確かに貴国の指示で独立を画策したという証拠はない。それについては我々も言及はしないだろう。ならばマルセル・フンクの処刑については貴国もそれ以上追求すべきではない。
しかし広州には共産党軍、当時は人民解放軍と呼ばれていたが、その在留部隊を最初に襲撃したのはどこだったかもう忘れたのか?祆教集団が基地を襲撃したところから始まったのだ。本来庇護を求めるべきだった彼らを襲撃したのだ。広州は広大な農業地帯で共産党の主要な産業拠点であり、この地域を併合することは共産党の権益に反すると、当然気づいていたはずである。また、貴国は内戦中に国民政府に対して共産党撃滅を提案された。とすれば、貴国もまた共産党政府に背反するという意味で第1条違反を犯したことになる。誰も裁かれていない貴国の罪は消えていない。