政府内で慎重に検討したのですが
中夏民国より加盟を要請されている東方共同体と
内容的に重なる部分が多く、我が国の立場が2重に制約を受けることに繋がりかねないと判断しました。

申し訳ありませんが、貴国と不可侵条約の以上の関係深化は
現状では我が国の国益になりそうにありません。

目的を一とせず、内容的にも東方共同体条約は外的防衛、本協定は内的防衛に特化しているので貴国の判断には疑問を覚えざるを得ませんが、貴国の最終的判断ならやむを得ません。

貴国の意見を踏まえ関係深化は中止したいと思います。

しかし、東方共同体加盟国である神桜皇国において怪獣討伐作業が遅れ都市部の被害が拡大していることを考慮すると、やはり貴国の判断は誤っていたと後世に語り継がれるのではないかと危惧しております。

協議を再開します。

我が国の提出した修正案で異論ございませんか？
よろしければ、署名願います。

国際情勢の変化を受け、
我が国は本条約に署名いたします。

                                      秋津政府外務省

我が国も署名します。

成蘭連邦王国外務長官　瀬沢行彦

早速ですが条約に基づき、国境警備隊の中型巡視船4隻を貴国海域に派遣し、監視任務に当たらせることを通告します。

472年5月17日　発効したものと確認します。

情勢の緊迫化を受け、巡視船4隻の帰還を通告する。

尚、我が国軍基地からの遠隔監視は継続するので条約の履行に大きな支障はないとみている。