・マロン朝ヴァストークはファーノイエ自治共和国として再編される
・王族は1人の例外もなく死刑とする
・民選による自治共和国議会（定数500）を設置し議会はファーノイエ内での立法をノイエクルス憲法と自治共和国憲章に基づいて行う
・自治共和国憲章は民主主義、自然権の擁護、ノイエクルスへの忠誠、農業立国を基本原理におくものとする
・自治共和国議会による立法はノイエクルス本国により任命される統治院の合意を要する
・直接選挙による自治共和国代表を置き代表はファーノイエ内での行政を執り行う
・裁判所を設置し、最高裁判所は違憲立法審査権を持つ
・最高裁判所長官はノイエクルスによる任命とする。長官は全裁判官の任命権を持つ
・軍需工場、ミサイル基地は一切禁止とする
・上記に関連して怪獣退治はノイエクルスに全て要請し相応の代価を支払うものとする
・ファーノイエ自治共和国は農業国であるため現代都市は最大2都市までとする
・早期に選挙を実施し自治共和国議会の政党別構成比率と共和国代表の名前を報告せよ

ノイエクルス自由国ファーノイエ統治院

先の統治通告に加えて王政下で王国政府に協力していた全ての役人は公職追放とする。
また閣僚級の政府高官については追加で死刑に処すものとする。
ファーノイエにおけるマロン朝の王族と政府高官については処刑を確実に実行するためにノイエクルス国内で銃殺刑に処すものとする。
早急にリストを作成しノイエクルスへの送還を行うように。
また統治院は議会立法が適正に行われるよう監督するが、統治院と協力して自治共和国政府を監督するファーノイエ総督府を設置する。
総督府は統治院と協力してファーノイエにおける行政を監督する。
また警察組織については総督府直轄となる。総督はノイエクルスから派遣されるものとする。
最高裁判所長官任命権はノイエクルス議会が保有するがこの権限は総督に運用が委任されるものとする。

本条約はノイエクルス自由国による旧ヴァストークに対する統治命令を纏めたものでありヴァストークはリミッター発動による敗戦である事から本条約に対する一切の意義を申し立てず受諾するものとする。

・マロン朝ヴァストークはノイエクルス自由国に併合されその領域はファーノイエ自治共和国が統治する
・マロン朝の王族、閣僚級の王国政府高官は1人の例外もなく死刑とする
・死刑はノイエクルス本国内で実施される。このため対象者は全員本国へ送還される
・マロン朝王国政府の全役人は公職追放とする
・公用語はノイエクルス語とする
・自治共和国はノイエクルス領であるため本国憲法ならびに本国法が全域で適用される
・本国法と自治共和国法が衝突した場合本国法が優先される
・民主主義、自然権の擁護、ノイエクルスへの忠誠、農業立国を基盤とするファーノイエ自治共和国憲章を制定する
・民選による自治議会（定数500,一院制）を設置しファーノイエ内での立法を統治院の助言と賛同を得て行う
・統治院はノイエクルス議会により任命される
・直接選挙による自治共和国代表を選出し代表は総督府の助言と賛同を得て行政を統括する
・警察機構は総督府直轄とする
・ノイエクルス軍は必要に応じて総督府の指揮下に編入される
・ノイエクルスと同等の裁判制度を確立する
・自治共和国最高裁判所長官はノイエクルス本国が任命する
・ノイエクルスと同等の制度である事から全裁判官の任命権は最高裁長官が保持する
・軍事工場、ミサイル基地、防災都市、防衛施設は一切禁止とする
・上記に関連して怪獣退治は全てノイエクルス本国に依頼し相応の代価を支払うものとする
・ファーノイエ自治共和国は農業国であるため現代都市は最大2都市までとする
・ファーノイエ自治共和国における選挙と処刑者リストの作成は遅延なく実行されるべきであり早期に達成されるよう期待する

以上がノイエクルスによるファーノイエ併合の全条項である。

ノイエクルス政府は我国にもシュトゥルムにも戦争の帰趨を決定する戦力がないこと、長期にわたる戦争によって両国の疲弊が進んでいることからシュトゥルム・南夏側と停戦に向けた話し合いを行うことを求める。

貴国の示した条件について大統領府と国民議会における検討を行う。

議会から大統領府に送られた議決を以下に示す。

ノイエクルス国民の一般意思に基づき厳正な選挙により選出され神聖にして不可侵の国権を行使する全ノイエクルス国民を代表する世界でもっとも民主的なノイエクルス議会はシュトゥルム公国の恐れ多い要求に対し回答を行う。我々はシュトゥルム公国の貧しさを鑑み最大限の慈悲と慈しみと哀れみをもってこれに接しなければならないと考えた。ノイエクルスは豊かな土地でありシュトゥルムが隣国である以外神は全てをお与えになった。我々もシュトゥルムに対し与えられるものがあるであろう。かかるが故に、神聖なるノイエクルス議会はシュトゥルム公国に対し当然要求するべき145兆Vaの正当な権利について、最大45兆、3割までの減免を赦す慈悲深く寛大な恩赦を与えることにした。大統領府に対してはこの回答書の条件を一切変えることなくシュトゥルム公国に対し慈悲を示すように要請するものである。

