ご意見を頂きありがとうございます。農業組合の方からの助言は実に有り難く、参考にさせて頂きました。
1.利益分配に関して
まず、我が国の予定している利益の扱い方としては、
資源国→(資源)→製造国→(製造物)→購入国
という流れです。この際、資源を自給出来る国ならば資源をわざわざ購入する必要はありませんが。
そしてここが重要なのですが、製造国が資源国より資源の輸出を受けた時点で、製造国より資源分の代価を支払うことを考えております。
ならば普通の取引と変わらず、敢えて組合の中に参加を願う必要はないのではないか、という思いを抱かれるかも知れません。
これについては、我が国としては明確な形で安定した輸出先を得られることによる資源国の振興ともう一つ、鋼鉄や石材といった資源の定期輸送化を考えているのです。
現在、世界的に見てそれらの資源を定期輸送で取り扱っている例はほぼありません。これは銀や燃料などと違って備蓄限界を超える可能性が高く、同時に常に必要とされる資源では無いと言うのも理由なのではないでしょうか?
これは確かに道理ではあるのですが、同時に資源供給から安定さが失われ、製造国としてもやはり安定した生産が難しくなっているのではないかと思います。ですが、きちんとした制度を設定し、また組合と言う形で一定の需要が見込まれるようになれば、定期輸送化も不可能ではないと考えておりますし、これにより前述した問題点も解消出来るのではないでしょうか。
利益の公平性については、我が国としては大きな差はないと考えます。
なぜなら、製造国側の負担は確かに仰る通り小さなものではありませんが、かといって、実際に製造を行っている我が国としてはそこまで大きなものとも考えておりません。そして、資源国としても極めて貴重な鉱山資源を一つ使用して資源を提供してくれていることを思えば、負担に大きな差異はないのではないでしょうか?
とはいえ、この点に関しては様々な国からの意見を必要とする点ではありますが。
2.食肉について
食肉に関してですが、我が国としては製造物ということで取り扱う品目の一つと含めました。想定する対象としては農業組合に参加し得るだけの農業規模を持ってはいないが、食肉を生産して販売しようと思える程度の規模はある国家を考えています。
ですが、やはりこのような国は少ないでしょう。我が国としても希望する国家が現れなければ強いて利用品目にしようとは考えておりませんし、あくまでも主品目は建材を予定しております。