ミッドガルド帝国をはじめFERU諸国などが近年我が国への不信を抱かれるのは無理からぬことです。
そもそも我が国は外部から見れば全く突然降ってわいたかのごとく突如として現れたのだからそれは無論いたし方のないことと思われます。

しかし思い出していただきたいのはコ連邦が情報を秘密警察の下に完全に統制していたことです。

第一にそれらによって外部にコロール人しかいないかのごとき情報戦略をとっていたこと、
第二に実際にコロール人及びそれと結びついた一部の過激分子による共同謀議によって秋津人をはじめ多くの民族が国家権力によって弾圧されていたということです。

また、ノイエクルス国から照会がありましたが、共産主義以前に旧コロールに存在していたコロール系政党はどこに行ったのかという質問ですが、共産党などの一部は自発的に解散したものの、ほとんどの政党は秋津系政党と合同合併し、多くは党幹部として現在も活動を続けております。

その他各国が情報開示を望まれるのであればできる限りそれを行いたいと思います。

それから以前水面下交渉での暴言がタヂカラオ国以外の諸国大使に対しても行われたというふうに受け取られかねないことにつきましては、これはまったくの誤解であり、当時の外交官当人に確認しましたところそのような意思は無かったとしております。しかしながらこのような誤解を生んでしまったことにつきましては非常に申し訳なく思い、皇国政府は最大限の謝意をこめて関係各国に謝罪をしたいと思います。