと理解しているからこそです。閣下の仰られた誠意の欠如は国家間の対話実務における礼節に起因するところでしょうから、そもそも当てはまるものではありませんし・・・そうですよね議長同志(恐る恐る議長に目をやる)」
スヴィトラーナ「勿論です。」
Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談
msg# 1.6【ベルドルト・アルベルティーニ】
無論、暴力的行為は民主主義への挑戦であり、許しがたいことであります。我が国はあらゆる暴力による解決を否定しますし、それを認めることもありません。
政府が不正義を行う時、民衆が立ち上がり抗議の意を表す――そういった形での、デモであれば認められるべきではありますが。
アルドラドに民主主義が造られるべきであるとは考えますが、私どもは流血による民主主義的な政府の樹立を望みません。
現体制の誠意に期待する類ではないと仰いましたが、穏便な形での民主化は現体制からの段階的移行が望ましいといえるのではないでしょうか。
そういった点で、私どもはアルドラド政府に期待しております。人民の声を聞き、何が国民にとって良い選択であるのか。それを考えるべきなのです。
そして、その点で、彼らはすでに第一のラインを通過しました。我が国としてはこれを歓迎したいと考えますし、これからも推移を見守るつもりです。
アルドラドの人民、そして勇気ある政治家に対する支援を私達は惜しみません。無論、アルドラド政府に対する支援も惜しみません。
旧体制と新体制、などという括りではなく、彼らの体制が、より進歩した体制となる事を私どもは祈るのです。
歴史上、数多あった流血を伴った革命のような惨劇を引き起こさないためにも。
アルドラドを非難するのも自由でしょう。それらの国家に対し、私たちは静止する術を持ちません。
しかし、アルドラドへの非難が、権益によって引き起こされたものであるならばその国家は国際秩序を乱すものとして、弾劾されて然るべきであると考えます。
対話による相互理解,あるは相手への礼節が、現在の暗雲漂う国際社会において、どれだけ夢想的なものであるのか、私どもは十分理解しているつもりです。
しかしそれを忘れてしまったとき、私達は人非人となってしまうことでしょう。願わくば、多くの国家がこの想いを共有せんことを。
いやはや、しかし、スヴィトラーナ閣下の見識には驚かされるばかりです。偉大な先達がいると、苦労するものでしょう、そうではないですか? サロート閣下。
サロート「議長同志とは旧知なのですが、立場は人を変えるといいますかなんというか・・・」
スヴィトラーナ「ぇ?どういう意味で―」
サロート「発達した民主主義というのは、公正な普通選挙によって行政決定を行える体制のことを意味しますが、それには自由報道や市民自治も必要な要素です。
お話を聞いていますと、歴史の積み重ねを持たない彼らに、はじめからそれを望むのは酷なことでしょうから、先ずは初歩的な人民主権(国民主権)の保障を確約させていくことが望まれますね。「旧体制と新体制という括りではない」と仰られましたが、まったく正しいご認識だと私も思います。民主主義というのは「民主化を求める勢力が権力を握る」だとか「法律が変わった」だとか、一晩のうちに成立するものではありませんから、我々も注意深く推移を見守りたいと思います。この結果がどうなったとしても、貴国の努力は、歴史の中で進歩的評価をうけましょう」
スヴィトラーナ「アルドラド問題も重要な関心事ではありますけれど、せっかくの初めての首脳会談です。サロート同志、例の件をアルベルティーニ閣下に説明してください」
サロート「わかりました。例の件とは先に述べました補填と支援についてです。共和国は先般、燃料危機に際して貴国から多大な支援によって支えていただき、無事これを乗り切ることが出来ました。議会での決議並びに各種談話や報道によって周知活動も行なっておりますが、我が国は以前の燃料輸出先並びに支援国に対して補填ないし同規模の支援策を用いて恩義に報いることとしております。国際慣例上、大きな災害等に対しての支援は原則無償で行われるべきものであり、我々の認識も同様でありますが、本件に関しては我が国の過失によるところが大きく、これにより各国に負担を強いたという事実を重視してのことですので、ご理解ください。
