帝政カールスラントに対する宣戦布告

弊国は最後通牒と称し、関東連邦公国とアウステルリッツ王国の植民地化を目論む
帝政カールスラントに対しエリザベート一世の名の下、宣戦を布告する。

帝政カールスラントこそ、各地で皇帝の暴政に対する反乱が相次いでいる国ではないか。
自国の管理すら出来ない後進国が他国の施政批判とは何事か。

弊国の要求は二点。停戦条件と判断されたし。

・関東連邦公国およびアウステルリッツ王国への最後通牒の取り下げ
・帝政の廃止、反乱軍が求めている民主的国家への政体移行

以上。攻撃開始は18121期となる。

クラーシェ誓約者同盟皇帝　エリーゼ・シェルストリア

貴国の認識が根底より誤解に基づいており、この要求には答えられない。

第一に五つの集落に存在する反乱軍は集団的無気力化病症候群、通称ゾンビ病の感染者である。
ケーニヒスベルク大の研究の元、ようやく特効薬が開発された段階であり、既に二つの集落の感染者に投与が行われ、効果を発揮した。
これは我が国およびルーシェべルギアスの報道を見ても明らかにされており、貴国の指摘は誤りである。

第二に我々は途上国でありながら、たゆまぬ努力によって国力をここまで積み上げたが、関東連邦公国およびアウステルリッツ王国はその努力の欠片も無く、亡国の道を歩んでいる。彼ら首脳部と我が帝政カールスラントの尊き君主を同列に扱うことは許し難き屈辱であり、撤回を要求する。

貴国の行動が「軍事的に他国内政に関与してはならない」という前提に立つならば、第二項の要求はそれに反しており、矛盾している。

誤った認識の下で自己矛盾した貴国の行動に対し、その不当性を国際社会に訴えるものであり、かつ帝国政府は貴国に対する国交断絶を通告し、帝国軍は直ちに貴国と応戦する用意を準備する。

何の寝言をほざいているのかは分からぬが、ゾンビウイルスなるものは「現代」において存在しない。
またそのようなものが「仮」にあったとしても、貴国の原始人並の教育水準ではそれに対処する術はあるまい。
ケーニヒスベルク大自体、大学と称しているが我が国で教えている初等教育以下の事すらできない自称教授・学生の集まりではないか。
ルーシェベルギアスにしても、文化こそ華々しいが、教育水準は先進国以下であり信憑性に非常に欠ける。
この事から、貴国が自国の民を「ゾンビ」等と呼び非人道的な虐殺を行っている事は明白である。

帝政カールスラントの社会保障及びインフラを見ても、社会保障こそ中世国家並ではあるがインフラは古代人にすら劣る有様ではないか。
民を虐げ暴政を敷く非人道的国家の分際で、たゆまぬ努力も尊き君主も何もあったものではない。君主と呼ぶに値しない。

弊国の軍事行動は暴君による暴政に虐げられ苦しみ喘ぐ人民を助け、
また貴国の帝国主義的政策を阻止するものである。之、即ち正義の戦いである。

クラーシェ誓約同盟は正気なのか？

帝国が成立したのはフリューゲル歴494年8月下旬であり、現在は503年3月下旬。
この8年と7カ月の間に我が国は黒い森を一から開拓した国家家であって、技術レベルが貴国や他の先進諸国のそれに劣るといって恥ずべきことではない。
現時点で幸福度を68ポイントを有する我が国は中位国家の水準を満たしている。インフラだの教育水準だの社会保障だの、それらの予算財源は人民の税金によって支えられている以上、身の丈に合わない水準に上げようとすれば重税を課すか、借金経営の末に破綻するだけである。
我々はそれをハミール的放漫財政国家と呼び、忌むべきものと記憶している。

皇帝陛下は適時有用な経済政策を実施し、財政状況に見合った分の社会保障を充実させており、人民に対する良き政治を推進している。
貴国との国交関係はこれまで健全であったと理解しており、唐突に行われた「暴君」との評価に対し、憤りを隠すことができない。
また我が国の教育水準を原始人並みなどと見下す貴国外交官の一面的な見方、独善的な態度からも、貴国の誇る教育水準が見かけ倒しであることは明らかである。

