普欧帝国・レゴリス帝国首脳会談

フリューゲル暦480年8月18日、ここレゴリス帝国首都ブリンストで、
普欧帝国及びレゴリス帝国間の首脳会談が行われようとしていた。

※関係国の方はこのスレッドをご利用下さい。

普欧帝国より宰相K・エメルマンが参加致します。
この度は会談の開催を了承して頂き感謝の念に堪えません。
会談が両国にとって実り多きものとなることを期待します。

レゴリス帝国からは私、リーゼロッテ・ヴェルトミュラーが出席します。
我が国としてもフリューゲル最大の国家である貴国との会談を歓迎致します。

さて、今回の会談では貴国より複数の提案があると聞き及んでおります。
まずはその提案を是非ともお聞かせ願いますでしょうか？

では早速本題に入らせて頂きます。
現在、我が国を中心にFENA内では国際問題の調停を行う国際機関創設の計画が進められております。
先の龍鮮における動乱において、我が国は残念ながら調停に失敗しました。
この反省から、一国ではなく多国間の連携によって実効力をもつ調停を行う必要がある
という結論に至った我が国は、その具体的手段として国際機関創設を目指しております。
近年のフリューゲル世界では新興国が次々と建国され、世界経済も成長を遂げつつありますが、
しかし政情不安や国際問題も依然として残り続けております。これは一国家の問題ではなく、
世界経済にも予測困難な打撃を与える可能性を持っており、我が国はもちろん貴国にとっても
間接的に不利益をもたらすことが無いとは言い切れません。

よってこのような危機に対処するためにも多国間、或いは複数の同盟、勢力の協調実現は
時代の必然とも言える段階にあると考えられます。そこで、我が国は貴国にこの問題への共同対処と
国際機関創設計画への協力を是非ともお願いしたいのです。
貴国は新興国が台頭した今も世界に大きな影響力を持つ国家であり、過去に我が国が平和維持のため
行動を取った際に協力関係を構築できた国家でもあります。
今回もより良き世界の実現のため共に立ち上がって頂けないでしょうか？

なるほど。貴国の御提案、確かにお聞きしました。
貴国が仰られるように、近年のフリューゲルでは新興国が相次いで建国され、世界経済も成長の一途を辿っております。
しかし、一方で様々な政情不安や国際問題がくすぶり続けていることもまた事実です。
このような現状を放置しては、貴国の仰られる通り貴国のみならず我が国、ひいては諸外国に不利益をもたらすこともそう遠い未来では無いでしょう。
それらの危機に対処し、平和な世界を実現させるには多国間ないし複数の同盟・勢力を協調させる必要があり、
その為にも国際機関は創設されて然るべきものでしょう。
我が国としては貴国の提案に賛同致します。
より良き世界を実現させる為に、共に立ち上がりましょう。

御賛同に感謝致します。我々の努力は世界を良き方向へと導くこととなるでしょう。
両国の協力があれば国際機関の創設も、そう遠い未来の話ではありますまい。

また、我が国としましては国際機関の分野以外でも貴国との交流を深めたく思っております。
特に近年の隕石災害の増加はまさにフリューゲル世界全体の課題となっているため、
これへの対応は宇宙開発から復興支援に至る幅広い領域で各国間の協力が必要となります。
我が国としましては、一国のみでは困難な隕石災害研究・対策を将来的には複数国の
共同プロジェクトとして立ち上げることを構想しており、貴国にも参加して頂きたいと考えております。

国際機関以外の分野での交流も喜んで承諾致しましょう。
我が国も近年の隕石災害の増加に心を痛めていた所です。
隕石災害研究・対策の共同プロジェクトに是非とも参加させて頂きましょう。

また、我が国としては両国間での留学制度の構築を提案したく考えております。
貴国にはケーニヒスベルク大学に代表される様々な学び舎があると聞き及んでおります。
また、我が国には諸外国に留学し、留学先で見識を深めようと考えている熱意ある学生が沢山おります。
この事から、是非とも貴国へ留学生を派遣し、また貴国からの留学生を受け入れ、
両国の民間レベルでの相互理解を深めようと考えておりますが如何でしょうか？

ありがとうございます。多分野に渡る両国の提携は必ずやフリューゲル世界に資するものとなるでしょう。
また、我が国も留学制度の構築に賛同致します。これまで我が国は公式な留学制度は制定せず
大学側の自主性に任せる方針を取っておりましたが、近年の学制改革実施と並行して国家による
留学の後援を検討していたところです。両国間の学問交流の発展は我が国にとっても歓迎すべきものであります。

私の方は今回の訪問の目的も達成され、議題も尽きてしまいましたが、
ヴェルトミュラー総統から他に何か議題の提起はありますか？

私の方からはありません。
今回の会談では数ある実りがありました。
これらの実りを元に、更なる両国の関係深化を願っております。