タヂカラオ政府外務局による
旧「コロール社会主義共和国連邦」地域に樹立が宣言された「秋津皇国」政府に関する見解

332年6月の政変により旧コロール連邦地域に突如姿を現した秋津皇国政府はその由来が全く掴めない。
あらゆる外交文書、報道資料の分析を行った結果、コロール地域は当初ムスリムが大半を占め
カリフによる権威的統治が行われていた模様だが、その後共産党による独裁国家となったことが確認された。

問題となるのはこの後、冒頭に述べた332年の秋津皇国の出現である。末期のコロール政権は国際社会において挑発的、かつ礼を欠いた発言を繰り返しており、外交関係の悪化を恐れる国内勢力によって共産党が崩壊に追い込まれたと判断されるが、共産党の対抗勢力も、共産党の崩壊経緯も不明である。
加えて、その結果誕生した秋津皇国のルーツがまるで掴めない。それまでの情報で現在報道を賑わしている東アジア漢語圏の固有名は一切見られることは無かったし、政治の表舞台に登場した皇族のルーツも全く不明である。

公式文書にこのような書き方をしなければならないのは極めて遺憾であるが「秋津皇国」はコロール地域の示したきた歴史、政治、経済の流れから完全に独立した存在にしか見えず、客観的に言わせて頂いて正体不明である。現段階において通常の外交関係を結ぶことは困難であると判断する。

タヂカラオ政府外務局

フリューゲル暦333年4月19日

貴国の主張をかんがみるに非常に矛盾している点があるのでそれを指摘しよう。

１　貴国は我が皇国を旧コ連の後継国家ではないと認めた。つまりダヂカラオ国政府は旧コ連の悪行の数々の謝罪を秋津皇国に求めない。と解釈しうる。

２　我が国にムスリムが居住した歴史は無い。その根拠は一体どこに存在するのか？

３　皇国政府公式サイト(Wiki)にはコロール人が政権奪取をした経緯が記載されている。そもそもコロール人が多数の民族を抑圧して一民族主義に走ったということがどれほどのものか貴国が把握しているはずはあるまい。

４　百歩譲って我が皇国がコ連邦と歴史的に断絶されているとして我が秋津皇国は主権・国民・領土を持つ主権国家である。国家承認の否認はそれだけでも国家に対する侮辱であることを認識していただきたい。

５　独裁政権が崩壊し民主主義になった我が国に祝福の言葉くらいあってもよいというのにこの声明は甚だ遺憾である。

我が国の根本指針については別途記しました。
（雑談用スレッド）
既に貴国もご覧になられていることと思われます。

これ以上のこちらでの論争は事態をややこしくするだけと判断し、停止を提案致します。それでも回答を欲すると仰られるのであれば国際社会に身を置く国家の責任として、可能な限りお答え致しましょう。

今後、タヂカラオは貴政府が支配する旧コロール地域に関してはその行動そのものによって対応を決定することとなるでしょう。

タヂカラオ政府外務局

フリューゲル暦333年6月18日