本当に長ったらしいので貴国の回答文を引用しつつ反論を行うこととします。
・『対価を払わないのではなく、そのような契約なのだがら問題は無い』
対価を払わないという契約内容、それ自体が"搾取"に値するというのが当国の認識であります。
このような状況が放置されるのであれば、これを先例として他の中小国家にも同じ状況が生ずる事を憂慮せねばなりません。
・『最近届いていないことの確認と、定期輸送入力欄の再確認をしたまでだ。』
ならば聞かせて頂きたいのですが、これらの事由は何故機密通信によって隠密裏に為されねばならなかったのでしょうか?
貴国が自身の主張の何処にも非がないと考えているのであれば正々堂々、公開通信を通して行えばよいものです。
そしてそれを行えなかった貴国には何らかの後ろめたい事情があるのでは?と疑われるのはやむを得ぬことでしょう。
・『我が国とフィターレ共和国との間で話し合われ、収束を見たのだから、この問題に関しては既に我が国とフィターレとの間で合意がなされていると解釈する。』
前回の協議においては自由経済連合掲示板においてその加盟国と共に行われたと当国は認識しています。
つまりこれは貴国とフィターレ共和国の間でのみ行われた協議ではなく二カ国間での合意になんら意味などない事がお分かりいただけるかと思います。
・『貴国、あるいはFEUが介入するならば、これは我が国とフィターレ共和国との話し合いがどちらかにとって不本意な結果に終わり、その結果が不当なものでかつどちらかの国より要請があった場合に初めて行われるべきではないだろうか?』
当国が本案件に介入を開始したのは貴国とフィターレ共和国間の輸送再開以後であります。
輸送が再開された時点で貴国とフィターレ共和国の間に対価についての協議は一切行われておりませんでした。
対価に関する交渉が持たれたのは当国を含む他国側の貴国に対する抗議以降であります。
始まってもいない協議が不本意な結果に終わる、という状況は考えられない事です。
貴国の不適切極まりない場違いな状況認識は誠に遺憾であります。
・『貴国が何を根拠に(秘密主義的な取引の実行を訴え)何が不当であるかを提示いただきたい。また、これは貴国による内政干渉(=一度終結した問題に対して、第3国である貴国が介入すること)と捕らえてよろしいだろうか』
まず前半については公開されている全ての情報の何処を探してもフィターレ共和国がマグザム共和国に対し
燃料を無償で輸送する理由を見つける事が出来なかったからであります。
その過程において、フィターレ共和国宛に機密通信が送られていた事を探知した為
その因果関係を当国より問い合わせましたのが全ての事の始まりです。
後半については貴国の見識の低さは当国にとっても、誠に頭が痛いと言わざるを得ません。
フィターレ共和国とマグザム共和国の間に持たれる取引が両国政府の意向によって
持たれている外交的事案であることは明白です。
そこに第三国が介入をしたとしても貴国の主権になんら影響を及ぼす事は無く
内政干渉にはなり得ないでしょう。
どこまでが自国内でどこからがそうでないのか、適切に認識していただきたく思います。
[総括]
『・先払い契約だから問題はないという認識』
契約が『契約』と呼ぶに相応しくないと当国は認識しています。
だから"搾取"であると非難しているということがお分かり頂けるでしょうか。
貴国の主張する契約がフィターレ共和国になんら利をもたらしていない事一つを取っても明らかです。
マグザム共和国のみが利益を得続けるこの体制は問題ではないのでしょうか?
『・秘密取引に関しては改善するよう前向きに検討する』
この一点に関してのみ当国は貴国の対応を評価致します。
当国としてはかねてより情報開示のない秘密主義的取引は、閉塞的な貿易活動の助長となって物流を阻害し、世界経済を衰退させる要因であると考えています。
この点に関しては今後の動向によって貴国の誠意が証明されれる事になるだろうと考えます。
『・2国間のことでありフィターレからの申し立てが無く状況での貴国の申し出に困惑している』
貴国とフィターレ共和国の間にはかなりの国力差がある。これを利した外交的圧力によりフィターレ共和国側に発言権が無い事を憂慮した為であります。
特に当国としてはこれまでの貴国との関係において残念ながら良好とは言えず具体的行動が示されない限り貴国を信用することができません。
それに加え、本非難声明に加わっていない他国から同様ないし類似する要求が貴国に対して行われている事を踏まえても状況は2国間において解決できる状況とは言い難いと考えます。