越後幕府　老中：長谷川宗右衛門と申します。
ヴァストーク貿易省殿、交渉の場を頂き有難く存じます。

　貴国からの銀輸出に対し、当国の商品輸出による貿易提携についてのご相談ですが、双方の国勢事情もありますので歩み寄りの方向で協議を重ねて行きたいと考えております。

　当国は工業大国を目指し国勢を調整しているゆえに、相当の銀と燃料の消費を避けて通ることが出来ず銀産出国への友好的な貿易を望むものであります。
　しかし、各国の商品自給率が高いために商品流通事情が思わしくなく資金調達に苦慮しております。資源輸入の際の支払を商品で賄うことに賛同していただけるとの事で今回の協議に挑みました。
　ただ、貴国の採掘事情等も考慮した上での提携を進めて行きたいと思うゆえ、次の提案を叩き台として発案いたします。

貴国の銀備蓄残量の３分の１以内および１回の取引量上限を銀30000㌧としたした上で、取引レート銀10000㌧：商品30000億va相当とする。
取引時期については、定期、不定期を双方で協議する。
現状では貴国の商品需要が安定していることから不定期で提携する方が良いと推測されるが如何でしょうか？
レート、数量に関しても双方の協議により更新していければと考えております。

貴国からのご提案をお待ちしております。