フリューゲル経済圏連合(Fluegel Economic Region Union)

21:Re: 我が国が貴国の野望を叶えさせたい
 05/02 05:33

ブリュノール共和国のシャイボ共和国に対する提案は当国の今後の方針にも深く関わってくるものと
思われるのでこの場を借りて当国政府の見解を述べさせていただきます。

ブリュノール共和国の今回の行いはあまり褒められるものとは言えないでしょう。
意気込みは認めますが、事前の打診によって交渉開始がほぼ纏まっていた所に横槍を入れるが如き
今回の提案は当国とブリュノール共和国双方の、場合によってはシャイボ共和国をも巻き込んで
各国の感情に要らぬ摩擦を生じかねない行為と考えます。
この事が起った事により今回の交渉が当国に転ぶにせよブリュノールに転ぶにせよそれは明らかです。
友好を求める国家であるならばより摩擦のない別のアプローチがあったのではないでしょうか?

またブリュノール共和国は多年に渡り農業国の存在意義が見限られた世界の中で居場所を無くし
復興を断念していたという話ですが、我々はその世界の中でも自発的に農業政策の推進という道を取り
建国以来、これを堅持し発展してきました。
『必要とされる国家がいるのであれば話は別だ』とブリュノールは主張しているようですが
同国の輸出先は件のバーミンガム共和国だけでは無いにも関わらず、復興の断念という名分の下で
国土を荒廃させてきた背景からはその主張が本当であるのか疑わしく思わざるを得ない所であります。

そして我々は別段、『世界唯一の農業国』と銘打って農業政策を進めてきた訳ではありませんので
その点でもブリュノールの主張する所はいささか首を傾げるところであります。世界一でも宇宙一でも構いませんが
当国はそのような象徴的な物を目指して農業政策を奨励している訳ではなく、仮にそのような国になったと
してもそれは国政の結果の一つでしかないということになるでしょう。
ブリュノール共和国は生産高という実績を売りにしているようですが、アウトソーシングの主眼となるものは
シャイボ共和国の需要を満たす食糧の生産・輸送を確実に履行する事であり、それが可能であれば規模の多寡は
大した問題ではないと考えます。

以上が我々の見解であり、これらを考慮した上でシャイボ共和国の決断が下る事を期待します。
そして願わくば交渉の打診を受諾した当初の方針を維持できる事を望みます。



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