その上で、貴国の防災設備投資に必要な鉄鋼の継続提供をもってこれにかえさせていただきたいと考えています。価値を共有する貴国の早期発展を願い、現在までも数度にわたって支援は行なってまいりましたが、特に規定のあるものでもありませんでした。よってこれを機に、現在から20億規模までは鉄鋼の無償輸出を確約させていただくものと致します。
また貴国は、近年において商品の輸入路も確保され、商業国として経済規模が拡大し、財政もより安定化されることと存じます。伴って、最低限の防衛力の整備にも着手できるようになりましょう。これは貴国の国防政策に関る問題であり、その時期についても我々が与り知える事柄ではありませんが、治安維持協定によって哨戒活動を担っている立場から、将来に協定を円満に解消する為にも、初期の防衛力整備に際しては、装備類の供給を申し出たい。
また両国の友好と相互発展をより強固なものとするため、相互の各種保全や効果的な協力を明記した友好条約の締結についても希望するものであり、両国の担当者によって協議していきたいと考えますがいかがでしょうか」
Re: ヴェールヌイ・ウェールリズセ首脳会談
msg# 1.8【ベルドルト・アルベルティーニ】
アルドラドについては最早我々が危惧するまでもなく、健全な形での民主化が行われたとの情報が未確定ですが入っております。お互い、今後の推移を見守ることといたしましょう。
さて、燃料危機については共和国としては建国以来持続的な支援を貴国から頂いたこともあり、それに報いる意図もあったのですが、貴国の立場を理解、尊重いたします。
我が国はあらゆる面で鉄鋼が不足しており、開発が滞っているのも資金面は無論ですが、単に建材・鉄鋼といった都市開発に必要とされる資材が不足しているためです。その中での鉄鋼20億という大規模な支援は共和国の近代化において重要な意味を持つことでしょう。貴国の配慮に感謝申し上げます。
財政面についてはプライマリーバランスの黒字化が達成されつつあり、財政危機は一先ず脱したといえます。従って、今後は経済だけでなく国防についても重々検討すべきという貴国のご意見は最もであると考えます。国防省は今後30年間で平時の兵力を90万規模にまで拡大する考えを持っております。私はこの首脳会談後に退任する身でありますので、国防政策については後任の預かりとはなりますが、90万には届かずとも最小限度の自衛力を備えるべきという意見は議会与野党ともに一致しておりますので、問題なく行われることでしょう。貴国の優れた装備類の供給があれば、共和国軍の近代化は迅速かつ優れたものとなることを、私は確信しております。
相互の各種保全や効果的な協力を明記した友好条約の締結について、異存はございません。内容の協議を進めるべきとの考えにも賛成の立場であり、恐らく貴国は何かしらの案をお持ちでしょうから、先ずはお聞かせ願いたく存じます。
サロート「ご理解いただき深く感謝申し上げます。とはいえ、我が国は鉄産出国ではありませんから、輸出は低調なものにはなるでしょう。その点、貴国のスピード感をもった近代化を十分に支ええるものではないかもしれませんが、少しでも助けになるなら幸いです。
貴国の経済力が拡大され、また世界に良い影響を与える上で、一定に妥当な規模の国防力整備は国際的に望まれるものでありましょうから、これを支援することは共和国の国益にも適うことであり、積極的に支援していきたく思います。我が国においても、貴国の自衛力整備がはじまることを前提に、装備類の移転を円滑に行えるよう、国内の手続きを進めることとさせていただきます。
友好条約ですが、我が方の草案はこのようなものになります(用紙を手渡す)」
(草案はPMにて送信/調印に至る場合、後日このスレッドで改めて合意した条約を調印とさせていただきたく思います)
スヴィトラーナ「アルベルティーニ閣下も、近くご退任される意思を表明されていることですし、わたくしも同様ですから、色々と煩雑になりましょう。なのでこの条約に関しては外務担当の実務者間で意見調整を行いつつ、双方の新しい政府間で署名したほうが良いのではと考えておりますわ。それでよろしいかしら?」
サロート「この会談の後、同様の草案を貴国大使館にも送付するようにいたします。アルベルティーニ閣下の今回のご訪問により、ウェールリズセが責任ある平和と民主主義の国家であることを、我が国が改めて確信する契機となりました。このことは共和国人民に広く紹介し、両国民の友好親善に弾みをつけていくことといたします。我が方から本会談で提示する議題は以上でありますが、アルベルティーニ閣下からはなにかございますでしょうか」