聖マズダー教国・フリュー二重帝国会談

会談を続行させましょう。
我が国は基本的に積極的な問題への介入を望んでおりません。助けを乞うものがいれば手を差し伸べ、最大幸福を目指して行動するのみです。

レーテ代表　デヴーコフ労兵評議会議長（略称、議長）

私からも見解を述べさせて頂きます。

貴国の高尚な精神には、我々も賛同します。
貴国も御存知の通り、かつて私は恐怖政治の共産政権の議長でありました。
当時は、貴国の介入に酷く狼狽したものですが、今ならば心から感謝の意を述べれます。

弱者を強者が助け、それを驕ること無く共に手を取り合い進んでいけるとすれば、武力や勢力均衡による世界秩序の維持も必要ないでしょう。

とはいえ、現実は武力や勢力均衡による世界秩序の維持が不可欠であることを示しています。
それ故に、我が国は積極的に軍備を拡大し世界平和に貢献したいとも考えています。

心惜しくもこの会談が、私にとっての、レーテ議長としての最後の仕事となりますが、代表は変われどレーテの信念は変わりはしないでしょう。

ところで、現在、我が国と貴国との間には平和維持についての条約等が存在しません。国際平和のため、ひいては両国の利益のために、貴国との不可侵条約の締結を望みます。

ミチニーコフ国相

それには同意です。
両国間にとって不可侵条約の締結は国益となることでしょう。
では、近い内に帝国議会で不可侵条約の締結を提案するとしましょう。
恐らく不可侵締結はそう遠くない話だとは思われますが。

ミチニーコフ国相

さて、議論も大方の結論に至った様であるので、会談を終わりとさせていただきたいのだが、構わないだろうか？

こちらとしては構いません。
有意義な会談となったことと思います。

お急ぎでないようならば、観光をなさるのはいかがでしょうか?
首都の北にはマズダー神を祭る神殿があり、ペルセポリス港からは遊覧船が出ております。是非お立ち寄りください。

ミチニーコフ国相

お気持ちはありがたいが、今は我が国にとって重要な時でありますので、一刻も早く帝国に戻らねばなりません。
お気持ちだけ頂いておきます。

好意に背くようで申し訳ない。

そうですか。
貴国のますますの発展を期待しております。
我が国は協力を惜しみません。何かあれば、いつでも相談に乗りましょう。

両国の友好が末永く続くことを願います。
では、これにて失礼させていただく。