またゾンビ病について、報道を繰り返し行ったにもかかわらず、世界で反応を示したのはルーシェべルギアスたった一ヶ国のみであり、この段階で貴国を含め各国および報道機関が一切疑義すら示さなかった以上、我々の報道発表を追認したに等しい。むしろ関心を寄せただけルーシェべルギアスの探究レベルは評価できるものであろう。
それを今更になって疑義を呈し、内政干渉の理由にしようとするなど言語道断である。

正気である。

そもそも貴国は支持率を100％と対外的に偽装しているが、これは虚偽であり本来の支持率は40％に満たない。
これは貴国の民が皇帝と名乗る暴君に対し憤りを抱いていることの証左である。

そして、我が国の情報機関が貴国の内情を分析した結果、以下の事が判明している。
これは一例であり、その数はもはや数え切れない。

ターン17926：帝政カールスラントでの暴動により52250億Vaの経済的損失が発生しました。
ターン17926：帝政カールスラント(5, 13)の村から住民が逃亡。村は荒地になりました。
ターン17926：帝政カールスラント(11, 14)の村から住民が逃亡。村は荒地になりました。

嘆かわしい。「幸福度が68ポイントだから中位国家の水準を満たしている」？

なんと愚かな。なんたる倨傲か。
更に言うのであれば、貴国の財源が人民によって支えられているとはまったくの嘘である。
過去に我が国やルーシェベルギアス公国が行った100兆規模にも達する資金援助の結果、国庫が潤っているに過ぎない。
人民から取り立てた税は皇帝をはじめとする特権階級の懐に入り、外遊と称した豪遊で浪費されている。
皇帝の政策が適切であるならば上記のような住民逃亡や暴動による多額の経済的損失は発生すまい。

ゾンビ病に関する事はそもそもが、一国の声明とは到底信じがたいものであった。我が国の情報機関もこれは虚偽であり、
内戦状態であるとの情報をいち早く掴んでいたが、我が国は貴国との国交樹立を行っていた関係上、
早期に内政状況が改善されるものとして、政府による声明は貴国政府の能力を疑うものに成り得ると判断し行わなかった。
しかし今日に至るまで改善はされず、貴国は我が国の信頼を裏切った。民間の報道機関が報道しないことは”報道しない自由”である。

尚、今を生きる我々を原始人が理解できないのと同様、原始人である貴国外交官が
我が国の高度な教育水準を理解出来ない事は至極当然であると存ずる。

暴動が発生していたターンと現時点のターンでの幸福度は大きく異なるものであり、クラーシェ誓約者同盟は卑劣にも過去の情報のみを強調し、印象操作を行っている。
ここまで改善が行われたのも須らく皇帝陛下の政治的業績である。ついに今ターンには幸福度85に達している。順調に人民を豊かにしている証左だ。
貴国が不法に忍びこませて得たような情報は不正であり、信用に値しない。
そして関東連邦公国やアウステルリッツ王国のような100ターン以上も策を講ずることなく窮乏に喘いでいる無能国家を擁護し、大きく改善を果たした我が国を愚弄すること自体、無理解極まりない。本気で帝国と親善を取り持つつもりがあるのなら、国際信義に則り、共に無能国家を解放するべきではないか。
それにもかかわらず、執拗に我が国に民主化を迫る一方で彼ら無能国家に何ら行動を起こさないクラーシェ誓約者同盟こそ先進国にあるべき姿勢に値しない。
我が国は譲歩し、既に貴国の求める第一項は満たした。これ以上、貴国が戦争でしか結論を見いだせないと言うのであれば、自衛のための応戦はやむを得ない。

不法に忍び込ませて得た情報とは何をさすのか。全て国際社会周知のれっきとした事実に他ならない。
宗教による洗脳で人民を誑かし、幸福度85と誇らしげに語る帝政カールスラント。
過去にシオン総主教庁が宗教で人民を誑かし、幸福度をあたかも高いように見せかけた手法と同じである。