以上である。

生憎だが貴国の回答は我々が期待していた回答とは地球とフリューゲルとの距離ほどの深遠が広がっており我々の慈悲を示すには値しないと考える。しかしながら貴国の誇る世界的にも稀な無能政治家が無い知恵を絞り絞って用意してきたであろうこの回答には、これ以上の惨劇を回避しようという意思だけは天体望遠鏡で覗かなければ見つからないほどの僅かな物ではあるが存在していると好意的解釈ができるので和平交渉の継続に関しては一考する。
本回答と我々の要求を対比検討し後日改めて妥協案を提示する。それを待たれたし。

以上

我々は貴国の回答と我々の要求の間を取り４５兆までは不本意ながら拠出する用意がある。貴国の回答を待つ。

ノイエクルスとしてはその額で妥協できないこともない。
ただし100兆未満の支払であるなら、資金でなくこちらの指定する物資を適切なレートで支払う現物払いにしていただきたい。

現物払いは可能であるが指定する物資とそのレートについては明確にしていただきたい。

我国としてはなるべく希少資源にて支払ってもらうことを主眼として居るため、弾薬、石油、酒、食料くらいの順番で考えている。
レートは最新の国際レートを元に算出予定である。
例えば弾薬なら、越後の砲弾取引価格が500Mt=5000億であることからその半分の500万トン=5000億を上限レートと考えている。
今回の減免により我国の供した砲弾が3分の1に値引かれたと考えられることから全体的にある程度の割引価格でレートを設定する予定である。

貴国の希望品目にある弾薬及び石油についてだがこれら軍事に直接関わる重要な戦略物資を和平交渉の取引に供するのはいかがなものかと考える。平和的解決を図るための交渉であるのだからそういった軍事色強い物資は省かれるべきではないだろうか。

国内では左派勢力を中心にシュツルムが軍事物資を持ち続ければ再びノイエに侵攻して来るという意見が優勢でありこの条件が飲まれなければ共産主義革命すら懸念される事態である。
また資金も含めて貴国の保有する物資の中で魅力のあるものは少なく、希少性の高い軍事物資以外ほとんど貴国から高レートで引き渡してもらいたいと思うものはない。

我々はここまでで大幅な譲歩を強いられており、これ以上の譲歩を貴国が望むのなら世論の動向から言ってその成果や交渉の可否については保障できる状況ではないことも参考までに申し上げておく。

シュツルム側がこれ以上交渉を引き延ばそうというのであれば我々としては交渉継続の意思なしとみなさざるを得ない。
したがって交渉期限を3010期に設定する。これまでに返答がない場合、自由国政府は貴国が交渉を打ち切ったと判断し必要な行動を取ることとなるだろう。

ノイエクルス政府が現在までに各国から借り入れている物資を記録する。
またノイエクルス政府はここに記載する資源についてシュトゥルムとの戦争が終結し経済的余裕が生じた後早期に支払を履行することを宣言する。

対ブリュノール共和国　燃料100億ガロン、石油15億バレル、食糧10億トン
対ブルグ・リシュット帝国　銀60000トン

80年1月

ヴァストーク王国はシュトゥルム保護下にあることを名目にシュトゥルムの不当な侵略戦争に燃料供与を通じて堂々と加担している。
現在シュトゥルムの侵略攻勢を受けているノイエクルスとしてはこの不正義を見逃すことが国民保護義務違反であることは明白である。
よってノイエクルス自由国政府は２６６６ターンを持ってヴァストーク王国に宣戦布告する。
開戦ターンはローカルルールに基づき２６７４ターンとなる。

我々、シュトゥルム公国は2653期73年9月を以てノイエクルス自由国に宣戦を布告する。
正当な理由無く他国の財産を掠め取ろうとする彼の国の傲慢な行いは断じて許されるべきでは無い。このような拝金主義国家を野放しにしておいてはいずれ忌むべき世界の病巣となることは明白、我々は断固として立ち上がり大病に至らぬ内に排除すべきである。

開戦はローカルルールに則り8ターン後の2661期となる。

南夏王国はエアスト条約を履行し
ノイエクルス自由国に対して
フリューゲル暦 2660期に宣戦を布告した。

ローカルルールに則り開戦は2668期となる。