龍鮮王国と蔡洲特別自治道の会談

蔡洲特別自治道道庁所在地蔡洲市

龍鮮王国議政府総理大臣姜英哲と蔡洲特別道知事権諸葛の会談

「はじめまして、権知事の就任をお祝いすると共に国王陛下への忠義と国民に対する仁愛をもって仕事をする関係になれることを期待しています。」

「此方こそ総理の就任をお祝い致します。分裂した龍鮮を統一した陛下への忠義は必要であり、愛すべき国民に対して粛々と政務を行うのは政治家の使命です。そして私も総理と国民を平和と繁栄へと導けるならば幸いです。」

「尹明策先生や崔永成先生の努力により龍鮮と蔡洲は再び一つの国となることができました。そして、今日、権知事と私は幸ある未来をつくるための一歩を踏み出したのです。

さて、蔡洲道視察の結果、インフラ指数は46、社会福祉指数は33と本国の水準に比べて大きな格差があることがわかりました。

これは座視することのできない問題であり、早急に取り組むべき課題であります。
本国は、インフラ整備のために建材2億トン、社会保障改善の為に20兆Vaの振興予算を計画していますが、知事は如何思われますか。」

「はい、それに関しては私たちも問題視しています。社会福祉に関しては前政権が財政赤字を理由に予算を大幅に減少させたことが原因です。また、インフラに関しても同様と思われます。社会民主主義を標榜とする私たちにとっては看過できるものでは無く、財源確保等も含めたロードマップを策定中です。内容としては元々の商品生産を増加させ、商業の規模も拡大する形です。しかしこれを行うと銀の生産が追い付かなくなる為にウラン鉱山の廃止は確定路線になることでしょう。そうなった場合の燃料の確保が現在の問題です。復興予算に関しては有難いものです。しかしながらいつまでも本国頼りも失礼でありますので先に述べました通り、今後は本国とは"対等な貿易関係"を構築するための努力をする所存です。」

「それは頼もしいものです。燃料の確保の件については本国でも協議を行いたいと思います。

さて、蔡洲は先ごろ(ターン17122)痛ましい震災に襲われました。犠牲になられた方々の御冥福をお祈りすると共に被災地支援の強化を約束させて頂きます。

そして、災害救助や怪獣・海賊対策のために龍鮮国軍より「蔡洲防衛隊」を創設し駐屯する計画を考えておりますが知事の意見をお聞かせください。」

「防衛もまた課題の一つです。防衛に関しては自治道内では様々な議論がありました。一つが本国からの駐屯軍です。賛同の声がありますが、"強い自治"を望む者などからの反対論も根強いのが現状です。また、警察の拡張をさせる案があります、つまり"自衛的な権限しか持たない軍"の設立です。これも賛否両論です。果てには平和を体現する自治道に軍隊はいらない、と言う意見もあります。私たちは先程にも話しました通り"庇護し、される関係"よりも"対等な貿易関係"を重視しております。なので警察の拡張、と言う案を考えております。然しながら駐屯軍の設置に反対、と言うわけでもありません。なぜならば自衛の問題は世論が割れている為、最も慎重に扱わなければならないものですので。」

「なるほど、我々為政者は民意を最優先しなければなりません。本国は蔡洲道の判断を尊重します。」

「判断に感謝致します。しかし、香麗民主連邦なる共産系勢力との戦争が始まりました故、会談を急ではありますが中断とさせて頂きます。また、蔡洲特別自治道としてはこの戦争は王国側を支持し、物資の支援を致します。万が一香麗民主連邦側が蔡洲の自由を侵すなら、抵抗する所存であります。」

「蔡洲特別自治道の支持と支援に感謝します。」