関東連邦公国やアウステルリッツ王国の人民が窮乏に喘ぐ姿には心がいたむが、それを口実として両国を植民地化すべく
両国に最後通牒をつきつける帝政カールスラントの行動を容認するつもりはまったくない。
我が国は両国の民が経済援助を望むのであれば援助を行うものであり、現在そのような要請は無い事から行っていないに過ぎない。

ターン18118：帝政カールスラントが帝政カールスラント(8,7)地点に向けて5発のSPPミサイル発射を行いました。(有効5発/怪獣命中5発/怪獣無効0発/防衛0発/無効0発)
ターン18118：-(8, 7)の反乱軍に命中。反乱軍は苦しそうに咆哮しました。
ターン18118：-(8, 7)の反乱軍に命中。反乱軍は苦しそうに咆哮しました。
ターン18118：-(8, 7)の反乱軍に命中。反乱軍は苦しそうに咆哮しました。
ターン18118：-(8, 7)の反乱軍に命中。反乱軍は苦しそうに咆哮しました。
ターン18118：-(8, 7)の反乱軍に命中。反乱軍は苦しそうに咆哮しました。

宣戦布告を不都合と見たのか、ついには民主化を求める人民を虐殺する帝政カールスラント。
我々は民主化を求める人民の最大の擁護者であり、専制と隷従、現政府による圧迫から人民を解放する正義の使者である。
第一項を満たし「譲歩」などといっているが、これは「当然」の事である。
速やかに人民に対する虐殺をやめ、民主化を求める人民の声を聞き民主国家としての道を歩むべきである。

予め誤解の無いよう言っておくが、これは皇帝に退位を求めているものではない。
現皇帝の施政に疑問を抱いてはいるが、間違っても処刑などという前時代的な行為は行われるべきではない。
一歩間違えば、皇帝による独裁が社会主義者による独裁にとって代わられかねないということは歴史が証明している。
カールスラントの民が現皇帝の下、立憲君主制と言う形で民主化を成し遂げるのであればそれも一つの道であると考える。

我が国はプロテスタント、ゾロアスターの二大宗教が拮抗しており、国家宗教的な性格を持つシオン正教とは全く異なる。そもそも宗教が人民の幸福度に影響する重要な要素であることは否定できないのであり、宗教で人民を誑かすなどという認識自体が、宗教に対する偏見であり、人々の信仰心を疑う発言に他ならない。

人民の要請が無ければ援助しない、などという無策な姿勢はあきれるばかりである。また援助するとしても政府が無能である以上、受け取ったそばから人民に渡ることなく浪費されるだけである。我が国がオストマルクに実施した食肉援助などその例であろう。
ゆえに無能な首脳部を解体することでしか最大限、人民に援助を浸透させることは不可能である。
ミサイルは対ゾンビ特効薬を搭載したミサイルであって、火薬を搭載した実弾ではない。上空で炸裂しており、死傷者などは出ていない。
貴国が我が国の教育水準を原始的とするなら人民の啓蒙活動は引き続き必要であり、議会政治を開始したところで、正常な運営ができるはずがない。時機尚早である。

全ての要求を満たした。停戦を要請する。

停戦条件が二項満たされたことを確認した。
戦後処理協議に移る…といいたいところではあるが、貴国の揚陸艦が我が国の近海をうろついている。
速やかに撤収されたし。我が国の国民に被害が出た場合、報復攻撃に移る。

さて、これは仮に停戦が成立した後の貴国復興プランである。
プランを受け入れるか受け入れないかは貴国の判断に委ねる。

【メイスナー・プラン】
・クラーシェ誓約者同盟は「カールスラント復興支援基金」を設置。
・クラーシェ誓約者同盟の民間の有志医師2000人をカールスラントに派遣。
・カールスラントが復興するまでの間に、他国からの宣戦布告を受けた場合にはクラーシェ誓約者同盟は之を防衛する。
・カールスラント内で今後、内乱が発生した場合にクラーシェ誓約者同盟は之に関与、正当政府を支援する。

さて、次に戦時中の両国見解の統一を行うべきであると考え、以下の提案を行う。

・カールスラントは国民をゾンビと呼び虐殺した事実を認め、国民に謝罪を行う。
・クラーシェ誓約者同盟は宗教に対する差別的表現を撤回する。