ユリウス地域の統治権のカルセドニー社会主義連邦共和国への移譲に関する条約

　対ユリウス戦争において戦勝権を有する諸国（カルセドニー社会主義連邦共和国、ロムレー湖畔共和国、レゴリス帝国、中夏人民共和国、セニオリス共和国、ラルティスタ社会主義共和国）はフリューゲル暦786年1月初旬、“ユリウス王国”と称する地域の復活に対して以下の条約を策定しました。本条約は実務協議により各国に承認されており、各国の調印及び批准により発効いたします。

＜ユリウス地域の統治権のカルセドニー社会主義連邦共和国への移譲に関する条約＞

第1条　ユリウス地域に対して戦勝権を有するカルセドニー社会主義連邦共和国、ロムレー湖畔共和国、レゴリス帝国、中夏人民共和国、セニオリス共和国、ラルティスタ社会主義共和国（以下締約国）は同地域の統治権及びそれに伴う責務を第2条で定められる条件が満たされていることを前提としてカルセドニー社会主義連邦共和国に移譲することを承認する。
　第1項　ユリウス戦争の戦勝権を国際法上有している・いた国家や地域のうち、バルバロッサ王国はその滅亡のため、セビーリャ自治政府はその外交権がセビーリャ占領委員会を構成するロムレー湖畔共和国が有しておるため、それぞれ戦勝権が放棄された旨確認する。
第2条　ユリウス地域をカルセドニー社会主義連邦共和国政府が統治するにあたり、ユリウス地域が以下の行為を行うことを禁止する。カルセドニー社会主義連邦共和国政府は以下の条項が確実に履行されるために必要とされるあらゆる行動を行うことを確認する。
　第1項　ユリウス地域はあらゆる軍事的な組織を保有することを禁止される。
　第2項　ユリウス地域は軍需物資、すなわち砲弾、鋼鉄、石油の保有が禁止される。現在保有しているものについては全てカルセドニー社会主義連邦共和国に引き渡される。
　第3項　ただし、カルセドニー社会主義連邦共和国はユリウス地域の防衛及び治安維持のため地域内に組織を保有することができる。
第3条　ユリウス地域は戦後賠償として締約国及び締約国が必要と認めた国・地域に対し別に定められる議定書に基づいて賠償を行う。
第4条　本条約は、締約国全ての同意により改廃される。

調印する。

ラルティスタ社会主義共和国国務院総理　バシム＝バス

本条約は事前に中央委員会の批准審査にかけられ、承認された。中央委員会議長の名を以てこれを宣言するものである。
中央委員会議長　モルガル＝ニジャール

共和国を代表し、本条約に調印する。

786年1月12日

ロムレー湖畔共和国外交局長 ジャン＝ポール・アルフォンス・ケヴィン・モフロワ
Jean-Paul Alphonse Kévin Mauffroy, Directeur général de l'Office des Affaires Etrangères

中央議会は786年1月14日本日、ユリウス地域の統治権のカルセドニー社会主義連邦共和国への移譲に関する条約について批准の承認を決議した旨通知する。

第10代ロムレー湖畔共和国中央議会議長 レナエル・エミリー・パンルヴェ
Lénaëlle Émilie Painlevé, Présidente du Conseil central lomerais

本条約に調印する。

786年1月27日

セニオリス共和国外務大臣　アルベルト・ハルヴァリ

本条約は国民議会により本日批准の承認が決議された。国民議会議長の名を以ってこれを宣言する。

国民議会議長　ハインツ・イェフォーシュ

本条約に調印する。

786年1月27日

中夏人民共和国　外交部長　王貞治

本条約は国民議会により本日批准の承認が決議された。中夏人民共和国主席の名を以ってこれを宣言する。

中夏人民共和国主席　夏丁鈴